免疫細胞療法を受ける際に知っておくべく、キャンサーメカニズムとその対策 | がん免疫活性化治療+ビタミンC点滴+標準治療成功日記クン。”キャンサーを生き抜く仲間の会” 沼袋健太(生き抜く!と確信しましょう)

がん免疫活性化治療+ビタミンC点滴+標準治療成功日記クン。”キャンサーを生き抜く仲間の会” 沼袋健太(生き抜く!と確信しましょう)

全国のキャンサー患者様とそのご家族様、そしてキャンサー予防に心がけていらっしゃる方に、自身の体験・実践・実績・学習を踏まえて、情報発信し、
皆様に勇気と希望を与え、貢献させていただくことができればと、
ブログを立ち上げました。よろしくお願いします。

こんにちは。


これまで、免疫細胞療法の種類やキャンサーを殺傷するメカニズムと

私自身の効果実績を述べてきましたが、

ここで、一旦、整理をして、

免疫細胞療法を受ける際に知っておくべく、キャンサーメカニズムとその対策について、

最新の知識を述べておきます。


何故なら、ほとんどの医師が標準治療に染まっていて、

患者から免疫細胞療法を受けたいと申し出ても、

診療情報提供書の作成に非協力だったり、

あんなものは効果がないと、

未だに20年前の頭に染まっている医師が80%くらいだからです。


つまり、多くの医師は最新情報を知らないで、

免疫細胞療法について、コメントします。


では、以下に説明しましょう。


1.キャンサーとは

  60兆個の細胞のDNAの中に存在する3万個ほどの遺伝子のどれかが、

  傷つき変異して、異常細胞となり、ぞれが際限なく増殖し、

  正常細胞を浸潤し、栄養を奪い、最悪には宿主を死なせてしまいます。


2.しかし、遺伝子が変異しても、すぐにはキャンサー細胞にはなりません。

  それは、がん抑制遺伝子があり、変異遺伝子を修復します。


3.その遺伝子までもが、有害物質や強力な放射線、強力な電磁波、強度なストレスにより、

  傷つき働かなくなると、いよいよキャンサー細胞へとなります。


4.しかし、まだ大丈夫。キャンサー細胞が1日5000個程度35歳以上の人は

  できてきますが、まだまだ1mにも満たないうちは、

  体内の免疫機能で、それらを殺傷します。

  だから、がんという目に見える塊にならないレベルで、どんどん掃討されているのです。


5.その免疫細胞の種類がリンパ球で、更に細分化すると、

  1)αβT細胞(ヘルパーT細胞+キラーT細胞)

  2)ナチュラルキラー細胞

  3)γδT細胞

  4)樹状細胞

  などがあります。


6.ということで、抗がん剤、分子標的薬以外に免疫細胞療法や超高濃度ビタミンC点滴療法を

  合わせて使うと、長期共存または完治も期待できるという理論になります。


7.抗がん剤は通常、キャンサー細胞のDNA複写阻害をし、増殖に抑制をかけます。

  従い、一旦キャンサーは退縮します。

  しかし、ある程度の塊(2mm程度以上)になると、完全殺傷はできません。

  つまり、いつか抗がん剤への耐性をもち、効果が薄れ、再び増殖してきます。

  また、増殖スピードの異常に早い細胞にめがけていく特性があるため、

  キャンサーだけでなく、正常細胞の成長スピードの早いものまで、

  攻撃してしまいます。

  それが、毛根細胞や骨髄細胞(免疫細胞をつくるところ)です。

  ⇒副作用が強くでてしまう。


  ※空中から、原爆やクラスター爆弾を落とし、敵も味方の一部も大雑把に

   大量に殺傷する手法です。


8.分子標的薬は、キャンサー細胞に特異的出ているたんぱく質をターゲットに

  そのたんぱく質をブロックして、キャンサーの働きにストップをかける薬です。


  ※こちらは、特異的な働きをするがんたんぱくのみをブロックするため、

   正常細胞へのダメージは比較的少なく、副作用も比較的少ないのが特徴です。

   いわば、車の車輪の一つをパンクさせてしまい、車が走らなくさせるというイメージ。

   一方、抗がん剤は、空中から敵の車めがけて、爆弾を落として、

   敵の車は大破。しかし、その周辺のなんの罪もない一般人も爆風や破片で

   やられてしまうというイメージです。



9.従い、分子標的薬が使用できる遺伝子変異がある患者さんは、

  分子標的薬により、キャンサー殺傷、アポトーシス、抑制をかけ、

  退縮させる、うまくいけば、消滅させることを第一選択とします。

  これは、標準治療ですから、保険対象です。


10.しかし、分子標的薬を使用しても完全に殺傷、消滅とまでは、

   確率的には非常に低く、時間と投与回数が増えると、

   キャンサーも生き延びるために、その分子標的薬に対して、

   耐性ができます。

   つまり、効果が薄れるというわけなんです。


11.では、更にどうすれば、治療効果をアップできるのか?

   それは、ずばり、抗がん剤や分子標的薬で弱った退縮したキャンサー細胞に、

   免疫細胞によって、とどめを刺すわけです。

   もしくは、なんとか、キャンサー細胞と拮抗的戦いをして、それ以上成長させないように

   するという理論です。

   ⇒これが、通称、免疫細胞療法、がんワクチンと呼ばれるものです。

    副作用がほとんどありません。耐性もできません。


12.免疫細胞療法は、自身の免疫細胞(リンパ球)を取り出し、数百倍~数千倍に培養して、

   体内にもどし、キャンサーを殺傷する手法です。

   量と活性度合いを強化することで、キャンサーに挑み、殺傷するわけです。



13.では、何故、こんなに素晴らしい、理論をもった免疫細胞療法が

   完全ではないのか?一筋縄にいかないのか?

   奏効率20%程度といわれるのか?なかなか保険適用にならないのか?


14.それは、キャンサーの生き延びる知恵にあります。


15.キャンサーが免疫から逃れるためにやることが大きく二つあります。

   1)免疫細胞の活性化に抑制をかける物質(悪玉サイトカイン)を放出し、

     免疫の攻撃レベルをダウンさせます。

   2)免疫細胞が、キャンサー細胞をターゲットにするための見分けるがん抗原を

     がんが細胞の表面から隠して、のっぺらぼうになります。

    ⇒こうなると、リンパ球は目印がないのため、攻撃対象を判断できなくなります。

     つまり、すぐそばにいても攻撃しなくなる。


16.では、上記15.の対策法は?・・・最新の手法です。

   1)の免疫細胞の活性化に抑制をかける物質(悪玉サイトカイン)を放出し、

     免疫の攻撃レベルをダウンさせます。

     ⇒T-reg細胞からの免疫抑制物質の放出を抑制させます。

      ①超高濃度ビタミンC点滴療法がその働きをするのです。 

       これは大きな補完になります。

      ②福島県立医科大学、島根医科大学の臨床で、どうもキノコの菌糸体にもその

       効果があることが分かってきました。


   2)免疫細胞が、キャンサー細胞をターゲットにするための見分けるがん抗原を

     がんが細胞の表面から隠して、のっぺらぼうになります。

    ⇒最新情報です!!

      てんかん治療薬で古くからある「デパケン」を、免疫細胞療法をうける前々日から当日、

      そして翌々日までの計5日間ほど、1日200mgを服用すると、

      がんの表面に、リンパ球やNK細胞が攻撃ターゲットとしやすすくなる、

      抗原たんんぱくが浮き出てくることが分かってきました。


      免疫細胞療法が一番効果があるキャンサーは脳腫瘍なんです。

      脳腫瘍の患者さんは進行してくるとけいれんを起こすことがあるため、

      「デパケン」を服用します。

      そこから、「デパケン」を免疫細胞療法の前後計5日間程度、

      少量服用するという仮説が成り立ち、

      実際の臨床現場でも効果がでてきました。


      1日200mgなら、疼痛緩和でも処方する量なので、

      てんかんでない患者さんでも、問題ありません。

      副作用はまずないでしょう。


17.ほかに、免疫細胞療法を効率化するために、自身のがん抗原の種類を

   チェックし、その種類の人工抗原を樹状細胞に記憶させる方法をとると

   より効果的です。

   がん抗原の主な種類は

   1)WT-1

   2)MHCCLASS-1

   3)MUC-1

   4)Her-2

   5)MAJE-1,2,3,4

がありますので、どのたんぱく抗原が自身のがん細胞から発現しているかを

  必ずチェックしましょう。


   ちなみに、樹状細胞療法を実施せずとも

   2)MHCCLASS-1が発現していると、αβT細胞療法が効果的です。

   2)MHCCLASS-1が発現していないと、γδT細胞療法または、NK細胞療法が

   効果的です。

   *これは、京都大学医学部の研究チームが論文発表しています。



  ※ただし、前述16.-1)と2)をしっかり対策を打っておきながら実施が重要です。



18.尚、超高濃度ビタミンC点滴療法は、免疫細胞抑制物質の放出抑制効果以外に

   代謝の過程で、過酸化水素水となり、これを中和できない(カタラーゼをほとんど持たない)

   キャンサー細胞はアポトーシス(自滅)します。

   ※補完効果として、是非活用していくべきでしょう。

    なんといっても、安価です!


19.最後に、培養した免疫が活性化するための生活環境は、ゆったりし、

   身体をあたためることです。そして、よく寝て、よく笑うことです!!


   ストレスが多いと、リンパ球はがんを攻撃するパーフォリンやグランザイムを

   放出しにくくなります。

   副交感神経優位の生活スタイルにしましょう。


   鍼灸、足裏マッサージ、温泉などは、副交感神経優位になりますから、

   補完的に積極的にとりいれていくべきでしょう。


20.DNA阻害型抗がん剤は、私は2剤までにしたほうがいいと確信します。

   一つは新生血管阻害のアバスチン。

   あとはタキソール系か、プラチナ系で1剤。

   3剤は正常細胞へのダメージが大きすぎます。

   私自身、3剤を4クールも経験しているので、実体験上そう考えます。


   分指標的薬以外の標準治療で、ほかには、

   アバスチン(これは分子標的薬)+アリムタ

   ジェムザール

   などの代謝拮抗薬は副作用も少ないので、

   分子標的薬対象外の患者さんはお薦めです。



☆わたしは、目下


 1)アバスチン+アリムタの2剤併用:副作用ほとんどなし。脱毛無し

 2)免疫細胞療法(γδT細胞または、NK細胞療法)

 3)キノコ菌糸体服用

 4)超高濃度ビタミンC点滴療法

 5)デパケン服用も検討中


 (私は、対象外ですが、温熱療法のハイパーサーミアもお薦めです。保険適用です)


  *いま、瀬田クリニックで、私のキャンサー細胞の表面に発現している

   がんたんぱく抗原の種類

   1)WT-1

   2)MHCCLASS-1

   3)MUC-1

   4)Her-2

   5)MAJE-1,

   を調べてもらってます。


以上です。


ここまで、最新の研究でわかってきたんですヨ^^


ほとんどの医師が勉強不足で知らない先進医療情報です。



ということで、

やはり、免疫細胞療法・ワクチン療法、超高濃度ビタミンC点滴療法は、

標準治療と合わせて行えば、

ステージの進んだキャンサーや再発キャンサー患者は、

がんを生き抜けるという理論です!!


イピリムマブも承認間近です。

最先端のピンポイント陽子線治療(多発がんにも適用)の承認もあと数年です。


皆さん、大丈夫です!生き抜きましょう^^



免疫細胞療法成功日記クンより