go up to Tsubakuro 2
なんとなく前回の流れでサザエさんパロってみました。
絵心ゼロ。
さてさて
シャーからでしたね。
シャー
ちなみにここの合戦小屋は夏にスイカが売られてる事で有名らしい。
僕らが行った時は雪で全部うもってて、雪がそこだけ盛り上がってるぐらいにしか見えませんでした。
タネまでは食べられないスイカバー食いたかった。
ここからはさえぎる木が無いので完全に風に吹きさらし。
ラスト二時間
高低差300mのラストスパートが始まります。
道が見えなかった場合は、登りは旗のすぐ左側を、下りは旗の右側を歩けば安全に歩けます。
地形図見て、自分達の位置を確認。
合戦小屋までの傾斜に比べると少しなだらかにはなるけど、さすがにそこまでの疲労&酸素が薄くなった事で一気にスピードダウン。
一面白色の道を、ただひたすら前の誰かがつけたアイゼンの足跡に自分の足を合わせて無心で登る。
キツかった~
しかし、
またもや奇跡が。
息が上がるのと足の疲労を押し殺してひたすら登り続けてると、ある瞬間
ぷつんっ
と体が軽くなった。
視界も広くなった。
空も飛べる気がした。
三つ目うそ。
どんだけ歩いても全くキツくない。
これサッカーやってた時、何度か経験した事あるぞ。
そう、おそらくランニングハイならぬ、クライミングハイになったのです。
マリオのスター取った時の、あの音が流れてました。
トゥントゥントゥントゥルン。。。
ですが、今回はチームで来てるんです。
僕だけ先に行ってはいけません。
気づいたら2人と距離が少し離れてしまっていたので、合戦小屋でチャンさんに習った耐風姿勢で待つ事に。
耐風姿勢とは、立ってられないほどの強風がふいた時に
ピッケルを自分の前の地面に刺し、両膝を地面につき、ピッケルと両膝の三点で安定した姿勢をとる事。
耐風姿勢で少し待ってると、なぜか僕は小学校の教室にいました。
そう、疲労で眠過ぎていつの間にか僕は数秒寝てたのです。
しかも夢まで。
いかんいかん、飛ばされる。
あっ、別に風吹いてないや。
その時ヤスさんが写真撮ってくれてたのでもらったら載っけますね。
そんなこんなで二時間なんとか踏ん張り、
ついに山小屋に!
やったー
入口で温かいお茶出してくれました。
嬉しかった~
山小屋こんな感じ
こんな感じのがたくさんあって、全部使うと600人収容出来るんだって!
すげっ
当然の事ながらお風呂はないので、おしるこ作って体温め
ビールで乾杯し、
カレー作って
がっついて
三杯目にさしかかった時
山小屋から年越しそばと日本酒のプレゼント。
あっ、今日大晦日なんだ。
もうそれどころじゃなくて、忘れてた。
ホッとした僕らは山小屋で仲良くなった人と宴会スタート。
気圧が高いから酔う酔う。
いつの間にか出来上がってしまったけど、とりあえずカウントダウンの時だけ~っと思って外に出て、マイナス18.5度で年越し。
酔いは一気に冷め、次の日のこの山行のメインである初日の出のために即就寝。
1月1日 5時半起床
完全に日本酒残っとるがね。
アタマイタイ。。
6時45分が日の出時刻らしいので、気合いで下山の準備をし、6時15分から外でスタンバイ。
え~っと
完全に曇ってます。吹雪いてます。
みんな諦め山小屋にもどる。
しかーし、信じる者は救われる
と思う。
奇跡を信じて、ひたすら待つ。
眉毛が凍り、まつ毛が凍り、20分が過ぎ、
あ~奇跡もここまでか~ と思った瞬間
あれ、
ひらけた
正直、もうこっからの数秒は圧倒され過ぎてあまり覚えてません。
ブフォッ
ブブフォッ
ブブブフォッ
キーン
涙が勝手に出てました。
言葉になりません。
奇跡です。
二日酔い?
僕は今この感動に酔ってますけど?
もうこんなもん見てまったら、今年の運全部使い果たしたか、相当いい年かどっちかっすね。
来て良かった~
その後、予定では朝登るはずだった燕岳の山頂は吹雪いて登れないと判断。
というか、もう満足。
ここからは楽しい下山道。
一気に下ります。
本当に楽しいんです、下山って。
特に雪山は格別。
雪がクッションになって膝にもこない。
見えます?奥の方に富士山が!
竜が登ってるみたいじゃない?
あっ
という間に、中房温泉到着。
帰ってきたぞー!
っと喜ぶのもつかの間
少しずつ飽きてくる長ーい
雪が積もってるだけの普通の道路が14kmも続くのでした。
いや~ながながとお付き合い頂いきありがとうございます。
なんて言うか、
山が本当にいいものだって事を伝えたかったんです。
山は辛いし、怖いし、もうなんでこんな事してんだろって思うぐらい大変な時あるけど、そんな事一瞬で吹っ飛んじゃうぐらいデッカい感動が待ってるんです。
あり得ない景色だったり、達成感だったり、冒険してるってワクワク感だったり。。
上げればきりがありゃぁせん。
僕が友達に登山イイから行こって誘うと、みんな
どう言うとこがイイの? って聞いてきます。
それに対して僕はいつもこう言います。
「行けばわかるから。」
行けばわかります。
なので、僕らみたいに登山行こうよって何度も誘ってくるドMの登山おバカさんに誘われたらダマされたと思って一度のっかっちゃってみてください。
たくさん待ってますよ。
おーし、
ほんじゃま、改めていきますかー
登山最高ー!
もだけど、
今年も頑張りましょー!