マデュライの夜(〜vol2〜) | ちびタンクのひとりごと

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大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪


飽きるまで泣いた。

そしたら、ちゃんと飽きてくれて、「こうしててもしょうがない、腹ごしらえして、スリランカ情報を得よう。」って、ちゃんと前向きになれて、動き出すことができた。


それで、ご飯も食べて、いろんな人に、スリランカに水路で行けるか?行くならどこの街からか?ここからそこへはどうやって行けるか?なんて聞いて、おまけにネットカフェで情報を集めたりして、なんとか目的は果たせた。

それで、時間に余裕が出来たので、町の中心のヒンズー寺院に行ってみた。

インドの大きな寺院では、大抵靴を脱いで入るのが基本であり、ここはカメラやスマホの持ち込みも禁止。

入り口付近のロッカー屋に預け、セキュリティを通り中に入る。
石畳に裸足が気持ちいい。

建物の前後左右を貫く回廊を中心にお土産やお供えもの屋が連なっている。
敷地内の建物外にも沢山の祠があったりして、中はかなり広い。

そこかしこで、人々はお祈りしたり、雑談したりしていた。

自由で開放的。

いいところだな。

そう思った。



今、18時

21時から毎日フィナーレの儀式が行われるとガイドブックに書いてある。

ゆっくり出来そうだし、のんびりしてフィナーレの儀式を観て帰ろう。

そんなことを思いながら、お土産屋を冷やかしたり、出会った像にお祈りをしたりしながら建物の脇に出た。
するとそこには、祠を前にタイル張りの低い壇上スペースがあった。

そこから、おじいさんが笑顔で私を呼んだ。

「ガネーシャ、ガネーシャ」

祠の中にあったのは、インドの神様、ガネーシャの像だった。