約束の場所(世界の旅~インド・ブッダガヤ編~)第12話 | ちびタンクのひとりごと

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大好きな旅のこと、心理学・スピリチュアル・ヨーガのこと、日々の気づきなどをつぶやいています♪

こんばんは☆ しずです。

まだ咳がごほごほでですが,ほとんど全快に近い感じ!


健康って大事だわ~。


では,いよいよ佳境に入ります!?


つづきです~。


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食事の片づけを終えた私は,またマハボディに向かった。


昨日と同じように,菩提樹の裏の木陰で涼を取りながら,

響くお経と,風と,木漏れ日に酔いしれた。


今日は,涙は一滴も出なかった。



夕方,やはり昨日と同じ時間にマハボディの入り口に移り,尼僧を待った。


そして,日が落ちると昨日と同様の場所で,

尼僧と弟子と,瞑想をした。



昨日の夜,あわてて露店で買った,自分の数珠で。


今日は船をこがずに瞑想できた。



瞑想後,彼女は私についてくるようにと手招きをし,

マハボディ内部に向かった。


階段を下り,ステューパの脇を左に曲がる。


そこには,修行僧らしき女性の集団がいた。


十数人ぐらいであろうか。

一様に,白い装束を着て,

ステューパの外側のヘリを囲む石段に,腰かけていた。


脇にはお供え物のようなお花や食べ物を従えてる。

犬もいて,一人の女性が背中をなでていた。

楽しそうに,何か雑談をしているようであった。



その中の一人の女性に,尼僧が話しかけた。

そして,尼僧は何も言わず,私を置いて去って行った。


え?


話しかけられた彼女が,今度は私に言った。


「日本から来たの?」


彼女が話したのは流暢な日本語であった。



---続く---