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M.MOWBRAY アニリンカーフクリームの魅力に迫る

こんにちは。
東京営業部の藤本です。

 

 

皆さんこのクリーム何のクリームかご存知ですか?

 

そうです。
M.MOWBRAY アニリンカーフクリームです。

 

このアニリンカーフクリームですが
魅力がたくさん詰まったクリームなのです。

 

 

・アニリン染めを施した革にでもシミになりにくく安心して使える。

・布で塗り込むことで栄養を与えるだけでなく、汚れも落としてくれる。

・多少の防水効果が付く。

 

このように沢山の機能が詰まったアニリンカーフクリーム。


僕はいつもアニリンカーフクリームの良いところを一言で伝える
言葉は無いかと考え抜いた結果...

 

 

アニリンカーフクリーム≒「敏感肌用保湿クリーム」
と呼んでいます。

 

ではなぜ敏感肌用保湿クリームなのか。

 

・敏感肌とは肌表面の油分が不足することで油膜が少なく、肌の水分が不足し、摩擦や水に弱くなること。
・シミになりやすいアニリン染めの革=敏感肌と考えられる。

 

クリームの説明をする時に使う「保湿」。
この言葉、油分補給を補給するという意味合いが強い為、
アニリンカーフクリームは革に「保湿効果」を与える、と表現ができます。


この表現をすると、アニリンカーフクリームの役割がグッとわかりやすくなるかと思います。

 

以上2つをアニリンカーフの特性と重ねると
「敏感肌用 保湿クリーム」が一番わかり易い例えではないかという答えにたどり着きました。

 

では実際にアニリンカーフクリームが敏感肌用保湿クリームと呼べるのか
2つのクリームを使って検証していきます。

 

使用するクリームは

 

 

①他社アニリンカーフクリーム

 

 

②M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム

 

こちら2つを使います。

 

実験内容は

 

 

ヌメ革に水性染料を塗って革を染める

そのまま乾かし、何も手を加えてない状態から
ポリッシングコットンでクリームを塗り込み、ブラッシングをする。

 

クリーム塗り込み→ブラッシングの工程を計20回繰り返し、
それぞれの革の変化、色落ち具合を調べます。

 

20回繰り返した結果がコチラ。


①他社アニリンカーフクリーム


実験前

 


実験後

 

 

写真ではわかりにくいですが、
真中のマスキングを貼った部分と
その周りを比べてみると周りの方が色が
濃くなっていることが分かります。

 

②M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム


実験前

 

 

実験後

 

 

こちらは色が濃くなることは無く
鮮やかな染料の色合いを保っていることが分かります。

 

では次にポリッシングコットンへの色移りを見てみましょう。


①他社アニリンカーフクリーム

 

 

②M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム

 

 

①はアニリンカーフクリームと謳っていますが
1回目から20回目まで全体的にポリッシングコットンへの色移りが激しく、
クリーム自体も水分量が多い為か、革の色が濃くなってしまい、
風合いを変えてしまう結果となりました。

 

一方で②のM.MOWBRAY アニリンカーフクリームは、
染料を塗ってからすぐ使ったにもかかわらず、
塗る量にもよって色移りが激しいところもありますが、
全体を通して色移りが少なく、
染料の色の風合いを生かした仕上がりになりました。

 

以上の結果から
アニリンカーフクリームは「敏感肌用 保湿クリーム」
と呼べるのではないでしょうか。

 

また、他社のアニリンカーフクリームと比べても
染料を塗ってから何も手を加えず検証したにもかかわらず
風合いを損なわない点にプラスして汚れ落としや防水効果を与えることを加味すると
圧倒的に当社のアニリンカーフクリームが勝っている事がわかります。

 

M.MOWBRAY アニリンカーフクリームの魅力はこれだけではありません。


その他の魅力については私が存分に
シューケアマイスター靴磨き工房 三越日本橋店、玉川タカシマヤ店の
ブログで語っておりますので、是非そちらも合わせてご覧下さい。

 

シューケアマイスター靴磨き工房 三越日本橋店 のブログはこちらから

シューケアマイスター靴磨き工房 玉川タカシマヤ店 のブログはこちらから

 

 

 

 

 

消臭ミストとスプレーの違いと使い分けについて・・・

こんにちは
商品部 つるばたです。

 

私は家で消臭除菌系の商品を使っているとき、ふと思いつきました。

消臭除菌系の商品にはガススプレータイプと、ミストタイプがあるけれど、何か使用感に違いはあるのでしょうか。

 

と、いうことで比べてみました。

 

当社で販売している消臭除菌系の商品は数種類ありますが、

今回はミスト系代表で「M.モゥブレィ プレステージ ナチュラルフレッシュナー」

 

 

ガススプレー系代表で「M.モゥブレィ シューフレッシュ AG+」

 

 

この2つを使っていきましょう。

 

まずは噴射の実験をしてみます。
方法としては、様々な距離から壁に向かって商品を使用して、付着と拡散の様子を記録しました。

まずはM.モゥブレィ プレステージ ナチュラルフレッシュナーからやってみましょう。

 

 

10cmの距離からでも広範囲に拡散し、色濃く付着していますが、一部付着していない箇所が見えます。
ムラになってしまったようです。

 

 

次は20cmの距離から噴射してみました。この程度離して噴射するとムラなく付着し、拡散もより大きくなっています。

 

 

最後に30cmの距離です。ここまで離れると壁に到達していないことが分かります。20cm程度が良いようですね。

 

M.モゥブレィ シューフレッシュ AG+でもやってみました。
まずはミストでは届かなかった30cmから

 

 

ミストでは届かなかった30cmも楽々到達どころか、近過ぎたのか「点」でしか付着できていません。

 

 

ということで少し離れて40cmで使用すると、30cmと比べて大きく拡散しているのがわかります。
色の変化の具合から付着にも問題なさそうです。

 

 

さらに離れて50cmではこのように付着が弱くなっています。これはちょっと離れすぎのようですね。
ガススプレーでは40cm程度が丁度よさそうです。

 

続きまして、速乾性の実験をしてみました。
方法としては同じ靴の片足つま先部分に商品を使用し、
手で触って湿り気を感じなくなるまでの時間を計測しました。

同じくナチュラルフレッシュナーからやってみます。
その記録・・・

 

 

約30分ほど乾くまで時間がかかるようですね。

 

続きましてシューフレッシュAG+
その記録・・・

 

 

なんと1分をきりました!!
速乾性が非常に高いようです。

 

これらの実験から分かることとして、
ミストスプレータイプとガススプレータイプではそれぞれ使いやすい距離があることが分かりました。

ミストスプレーでは20cm程度離してあげると効果的に使用できます。ちょっと短いと感じるかもしれませんが、
靴の履き口からつま先までの距離はだいたい20cmくらいなので、むしろ丁度いいのです。

 

ガススプレーでは40cm程度の距離で使用すれば効果的に使用できます。
ミストスプレーに比べると射程も長いですし、噴射の勢いもあるので丈の長いブーツなどにも使いやすいです。

速乾性の違いから、ミストスプレーは家に帰ってすぐのケアに、ガススプレーは忙しい朝などお出かけ前に使いやすいです。


みなさんが購入する商品を選ぶ際には基準があると思います。

消臭除菌の商品ですと、香りや除菌力が決め手になりやすいですよね。

今後このブログを読んだみなさんが選ぶ際には、

自分の生活スタイルと絡めて、ガスとミストの使用感も加味して選んでみるのはいかがでしょうか。

 

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R&D直営 M.モゥブレィ 公式WEBショップ

FANS.ヤフー店
http://store.shopping.yahoo.co.jp/resources-shoecare/

FANS,楽天市場店
http://www.rakuten.co.jp/randd-shoecare/

 

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コードバンのお手入れには・・・

こんにちわ、東京商品部の長岡です。

 

コードヴァンは「キングオブレザー」と称されるほど、
独特の光沢感と重厚な質感をもったマニアにも愛されるレザーです。

そもそもコードバンとは、馬のお尻部分を鞣して染色を施した皮革であり、
馬1頭から1足半~2足分しか採ることができない貴重な素材です。

そしてなにより使い込むほどに変化する、「エイジングによって育つ革」なのです。



当社ではコードバンのケア商品の代表的なものとして
「M.モゥブレィ コードバンクリームレノベーター」という商品があります。



この商品は顔料が含まれており、補色効果が期待できます。
そのため、乳化性クリームが浸透しにくいガラスレザーにも使用することが可能なのです。


ここでふと思ったのが、顔料が含まれるコードバンクリームレノベーター、
プレステージラインの乳化性クリームで
コードヴァンにも使用できるクリームナチュラーレどちらがコードバンに最適なのかということです。


2つのクリームの違いとしては、

 


M.モゥブレィ コードバンクリームレノベーターは顔料、有機溶剤を含む乳化性クリームで
主に補色・ツヤだし重視のクリームとなっております。

 


M.モゥブレィ・プレステージ クリームナチュラーレは染料を含む天然成分100%の乳化性クリームで
主に保革・ツヤだしのクリームとなっております。

 

比較として2つの疑問を軸として検証を行いました。

検証①コードヴァンやガラスレザーを補色する定着力とはいかなるものなのか
ガラスレザーを使用して検証します。

検証②コードヴァンの天敵でもある「水」からどれだけ防ぐことができるのか
この2つを比較、検証していこうと思います。


検証①として色の定着力を比較するために色の抜けた部分に同量のクリームを塗布後します。
そして革表面の変化を比較します。



写真、左がコードバンクリームレノベーター、
右がクリームナチュラーレを塗布した後の写真です。

塗った感覚としましては、コードバンクリームレノベーターはクリームジャーと比べ粘度が強く、
クリームナチュラーレは柔らかく伸びが良いと感じました。

両足ともツヤが出ていることがわかりますが、
ガラスレザーにも使える分強いツヤが出ていることが分かります。



色の抜けた部分



コードバンクリームレノベーターを塗布



クリームナチュラーレを塗布

やはり顔料の入っているコードバンクリームレノベーターの方がよく発色しています。

 

検証②耐水性として同量のクリームを塗布後に
水を1滴垂らし、その後の水滴の状態を比べます。



写真右のクリームナチュラーレでは約30秒で水滴が広がってしまうのに対して、
左のコードバンクリームレノベーターは約2分間丸いままを維持しました。

コードバンクリームレノベーターは定着力・耐水性・ツヤ感ともに
申し分ない効果を発揮することが分かりました。

クリームナチュラーレは定着力・耐水性は多少劣るものの、
ナチュラルな仕上がりになります。

結果として履き初めのコードヴァンには
M.モゥブレィ・プレステージ クリームナチュラーレで保革を行い、柔らかさを与え
履き馴染んで色褪せや黒ずみができた際には
M.モゥブレィ コードバンクリームレノベーターで補色、ツヤ出しを行い
用途によって使い分けることが重要であることが実証できました。