サッカー

今日はお楽しみのサッカー大会・点を取るぞ!!と意気込む坊主

1月26日、小雨そぼ降る生憎のお天気の中、うちの坊主の参加する「うるま市幼年サッカー大会」が行われた。参加18チーム、石川地区の幼稚園、保育園の為の大会だ。坊主の通う宮森幼稚園は、一月程前から、サッカーの上手なお父さんに指導されて、結構気合が入っていた。坊主は身体を動かす事が大好きで、中でも徒競争とサッカーが一番のお気に入り。この大会をとても楽しみにしていたようだ。そしてサッカージョーグーな俺もこの日が来るのを指折り数えるほど、超楽しみにしていた。9時のキックオフよりかなり早く会場入りした俺は、監督でもある指導して頂いたお父さんに呼びとめられた。「龍吾くんのお父さんですか?」「はいはい、この度は子供達にご指導のほど、ありがとうございました」「いやいや、ところで龍吾くん、頼りにしてますよー」「へ?」何とポジション表を拝見すると、4‐4‐2の中盤、ダイヤモンド型に並べたMFのトップ下、日本代表でいえば中村俊輔、バルサでいえばロナウジーニョ、ドイツ代表でいえばバラックという所謂司令塔、とても重要なポジションなのである。「龍吾くんを含めて、前線の3名は交代無しで固定して勝ちにいきますから!!」「宜しく、是非とも勝たせてやって下さい、監督っっ!!」と始まる前から熱い親父連中であった。そして結果はというと、前線の3名の活躍と堅いディフェンス陣の好守で予選リーグ2勝、2‐0、1‐0という快挙であった。うちの坊主も1得点、1アシストとまぁまぁの活躍をみせた。が、しかし。結果は5チームで組まれたA組の中から1チームだけが決勝トーナメントに進めるという過酷な条件の為、得失点差で予選リーグ敗退という厳しいものであった。勝ちあがったチームとは対戦が無く、もし対戦していたら良い勝負になったと思うだけに甚だ遺憾である。子供達は負けていないのに予選リーグ敗退という結果を納得できず、中には泣き出す子供もいた。俺は坊主に理由を説明したがどーやら彼も充分には納得できないようで目に涙を一杯に溜めながら俺の言葉を聞いていた。いいか、坊主、これがサッカーだ。強いチームが勝つとは限らず、最後まで手を抜く事無く、得点を追い求めなければならない。サッカーはある意味、人生にも似ているのだ。