先日、コロナワクチンの1回目を打ってきた。
ちなみに、ファイザー。
接種当日、娘を夫に預けて少し早めに行こうとした。
「洗濯物干してくけど、早めに出たいからお風呂は帰ってきたら洗うね!夫くんが洗ってくれててもいいよ!」
と言ったら、彼はおもむろにスマホで接種会場までのルートを調べ、
「ここから〇〇分で着くって書いてあるよ。そんなに早く出なくてもいいんじゃない?」
と。言外に
「お風呂まで洗っていけ」
という圧力を感じ、私は憤りを抑えながらお風呂を丁寧に洗い、接種会場へと向かった。
着いたら予約時間の5分後。
後で夫にはすごい目にあわせてやろうと心に誓いつつ、予約列の最後尾へ。
が、最後尾であることを感じさせないほどのスムーズな誘導と流れ。
動線を作った方やスムーズな誘導をしてくださるスタッフの方々に感謝である。
実際、接種完了までものの10分少々であった。
さて、ワクチン接種にあたり、問診の際に一応
◎乳がんに罹患していたこと
◎抗がん剤治療をしていたこと
◎そういった状況で不安があること
を伝えた。
問診票チェック担当のスタッフの方が、
「それは心配ですよね」
と優しく言ってくださり、チェックしてほしいところにマーカーで強く線を引き、付箋まで貼ってくださった。
そんな人(がん患者)いっぱいいるのだろうが、このたくさんの人の中でこのような丁寧で温かい対応をしてくださったことに心が温まった。
一瞬、夫への怒りを忘れたくらいである。
そしていよいよ医師の問診。
医師も、問診票を見て、私の目を見て優しく
「乳がんでも大丈夫ですよ、心配いりませんよ」
と言ってくださった。
この大勢の人を一人ひとり問診するのに、こんなにちゃんと対応してくださることに感動した。
夫への怒りはどこかへ飛んでいた。
ついに接種だ。
元々利き腕ではない方に接種するようで、私は左腕しか注射できないがどちらにしろ左腕に接種でありがたい。
聞いたところによると、どうやらコロナワクチンは筋肉注射のようだ。
筋肉注射は痛いということを、私は抗がん剤治療中のノイトロジンで経験している。
覚悟も想定もできている。こんなところで治療経験が役に立つとは!
が、しかし。
コロナワクチンは私が今まで受けた注射の中で最も痛くなかった。
感動した。
接種スタッフ(打ち手という表現に私の母は首を傾げている)の腕が良いのか、コロナワクチン自体の特性か…
非常に清々しい気持ちで接種会場を後にし、出る前の車内で夫へ電話したところで夫への怒りを思い出した私なのでした。
ちなみに、副反応は
◆腕の痛み(接種当日の夜は寝返りが痛かった)
◆接種翌日朝方の頭痛
くらいで、頭痛も薬を飲んだらすぐに治った。
2回目はどうなるか⁉️またレポートします