パーソンセンタードの立場で認知症を捉えていたトム・キットウッドは認知症をもつ人をひとりの人として尊重する立場に立ったケアを提唱しました。認知症は中枢神経系の病気ではなく障害と考え、薬物療法だけに頼らず、また身体的ケアよりも心理的ケアを重視しました。したがって、患者の問題行動には原因や背景を考慮したケアで対応するので「管理」することとは矛盾します。また、介護者自身の不安や弱さも当然起きる自然な反応として扱われるべきと考えました。
正解は4。