琥珀の望遠鏡
黄金の羅針盤、神秘の短剣に続くシリーズ児童書と思ったら大間違いで主人公が児童から青年期に移り変わるというだけで中身は壮大なパラレルワールドサイエンスフィクションであり、人生を考える小説であった。ダイモンという分身をもつ存在とそうではない人間 大人の生きざまこどもの一途さ 親の愛情 子供の思い学者、冒険家、戦士、宗教司祭、異界の、別の文化世界の異形者の価値観と行動生命とは何か死とは何か魂とはなにかを 考えるエジプトの魂と霊魂、肉体の考え方キリスト教の父性と犠牲仏教の空の考え方がミックスされているようで思想的にも展開が読めず非常に面白かった。でてくる登場人物で大人はそれぞれに魅力的で分別があり個性的である。ハリーポッターが子供の心性の視点からの描写が多く女性的であるのに対してこれは淡々と大人の視点でもあり男性的でもあるように思える。日本でも大人に もう少し評価されてもよい作品なのではないかと思う。