ふと見ると、入って来た時の勢いから想像していたのとは全く正反対の、ボーイッシュではあるがとてもしっとりとした女性らしい方が、小首を傾げてこちらを向いて微笑んでいる。

切れ長の目、細面だが、その唇は肉付きが良くポッテリとしている。髪は昔で云うところのウルフカット。。。今だとシャギー?・・・よう判らんが要するにショートで襟足が目立つ、太めの方にはあまり似合わない髪型だ。

つまり、この方は適度に『痩せている』のだが、こういう人に限って「ダイエットしなくっちゃ」とか言っていたりする。現にこの人も店のママと「ノンカーボン」だとか「糖質カット」とか、そっち方面の話をしている。

「でさ、2週間で2キロ減って、ウエストが7センチ細くなったの!」

『あんた、それ以上痩せてどうすんのよ』

「だって昔の服とかもったいないしさ」

『あんたの”昔”って何年前よ?!』


多分、2~3年くらい前なんだろうな。。。


(つづく)

さて、地元の話を少し。

池袋から西へ伸びる私鉄と言えば東武と西武があるが、東武は元々東京下町から日光辺りまでをテリトリーとした、練馬区民からみれば言わば『新参者』である。

有楽町線と乗り入れた辺りからやや改善されたが(何が改善されたかは差し障りがあるので伏せる)以前は・・・まあ良い。

池袋と言えばやはり西武であり、西武池袋線にはレオちゃんマークの『西武ライオンズ』もあるし、アニメーションの聖地『東映アニメーション(旧・東映動画)』や『虫プロダクション』もある。

区役所や税務署も全て沿線にあるので・・・あ、東武東上線は板橋区メインだったっけ?

で、話はいきなり本題に入る。
先週の某日、行きつけの(歩いて1分)一杯呑み屋で夕方からママ手作りのシュウマイ(絶品!)を肴にサッポロの黒ラベルを空けていると、ガラガラと勢い良く入って来る客が。。。

こりゃ常連のオッサンに違いないと、飲み残しを一度に呑んで、さて、と思っていたらママと馴染みらしいその客は50絡みの女性で、最初の引き戸の乱暴な開け方は、どうやら来店が始めてで加減が判らなかったからだ、という事だったようだ。

「ごめんなさいね。脅かしちゃったかな?」

話しかけられ、ようやく顔を拝見すると、、、。

(つづく)
すんませんです。


さてトイレから戻ると女将の姿がない。団体(といっても3人)の客が入って少し慌ただしくなってしまったようだ。

で、その後の顛末は端折って(詳細は追々)現在、○○ちゃんとは3週に1回のペースで会って、家族には云えない悩みやら、英語の文法(否定疑問)やら、数学の方程式の覚え方とか、付き合ってはいけない男の子の見分け方とかのお話しをしている。

彼女曰く『楽しい』そうなので、この関係はしばらく続くでしょう。

当方としても自分史上一番若いガールフレンドとの逢瀬は密かな楽しみになって来ている。

だって彼女と別れた後で店に行くと夫婦、常連一丸となって質問の嵐なんだけど、勿論本当の事は云わずに(そういう約束で話して貰えている)虚実入り混ぜて無難に話をデッチ上げるのだが、それに一喜一憂する常連一同の、ほぼ羨望に近い眼差しと、看板になった後に引き止められて、「で、本当のところ○○はどうなんでしょ?」と聞いて来る女将(勘がいいので油断ならない)との駆け引きがメリハリが利いて堪えられない。

中高一貫ということだから、信用を失わない限り、あと6年近くはこの関係が続けられる可能性がある。

なんだか少し長生きがしたくなって来た♪