読者の皆様こんばんは。雁木師でございます。今日は書籍のご紹介をしたいと思います。紹介に入る前に、最近の将棋本についてお話したいと思います。
前にも話したことがありましたが、私は2~3ヵ月に1度のペースで「遠征」に行き、実際に盤を挟んで将棋を指す機会を確保しています。最近はコロナウイルスの影響もあり自粛中で、最後に「遠征」に行った昨年12月のこと。遠征先の席主さんと将棋本の話で盛り上がっていた時に、席主さんがこんなことを言いました。
「最近の将棋の本はマニアックすぎる」
ここでいう「マニアック」とは扱うテーマが細分化されていることを意味します。最近の場合だと、矢倉なら「☗6七金左型」に特化した書籍が出されました。角換わりなら腰掛け銀に特化した本も出ています。このように、戦型別に見ても「矢倉」「角換わり」「相掛かり」といった大まかなくくりではなく、そこから派生して「角換わり」の「腰掛け銀☗4八金・☗2九飛型」というように戦法のとある局面を指定して重点的に解説した本もあります。
私はこれまで何冊かではあるものの、戦法の書籍を紹介してきました。ただ最近思うのは、「マニアック」と言われるほど細分化はされていないものの、どうも特定の戦法に特化した書籍ばかり紹介しているような気がしています。もっと大まかなくくりの本はないものかというわけで、今回紹介した書籍に行きついたわけです。
さて、前置きが長くなりましたので書籍の紹介に入ります。
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