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本日は例の如く、ブログのお巡りをお休みさせて頂きます。なので、 いいね は押さなくても・・・お気になさらず。



日曜日、お休みだからちょっとだけ寝坊したら家族は誰も部屋に居なかった。

仕方無く冷蔵庫から牛乳を出してパンを焼こうとしたら、どちらも消費期限が切れていた。

もう1週間も前の日付だ。

あれ?

じゃあ、昨日の朝飲んだ牛乳って?

夜食に食べたトーストは?

え?

意味が分からない。

お母さんは?

その時お母さんから電話が掛かって来た。

「もしもし?明日香?明日香なの?」

「あ、うん。お母さんどうしたの?」

「どうしたのじゃ無いわよ!明日香、一体何処にいるの?」

「何言っているの?家にいるわよ。」

「・・・・いつ帰って来たの?家のどこにいるの?」

「お母さん、一体何を言っているのよ。私はず~っと家に居たわよ。

今だって台所で朝ごはん食べようと思って冷蔵庫開けて・・・。」

「何言っているの?お母さん今台所の電話から電話しているのよ?」

「はぁ~??意味分かんない。お母さん、なんで嘘つくのよ。」

「嘘じゃないわよ!あなた1週間も家に帰って無いじゃない!一体何処にいるのよ!」

「だから家に居るってば!牛乳飲もうとして・・・あ、お母さんこの牛乳消費期限切れてるわよ。

もう1週間も前に。こんなの飲ませていたの?」

「何を言っているの?あなた牛乳飲めないじゃない。

小さい頃からアレルギーで牛乳とパンはダメでしょ。いつもご飯食べさせてるでしょ?」

「え?・・・・・意味分かんない?何言っているの?私、牛乳飲めるわよ。トースト大好きだし・・・。」

「・・・あなた・・・誰?・・・明日香を、明日香をどうしたの!!明日香を出して!」

「お母さん、何言っているの?明日香は私よ!どうしちゃったのよ?」

「おかしい・・・明日香・・・何処にいるの?台所にはお母さんがいるのよ・・・・。」

「嘘!台所には私が居るもん。お母さん、一体どうしたのよ!!」

電話の向こうからお父さんの声が聞こえる。

「恭子・・・・やめなさい・・・・。明日香は先週交通事故で死んだんだ・・・。恭子・・・・。」

「ちょ、ちょっと!!お父さん!何言っているのよ!私はここに居るわよ!」

電話の向こうでお母さんがお父さんに叫んでいる。

「お父さん、でも、電話に明日香が出ているのよ。明日香は死んじゃいないわ!」

「止めなさい・・・・明日香は死んだんだ。お前が認めてやらないと明日香は天国へ行けないだろ?」

「でも・・・お父さん・・・本当に明日香がこの電話に出ているのよ・・・・。」

「解った。代わろう・・・。」

「もしもし?」

「もしもし?お父さん?一体どうしたのよ!二人共おかしいわよ?私はここにいるわよ?」

「もしもし?もしもし?」

「もしもし?お父さん?」

また電話の向こうで話し声がする。

「恭子・・・この電話は誰にも繋がっていない・・・・。もう、明日香を逝かせてあげなさい・・・。」

「嘘よ・・・嘘よ・・・明日香は・・・明日香は・・・・。」

「恭子、明日香は先週交通事故で死んだんだよ・・・・。」

「ああぁ~~~~明日香ぁ~・・・・。」

「プープー・・・・・」

そこで電話が切れた。

なに?

何なの?

私が死んだって・・・。

嘘よ、だって昨日も・・・。

昨日も・・・・

なにか・・・していたはず・・・・

だって牛乳も・・・・

パンも・・・・

そう言えば・・・・昨日の朝も期限が切れた牛乳とパンを・・・・

そんな・・・・

死んじゃったの私?

・・・・じゃあ、今の電話は何?



オシマイ



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