こんにちは、書の佑嘉です!
今回のテーマは「この仕事を始めたきっかけ」です。
小森がどのようにして書家を志したかをお話したいと思います。
以前、このブログでも触れたことがあるのですが
対面式の教室では小森一人で運営している教室と、
母と小森で運営している教室があり
小森は「二代目」です。
↓
厳密に言ったら「母と小森は専門分野が違う」のと、
「母の教室は手伝っているだけで、自分の独立した教室が別にある」ので
二代目だと言い切っていいものか疑問ではありますが
業界内では「二代目」だと認識されています。
この仕事に就いたキーパーソンは間違いなく母なのですが
跡を継ぐように言われた事は一度もありませんし
私自身も書を仕事にするつもりは1ミリもございませんでした
理由としては
①幼少期から母の仕事の事で嫌な思いをした
②親と同じことをして比べられることが嫌
主にこの2つです。
幼少期は母の仕事をネタにからかわれたり、嫌がらせを受けました。
約30年前の田舎の話なので、当時はバリバリ働く
「キャリアウーマンタイプのお母さん」はまだ珍しく良くも悪くも目立っていたんですよね😅
上手くスルーすることができず、当時はそれなりに悩みました。
また、母の注目度が高かったのはよくわかっていたので
母と比べられるのは絶対嫌だと思っていました。
それが何故書の道に行くことにしたかと言いますと…
①自分は書くことが好きだと気づいた
②母が楽しそうに働く姿を見て、自分も楽しく働きたいと思うようになった
この2点が大きいです。
子供の時は
「書道の先生の子供なのに字が下手だと笑われたくない」
という理由で母に習っており、特に書が好きという訳ではなかった…と思っていたのですが、
中学生の時に交通事故に遭い、暫く筆が持てなかった時期がありました。
そんなに好きだと思っていない筈なのに
その間、筆を持たないと何だか落ち着かないんです(笑)
そして、久しぶりに筆を持ったとき
純粋に「楽しい!もっと書きたい!」と思ったんですよね。
ああ、意地を張っていただけで本当は好きなんだと自覚しました。
自分の気持ちを自覚してから改めて母の働く姿を見ていると
凄く楽しそうでイキイキしているんです。
それを見て、私も楽しく働きたい、書家として生きていきたいなと思いました。
因みに仮名を専攻したのは、
私が仮名作家になれば母とあわせて全ジャンル教えられるようになる
という理由からです。
あと、親子で同じジャンルを専攻するとダイレクトに比べられて辛い…という理由もあります
※母の専門は篆刻です。
母から篆刻はやめてね!と言われたので少しびっくりしたのですが
子供が産まれた今、当時の母の気持ちが少しわかりかけてきました。
親としてはダイレクトに比べられるのはどっちに転んでも辛いし、
「あなたの子供、大したことないね」とでも言われた日には泣きたくなります💦
そう、最初は「仮名が好き!」という訳ではなかったんですよね
特定のジャンルが好きな訳ではなかったので
「じゃあ、仮名で」とかな作家の先生に弟子入りしたのですが
いざ始めてみたら私にはとても合っていました
長くなるので仮名の魅力はまた後日お話しさせてください。
主にinstagramで一日一回を目標に作品をアップしておりますが、
仮名作品が多いのは、私が仮名作家であること以上に
仮名が好きで、仮名の魅力を知っていただきたい!
と思っているからです。
一人でも多くの方に仮名って面白そう、楽しそうと思っていただけたら幸いです✨
書の佑嘉は7/19に仮名、実用(細筆)、硬筆の各コースの通信講座を開講致します。
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