新型ソリの図面を配布開始!! | 下町ボブスレーオフィシャルブログ

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下町ボブスレーは大田区の中小零細町工場が中心となり、世界の舞台で戦える国産マシンの開発をしようというモノづくりプロジェクトです。


7月8日、大田区産業プラザにて
2号機・3号機部品発注会議 が開催され、
完成した図面が配布されました!


2号機・3号機は、1号機をグレードアップした新型ソリとして製作します。

会議の冒頭、細貝委員長より

新型ソリのコンセプトが発表されました!


 ●マシンの全長を1号機より400mm短く!
 ●1号機では185kgのソリを、170kg程度まで15kg軽量化!

 ●斬新なフレーム構造とハンドリング機構          などなど

選手の要望を取り入れイノベーションを起こし
10月初旬までに完成させ、海外遠征で使用する予定とのことでした。

いよいよ本番が来たぞ!という緊張感とワクワク感でいっぱいです。



思い起こせば、1号機を作るための発注会議は昨年の9月18日でした。

あれからまだ一年経ってません。

写真で振り返るヒストリー|公式HP



この日集まってくれた大田区の企業は60
これ以外にも協力を申し出てくれた企業も合わせると、合計70以上!
1号機の参加企業30に比べると、倍以上の企業が集まってくれました!

ソチ五輪を共に目指す仲間が増えるというは心強いです!


集まった企業も昨年より多いし、納期もあるから
「余裕でしょ?」という声が聞こえますが


今回は2号機と3号機の2台を作り、
テストパーツもたくさん製作するので、部品点数や製作数は多く、
素材や形状や工程にもとことんこだわっています!



説明後、出来上がった100枚(全体の7割)の図面を見るために
切削グループと板金グループ、ゴム・ばね等のグループにわかれます。



餅は餅屋ということわざがありますが

モノづくりのまち大田区
金属を「削る」「磨く」「まげる」「つなげる」など

ひとつひとつの加工を専門にして術力を持つ、
小さな工場が多いのが特徴です。


その小さな集まりが協業して一つの製品を作ろうというのが

「下町ボブスレー」です!

そんな専門に特化した協力企業が、得意な大きさや形状を図面で見定めます。



西村加工委員長は製作についてアドバイスをしたり
部品についての相談をうけてます。




今回も大田区の町工場には
無償で部品製作を引き受けていただきました!

参加企業の心意気と志に深く感謝しております。

各社、余裕と暇があるから参加してるんじゃないんです!



そして、部品を組み立てた図面が公開されました!
スライドに映った組図は黒塗りです

冬季五輪でのボブスレー競技は
ルールに則った国家間のマテリアル戦争ともいわれており
今回は厳戒シークレット態勢!?でソチ冬季五輪を目指します。




図面を見て、製作方法の議論が続きます。


板金チーム「できあがった部品をつなぐ」という
最後の重要な役割を担うため、時間ギリギリまで議論してました!





冬季五輪にむけてココが正念場!

まさに”冬季五輪を目指す、モノづくり大田区からの挑戦です。