1月13日の深夜。羽田空港の到着出口。
下町ボブスレー関係者はジャマイカチームが来日するのを心待ちにしていました。
下町ボブスレーはものづくりプロジェクト。
ワールドワイドに視野を広げて
下町ボブスレーを使ってもらえる国を探していた所
ジャマイカチームが興味を示して来日してくれる事になりました。
ジャマイカと下町ボブスレーが出会った瞬間です!
このミラクルな出会いに至るまでには
多くの方々の尽力がありました。
パイロット&ブレーカーの
ビクトリアン・フェンレイター。
この選手は昨年までUSAチームに所属していたトッププレイヤーで
ソチ五輪にはUSAチーム3でブレイカーのロロ・ジョーンズ共に出場しています。
彼女について詳しくは英語ですがこちらをご覧ください。
http://www.teamusa.org/News/2015/October/21/US-Olympic-Bobsledder-Jazmine-Fenlator-To-Compete-For-Jamaica
まずは到着出口から少し移動して挨拶をしました。
はるばる日本に来て、長旅の疲れもあるので即ホテルへ向かいます。
明日以降の予定を確認してチェックイン。
ホテルまでのバス車中では
すでに互いに和気あいあいな雰囲気!
ジャマイカと下町ボブスレーは波長があっていたように見えました。
翌1月14日朝。
選手は東京から長野へ移動!
ジャマイカカラーのスウェットがかっこいい。
長野スパイラルに到着するなりソリが保管してある格納庫に直行。
ソリの具合を確認します。
この時からボブスレー競技への真剣さやひたむきさがひしひし伝わってきて
これから起こるテストへ向けて身が引きしまる想いでした。
下町ボブスレーの第一印象はソリの作りなどがいい感触だったので、少しホっとしました。
ただ実際に滑ってみないとわかりません。
ランナーも念入りにチェック
翌日滑るためにソリをセットアップや調整をして備えました。
ジャズミン選手はじめ、ジャマイカチームは長野スパイラルは初めて。
念入りにコースインスペクション(コース内を歩いて視察)を行います。
ジャズミン選手は男子選手にコーチングもしていました。
長野二日目の朝。1月15日。
いよいよ下町ボブスレーに乗って滑走です。
TOKIO OTAの横にはジャマイカのフラッグ。
アスリートの宝庫ジャマイカと技術力の日本がタッグを組んだらと思うとワクワクします。
ジャズミン選手が選んで乗ったのは新3号機と呼ばれている
昨年シャーシを一新して製作した実験機です。
欧州でのテストで一定の評価を得ていたので自信はありました。
ジャマイカ連盟のクリス・ストークス会長も
自分の目で下町ボブスレーを確かめる為に来日(写真右)。
空港から長野スパイラルまで直行です。
クリス・ストークス会長は映画クールランニングのモデルにもなった
1988年カルガリー五輪でのジャマイカボブスレーチーム立ちあげた時の1人。
長野スパイラルにトップ到着し、すぐにコーチからヒアリングしてました。
町工場経営者でありながら英語が堪能なメンバーが中心となりコミュニケーションをとります。
滑走を終えてトップに戻ってきたジャズミン選手にソリの印象をきいたり
次の滑走をどうするかなどを聞きます。
英語が堪能な(株)フルハートジャパンの國廣さん、(株)三陽機械製作所の黒坂さん
(株)昭和製作所の舟久保さんが徹底的にヒアリングしていきます。