
ロジャースが提唱した共感的理解は、進行中のプロセスとして保持すべき姿勢であり、セラピストによって言語的非言語的に伝えられるものという説明は適切と言えます。クライエントに感情的に共感するだけなら単なる感情移入であり、共感的理解には理性的で知的な理解が伴う必要が、あるので「知的に理解することではない」という説明は不適切です。ロジャースは共感的理解はクライエントの建設的な人格変化の必要十分条件であると述べています。クライエントの私的世界を感じ伝達することは共感的理解と言えますが、その私的世界と一体化することとは違います。
正解は2と3。