Con te Partiro ーvia Francigenaへの招待状ーvol.6 | ちびタンクのひとりごと

ちびタンクのひとりごと

大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪


彼女の名前は羽沢颯花さんという。

メダイは彼女が実際にイタリアの聖地アッシジに行って、直接買い付けたものだった。


私がそのリングをしているのを見て、彼女も驚いた顔を見せた。

“しずちゃんがイエスさま!?“

“らしくないですよね…?

でもなんか目があっちゃって、付けたらもう外せないって感じで…

このリング、私のところに来てくれますかね?”


すると彼女は私とリングの交互に目をやりながらこう言った。


“…うん。大丈夫みたいよ。

ただ…そのリング、どなたかと繋がっているみたいだけど、思い当たることある?

イエスさまと関係がありそうなんだけど...”


“…うーん。

もしかして、きぬママですか?

去年の4月に亡くなった友人のきぬママは、熱心なクリスチャンだったんです。

そう言えば、きぬママもアッシジに行ったことあるって言っていたな。”


“うん、その方だね。

その方、しずちゃんとすごくご縁があるみたい。ちょっとその方のことを感じてみてね。

それからその方、そのリングを通じてしずちゃんと一緒にいろんな世界を見てみたいって仰ってるよ。”


“え!?そうなんですか!?

冬休みにどこか海外に行こうと考えていたんですが…。じゃあ、きぬママといくのかな?“


”きっとそうだね“


そんな会話をした3日後の10月16日。

私は意外な人から意外なメールを受け取った。

それはメゾソプラノ歌手だったきぬママの、ピアニストを務めていた礼二郎さんからのメールだった。


ーーーつづくーーー


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