
シュワルツらが実験から得た感情情報機能説は、晴れの日と雨の日に生活の満足度を聞いたところ晴れの日の方がより満足していると回答があったということで、感情を判断の基盤としていることを説明しています。これだと、良い成績をとったという体験と嬉しいという感情が結びついているという感情ネットワークモデルでも説明できますが、さらに、同様の実験を「今日の天気はどうですか」と天気に注意を向けさせると、天気の影響を受けなくなったという結果から、感情の影響に気づいた時の効果の抑制にも説明しています。認知的評価理論は、出来事や状況をどのように評価するかによってストレスになるかどうか決まるという考え方です。コア・アファクト理論は、快・不快と覚醒の度合いによって主観的な感情状態を説明したものです。ソマテイック・マーカー仮説は、感受性や情動が減衰している人はより良い意思決定ができないというように感情が意思決定に影響を与えているという考え方です。
正解は1。