高校三年生の娘は、素直で優しい娘です。
親ながら、人見知りはするし、上手く立ち回れないけど、人一倍優しい娘が自慢です。
小さな頃から勉強して、進学校に行き、そして、ふと立ち止まったら、落ちこぼれに。
落ちこぼれとなった娘は、そのプライドからかすっかりやる気をなくし、それでも生来の生真面目さがあって、学校には行き、宿題はするものの、大学受験の壁の前に目を背けるばかり。
焦る私。
予備校を探すも、行く気なし。
過去問にも触れず。
どうしたいのか?の問も答えず。
ダラダラと、過ごすように見える夏休み。
後悔するから。
一生懸命したら何か得るものあるから。
怒っても、なだめても、懇願しても、布団かぶったり、よそ見たり。
普段は普通。
受験の話になると横向いてだんまり、
教えて、お姉ちゃん
生きていくために、一生懸命の気持ちを忘れないで。
このまま社会に出ないで、生きていけない。
親はね、先に居なくなるんだよ。
もっと人生楽しんで生きていこうよ。
あなたは何がしたいの。どうして欲しいの?
心を閉ざさないで。