Con te Partiro ーvia Francigenaへの招待状ーvol.53 | ちびタンクのひとりごと

ちびタンクのひとりごと

大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪


2019年12月31日

ロンドンで二日間を過ごし、帰路の飛行機に乗った。


日本行きの飛行機はやはり日本語で溢れていて、なんとなくうんざりした私は、ダウンロードしたきぬママのCDを聴きながら、ドーバーで買ったパウロ・コエーリョのアルケミストを読むことにした。


やがてそのまま寝落ちしてしまう。


すると背もたれの後ろから、うっすらとオペラが聴こえてきた。


え?と思い、眠い頭を起こし後ろを向けど、後ろの人は幸せそうな顔で寝ていた。

オペラを歌うような映画もない。

ダウンロードしたきぬママのCDは童謡で、オペラではなかった。


気のせいと思いすぐに寝直すが、またもやオペラが聴こえてきた。

眠い頭で“やっぱり”と思うものの、今度は頭が重くて起こせない。

するとそれは、どんどんはっきりと大きな音になっていった。


“きぬママ、歌っているんだね“

そう思いながら、そのまま深い眠りについた。


それはドーバーまでの道すがら感じた、あの強い光を音で表現したようだった。


こうして2020年1月1日。

私はこの不思議な旅から東京への家路に着いた。


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↓前回のお話