2009年公開

ジェイソン・ライトマン監督

 

『マイレージ、マイライフ』

(UP IN THE AIR)

 

 

ジョージ・クルーニーが

主人公の「出来る男ぶり」を

完璧に魅せてくれます

 

そんな自信たっぷりの主人公が

自分の孤独に気付いてしまい・・・

 

 

引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/335381/

 

 

雇用主に代わって解雇通告を引き受けるあこぎな(←私の認識)会社で働くライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)。

独身で、両親は既に他界し、姉妹とも疎遠、背負うものは何もなく、身軽で自由な自分の生き方を絶対的に信じています。

 

「僕にとって空港が我が家」というほど、仕事で全米各地を飛び回る彼の夢は、

1000万マイルをためること

そんなにためてどうするの?ですが、

史上7人目の1000万マイル達成者となって終身名誉会員となり名前を残したいのです。

 

部下の新人のナタリー・キーナー(アナ・ケンドリック)からは、

「ただの数字じゃない。男は名を残すのが好きね。ガキっぽいマーキングだわ。」と一笑に付されます。

これすごーく分かりますw

 


そんな自由気ままに生きるライアンが、出張先で知り合ったアレックス・ゴーラン(ヴェラ・ファーミガ)。

いつもの通り、その場限りの割り切った関係を楽しんでいたわけですが、徐々に夢中になっていき、とうとう人生を共にしたいと思うほどになってしまいます。

 

そんな風に思うようになったのはナタリーの影響が大きいのですが、もう一つ影響を受けたのが妹の結婚。

 

前述通り家族とは疎遠なのですが、姉からはいつも連絡が来ていてつながっており、妹の結婚式の招待状も届いていました。

ライアンはアレックスを誘って結婚式に出席しますが、その結婚式当日になんと相手の男性が急に結婚をやめると言い出したのです。

涙にくれる妹のために、ライアンが彼を説得することに!

自由を謳歌しているライアンに結婚の説得なんてできるの?、というところですが、これがなかなかうまいんですよ。

 

妹の結婚相手が言います。

「結婚して、家を買い、

子供が生まれて、成人して、

孫が出来て、

髪は薄くなり、太って、そして死ぬ、

そんな人生に何の意味がある?」

 

ライアンが言います。

「振り返ってみろ。君の人生で幸せだった時、君は独りだったか?」

 

ライアンやるではないか拍手

 

私も日頃から「生きてる意味って?」とか考えてしまう傾向があるのですが、これには「なるほどね」と納得させられました。

 

 

この時、幸か不幸か、ライアン自身が、自分が孤独であることを確信してしまうのです。

 

 

 

 

◆◆◆ 結末のネタバレです ◆◆◆

 

アレックスの事が頭から離れないライアンは、とうとうアレックスの家を訪ねてしまいます。

突撃お宅訪問ね。

やめておけばいいのに・・・

ライアンがそこで目にしたのは、夫と子供と暮らす幸せなアレックスの姿。

アレックスには家庭があり、ライアンとの事はただの息抜きの遊びだったのです。

アレックスもしたたかな女性ですね。

というわけで、ライアンはとっても迷惑がられてあっさり捨てられちゃいます。

ライアン、見事に撃沈です。

 

 

独りの寂しさを知ってしまった以上、ライアンはもう以前のようにクールではいられないでしょうね。

独り寂しくグラスを傾け、「自分はこれでいいのか・・・」と自問自答を繰り返す日々が待ち受けていると思います。

その寂しげな様子が目に浮かんできちゃいます。

 

 

間が悪いことに、そんな落ち込んでる時に1000万マイル貯まっちゃうんです。

もはや夢だった1000万マイルの意味さえ見失ってしまったライアンは、嬉しいのか嬉しくないのかよくわからない、困惑したような微妙な表情でした。

なんだかかわいそう。

 

 

前半のライアンのように「俺って出来る男と自信に満ちていられたら、それはそれで幸せだったのにねと思います。

 

でも、自由を生きるには孤独を背負う覚悟も必要ですね。

でないとライアンのようにぶれてきちゃうかもしれない。

 

 

孤独を知ってしまったライアンも、とりあえず仕事があるうちはまだ大丈夫。

けれど仕事は永遠に保証されるものではないですから、もし仕事を失ったらその時こそが本当の正念場なんじゃないでしょうか。

 

あるいは積極的に今までの暮らしに見切りをつけて新しい生き方を模索する? 

たとえば「ライアン、愛に生きる」みたいな。

個人的にはいきなりの離職はあまりお勧めできませんけどね。

勢いで辞めちゃうと後悔することになる可能性大ですから。

 

 

でも考えたら私もライアンと同じかも・・・ていうかずっと前から自分の孤独には気付いてるしw

今は仕事してるからいいですけど、辞めたらさらなる孤独が待っているのわかってますから・・・ショボーン

私が最も恐れているものは孤独なのですえーん

うぅっ、ライアンの事あーだこーだ言ってるけど、自分の事考えたら言えなくなってきた~

 

 

 

ラストシーンでライアンが、電光掲示板を真正面から眺めながらスーツケースの持ち手からスッと手を離すのですが、あれ?ライアン仕事辞めちゃう?仕事以外の生き方探す?とそんな気配を感じたのですが、どういう意味があるのか私にはよくわからないまま終わっちゃいました。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

ジョージ・クルーニーの演技は非の打ちどころがなく、

ヴェラ・ファーミガはあくまで素敵で大人な女性で、

アナ・ケンドリックの生意気な新入社員ぶりもかわいいくて、

テンポも良く、ちょっと切なかったりもして、

とにかくとても面白かったですグッ

 

 

 

 

(ちなみにヴェラ・ファーミガと真矢ミキって似てますよねーウインク