抑うつと尊大な態度と衝動性がみられるこの女性は双極性障害が疑われます。とはいえ、就労はできており障害年金の話を持ち出すタイミングはここではないでしょう。双極性障害の治療は薬物療法と心理療法の併用で行われますが、この時点で幼少期の体験に焦点を当てる技法は治療者の好みとしか言いようがなく患者にあったものとは言えないように思われます。彼女が謝りたいと意思表示があるわけでもないのに謝罪文の提案などは荒唐無稽な発想です。依然と口数が多く不眠もある状態なのでここは復職よりもまずは治療をしながら生活リズムの安定を第一に図ることを目指すのがよいでしょう。
正解は4。