引退ブログ 18期 トッポギJr. | 早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERSのブログ

引退ブログ 18期 トッポギJr.

どうも〜SHOCKERS18期のトッポギJr.です〜
とうとう最後のブログがやってまいりました。そうです。僕たち18期は、今回のショカフェスを持って引退となります。いやー悲しいですね〜。ということで僕の3年間を、いや6年間くらいかな、振り返りながら色々書いて、最後にフェスへの想いを書こうとおもいます。長くなるよー。

僕がまだトッポギJr.じゃなかったころ、僕は中高ずっとハンドボールのキーパーしてました。それ以外は本当に平凡な高校生で、頭もいいわけもなくのんびり石川県で生きていました。そんなある日、テレビでSHOCKERSを見て僕は大学は早稲田に行ってSHOCKERSに入るんだ!って思うようになって、そっからはもう死ぬほど勉強。本当にアホだったから、英単語とか日本史の教科書をノートに何回も写経したっけかな。学校ある日は朝と夜で合計8時間勉強、休日は14〜16時間勉強、今思えば頭がおかしかったんだとおもいます。




なんでこんなに早稲田に入りたかったんだろって結構今でも考えます。まあ理由は検討ついてて2つあります。
1個目がSHOCKERSです。あのかっこいい姿見たらそりゃ入りたくなりますよね。
2個目が僕の死生観ですね。急に何を言ってんだって感じですけど大部分これです。マジで。
みなさん、死ぬことってどんなことだとおもいます?僕はみんなに覚えられないことだと思うんですよね。なんかどっかで聞いたことある理論だけど。せっかく人生生きたのに誰にも覚えられず死ぬのって勿体なくね?そういう考えからこれに至りました。

Q.じゃあどうすればみんなに覚えてもらえる?
A.人の人生を変えてしまうようなことをする

僕は大真面目にこれずっと考えてて、同時に僕の行動理念になってます。
僕はショカを見て、そして早稲田に入って人生ひっくり返されました。じゃあ僕もひっくり返す側に立てばいいんじゃね?今は便利な時代で、僕らの映像はYouTubeに残り続けいろんな人が見ることができます。何年後かはわからないけど、誰かが映像を見てこの人すげえ!トッポギJr.って言うんだ…SHOCKERS入りたいな!そう思ってくれると嬉しいな




早稲田受験という僕にとっての大勝負、掴んだものは人間科学部補欠合格という小さな小さな結果。補欠合格の通知から数週間後、僕は早稲田大学人間科学部に入学を決めました。

やっと早稲田に入れる。SHOCKERSに入れるんだ!その思いを胸に、ワクワクしながら行ったSHOCKERSの新歓練習は、僕の思い描いていたものとは全く異なるものでした。
アップダンスとかいう意味わからんことするし、下ネタ・内輪ネタはえぐいし、めちゃくちゃ体育会系。はっきり言ってくっそ怖かったです。僕はSHOCKERSを爽やか青少年軍団だと思っていたので、こんなやべえ奴らだと思いませんでした。

でも、早稲田に入るのが、SHOCKERSに入るのが夢だった僕は、このサークルに入るのを決めました。




そっからは本当に一瞬でした。別に書くのがめんどくさくなったとかじゃないよ。本当に苦しくて、辛くて、痛くて、やめたくて...でも、本当に楽しくて、嬉しくて、気持ちよくて、ずっとこのままでいたいと思えるような最高の3年間でした。

じゃあなんでこんなに一瞬だったんだろう。
最初の1年間はずーっときつかったのに。チアもやらせてもらえず、やったとしても何もできず、同期の成長速度にあせり自主練してもすぐに怪我、自転車も漕げないほどに手首は痛み、歩けないほどに足は痛む。初めての大舞台、早稲田祭とショカフェス。楽しかった。でも何もしてない。僕はショカにいたのにSHOCKERSらしいことはしていない。僕が憧れたSHOCKERSになるために、もっともっと上手くなりたい、頑張らなきゃってずーっと悔しかった1年目。




2年目はジョブ量も増えて人前で演技する楽しさを初めて知った。でも、実力は圧倒的に足りず、自分はチームに必要なのかひたすら考えていた。ベースじゃなくてミドル・トップをやりたかった。憧れのポジションだったから。ポジションの変更を相談したりしたけど変わることはなかった。だからタンブリングを頑張った。でも17期さんの目の前で捻ることはできなかったし、首も手首も腰も足首も全部いうこと聞かなくなった。頑張ったけど結果が出なかった。去年よりもひたすら悔しい2年目。




そして迎えた最後の3年目。チア以外の表情やアピール、MCに音源や動画。お客さんを楽しませたい一心でいろんなことをした。タンブリングも捻れるようになった。大会も全上げした。早稲祭は最高の演技ができた。でも、元からあった怪我は治らず悪化。踵はちぎれたし膝は意味もなく軋む。両足のアキレス腱はちぎれかけ、腰は爆弾持ち。気持ちに体がついてきてくれない辛い3年目。




見返してみるとずーっと悔しくて辛い3年間です。本当に何回もやめようと思いました。
でも、いろんなステージを経験したけど、結局全部めっっっっちゃ楽しくて、次のステージはいつだろって考えるようになって…いつの間にか3年が経ってました。ステージが楽しみなのもあったけど、大好きな同期、後輩とほぼ毎日正規練とか自主練で一緒に頑張れたから、この辛い3年間も一瞬だったなと思える楽しい時間にすることができたんだと思います。

そして、この楽しい3年間もこれで終わります。今回、光栄なことに僕は統括をやらせていただいていて、テーマも僕が考えました。テーマ名は『Re:birth』、演技を見てくれた人の価値観、人生をひっくり返したい・SHOCKERSを新たな姿へ生まれ変わらせたい。そんな想いをこめました。SHOCKERSには人の人生を変える力がある。それを証明するステージにしたいと思います。




そんでもって、僕トッポギJr.のSHOCKERSとしての最後の目標は『プロであれ』で行きます。これは、とある16期さんの言葉で、僕がチア以外も極めたいと思ったきっかけの言葉です。僕たちSHOCKERSはただ演技を皆さんに見せるだけのパフォーマンスサークルじゃない。ステージ上で行う一挙手一投足、表情の変化や声、演技前のVやMC、演技の音源、お客さんが目や耳に入れるもの全てでお客さんを楽しませなければならない。

僕たちはプロのパフォーマーだ。3年間やり切るなら誰でもできる。
僕たちはプロのパフォーマー集団SHOCKERSだ。単独公演内の全てでお客さんを魅了し楽しませろ。
自分の怪我?体調?気持ち?そんなもの関係ない。目の前にお客さんがいるんだ、全力で楽しませろ。

そんな想いを胸に、皆さんに最高の2時間をお届けしようと思います。涙を拭うハンカチ、声を枯らした時用ののど飴、2時間休まずペンライトを振るう体力をご準備ください。SHOCKERSが、そして僕トッポギJr.が皆様を必ず楽しませます。

最後に、僕がここまで来れたのは数え切れない人たちの協力があったからこそです。友達、家族、放研さん、敬神さん、野沢さん、可愛い後輩、最高の同期…みんながいなければここまで続けることはできませんでした。皆さんには感謝してもしきれません。だから、このショカフェスで少しでも恩返しできればなと思います。




トッポギJr.の最後の晴れ舞台。ぜひたくさん笑って、泣いて、楽しんでください。皆さんの人生変える存在に、僕はなります。お楽しみに〜

トッポギJr.