ジェルビーニョ、ソングのサスペンション。キャプテンの放出、ナスリも放出間近。主力が抜けていき、核となるべき選手の怪我やサスペンション。そして相手は新戦力が力を少しずつ発揮しつつあるリバプール。現地メディアはアーセナルの不利を報じている。その通り不利になるのは確実なのだがここでアーセナルが踏ん張れれば今後のリーグ戦に向けて大きな経験となる。これ以上ないくらいの不運が重なっている現状を打破してくれるのは誰なのだろうかと考えると、日本人的には宮市となるのだろう。だが、私はテオウォルコットに期待したい。そろそろやってくれないと困る選手であるのには変わりない。彼の力を発揮し切れていない今までだが、今年は開花してもらいたい。リバプール戦でも先発になるだろう彼がこの試合の少ないチャンスを決め切れればアーセナルは勝利を収めることができるのだが、その可能性は限りなく低い。
ニューカッスル戦、ウディネーゼ戦を見て、明らかに去年と違うなと思ったのは中盤での制圧力。選手が抜けたので仕方ないがロシツキにもっとボールを集めてチームを組み立ててほしい。私は今年のアーセナルのスタイルとしてカウンターを主体にしてもいい。勝てる最善の策がカウンターならそれを受け入れる。パスを回すアーセナルが好きで、エレガントなフットボールを期待しているのだが。その前にアーセナルというフットボールクラブが好きな訳なのでスタイルどうこうで好きになるとか嫌いになるとかは関係がない。支配率が低くとも、勝てればいい。とにかくタイトルをほしい。今日の試合は自分たちの価値を示すいい機会。フリンポンやジェンキンソンには赤いユニフォームの誇りを胸に思いっきり暴れてほしい。

グナーの皆さんにはわかってもらえると思うが、今年になってシュチェスニーがクリアをせずにボールをつなぐシーンが多いように思える。