新型コロナウイルスとの戦い。クラスター戦略。戦国時代のクラスター攻撃。患者クラスター・クラスター爆弾。
 

 

クラスター攻撃には、クラスターで反撃


◇新型コロナ問題

今、新型コロナ(コビット)の恐怖が、世界中に急拡大していますね。
昨日も、日本政府から公式コメントが発表されました。

私は、持病の定期通院の予定を前倒しして、本日、比較的大きな病院に行ってきました。
今後、病院が大混雑・大混乱することを想定しての行為です。

もちろん、病院では、職員のマスクと、消毒用手洗い液は完備です。
すでに大混雑かと思いきや、通常よりも閑散です。
どうも、病院での感染が怖くて、高齢者は来るのをためらっているようです。
職員の方々は、こうした世の中の状況でも、相当に落ち着いた様子で、患者としては、彼らの落着いた姿に非常に安心します。

防護服でも着ていられたら、もう、こちらはパニック状態にもなりかねません。
医療従事者の姿勢や行動が、いかに患者や周囲に安心感を与えるかが、よくわかります。

私は、定期検査の日程を延期させ、薬を、数か月は大丈夫なように、長めの日にち分もらってきました。

* * *

病院からは問題なく帰ってきたのですが、問題は調剤薬局でした。
顔色の悪い赤ちゃんを抱えた母親が、異常に多いのです。
こんな光景は、これまで見たことがありません。

今年は、今の衛生意識の高まりからか、インフルエンザの患者が激減しているとは聞いていましたが、この赤ちゃんの数は、これまで見たことがありません。
赤ちゃんなのに、もはや、ぐずったり、泣いたりするチカラもないのです。
顔を見た瞬間に、その顔は、いかにも具合が悪いのです。

大人の具合が悪い顔を見ても、何とかなるだろうと思いますが、赤ちゃんの具合の悪い顔は、本当に心配になります。
ほぼ、目で周囲の様子をうかがっているだけで、身体もそんなに動いていないのです。
私の知らないところで、何か、赤ちゃんたちにたいへんなことが起きてはしないか、少し心配になってきました。

* * *

今、人への新型コロナの話題で持ちきりなのですが、私は、動物のペットたちには、だいじょうぶなのだろうかと思っていました。
たまたま、昨日、コロナは人だけでなく、それぞれの動物特有のコロナがあることを知りました。
通常の犬コロナ、猫コロナなどは、今回のコロナよりは弱いそうですが、下痢症状をともなうものだそうです。

今回の人の場合は、気管支や肺が先にやられてしまうようですが、人でも、動物たちでも、共通しているのは、下痢症状のようです。
言ってみれば、全身がやられてしまうのかもしれません。
今の時期、下痢を、甘く、軽く、見ないほうがいいのかもしれません。


◇コロナに関する、人間社会の問題

私の家の近くのドラッグストアでは、毎朝、マスクを買う行列ができていると聞いています。
私は、ひとまず、ハンカチやバンダナを、新しく買いました。
いざとなったら、これをマスク代わりに外出しようと思ってのことです。
洗って何度も使えますし…。
最悪の場合、マスクがなかったら、タオルや大きな布で顔を覆えば、緊急事態は避けられますね。

* * *

近所の食料品スーパーでは、昨日の政府の発表後、やっと店員がマスクをし始めました。
店員に聞きましたら、それまで、店員はマスク禁止だったそうです。
今、そこらじゅうの会社で、「マスクをさせてもらえない」という従業員の訴えが起きているともニュースで聞きました。

また、近所にあった、中国人が経営していた中華料理店が、突然廃業してしまったことはショックでした。

直前まで、「がんばれ武漢」という張り紙がしてあったのに…。

* * *

テレビでは、感染者の数を毎日、伝えてくれていますが、中国や韓国と比べて、日本の数は何か少なすぎる気がしてなりません。
熱があって具合が悪いのに、検査を受けさせてもらえないという、市民の声がたくさんあるともテレビ報道されています。

これは検査を受けさせる人数をしぼって、発表する感染者数をおさえるためかとも、勘ぐってしまいます。
東京オリンピックのために、それを行っているとしたら、本末転倒です。
検査体制と、感染者数の発表の、透明化をしてほしいものです。


◇ゾンビ映画にしてはいけない

今回の新型コロナも、ひょっとしたら発生源は、コウモリかもしれないといわれていますね。
哺乳類の中で、唯一、空を飛べる動物がコウモリです。
人間も含め哺乳類に蔓延するウイルスであれば、空を飛ぶという、コウモリの拡散力は絶大ですね。

それに、コウモリの身体は、かなり特殊にできているそうで、さまざまな敵対ウイルスに対抗できる仕組みを体内に持っているようです。
ですから、コウモリ自身は、ウイルスにやられないのです。
コウモリという種が悪いわけではありません。
たまたまウイルスたちに強い身体に進化し、空をも飛べる能力を持っているのです。

* * *

世界に、コウモリを食材にする民族が、どのくらい存在するのか知りませんが、中国での野生動物の食文化はあまりにも有名ですね。
市場で、生きたまま、安い値段で販売しています。

中国の笑い話で、「中国では、空を飛ぶもので、食べないものは、飛行機だけだ」というものがあります。
今はほとんど聞きませんが、中国の方は、公園のハトをつかまえると、大昔よく聞きました。
今回の新型コロナの一件で、中国政府は、野生動物の食文化について、一定の法整備や管理を行うと発表したようです。

もはや発展途上国ではない大国の中国から、新型ウイルスが生まれてくるのは、衛生管理とは違う別の何かが関係しているのかもしれません。
コウモリを食べなくなれば、解決する問題でもないのかもしれません。

感染力の高い新型ウイルスに、社会全体で、世界全体で、どのように対抗するのか、事前に考えておく時代がきているように感じます。

* * *

もともと、インフルエンザには、対抗策がいくつかあります。
新型であっても、何らかの手段がとれます。
対抗策が何もない新型コロナの致死率と、インフルエンザの致死率を比較すること自体が、本来、誤りだったとも感じます。

* * *

中国の武漢(ぶかん)の街はずれの幹線道路に、いろいろな部材でバリケードを山のように作ってある風景は、まさに、ゾンビ映画で、ゾンビが入れないように街の道路に築かれたバリケードの風景とそっくりです。
映画でつくられるものは、現実の社会でもつくられるのだと実感します。

防護服に身をつつみ、妙なトンネルの中を患者を運ぶ風景も、何かの映画で見ました。

今回、たまたまクルーズ船の中で感染者が多くいたことになりましたが、これが、いつ陸地と反対になっても不思議はありません。
陸地が汚染だらけで、もはや船にしか安全な空間がない…、映画には、そんな風景が山ほど出てきます。
もし、そうなったら人類の絶滅は近いですね。

ウイルスたちは、地球の氷河期でさえ乗り越えてくるヤカラです。
彼らが、猛烈な早さで進化する以上、私たちは知恵で対抗するしかありません。
人間の身体の進化など、待ってはいられません。

コウモリは、ウイルスにやられないのに、人間は、なぜ やられてしまうのか…。
今できる さまざまな対抗策とともに、ウイルスやコウモリの研究も、ぜひ急いで進めてほしいものです。


◇クラスター攻撃

さて、本コラムは、本来、歴史について述べるコラムでもありますので、歴史がらみのお話しをひとつ…。

昨日からの政府の発表の中でもありましたが、「クラスター」という言葉が使われるようになりました。
私は、「患者クラスター」という用語があることを知りませんでした。

「患者クラスター」とは、感染者ルートがおおよそ追跡できそうな小規模な感染者集団を意味しているようです。

* * *

30年以上前でしょうか、「マイコン」という用語が「パソコン」に変わり、ウィンドウズが登場してきたころ、パソコンの機能の中に、「クラスターチェック」というものがありました。
パソコンのハードディスク内やメモリー内を、小さな集団ごとに検査しながら、不良箇所を選別し、修復し、その集団を適正なかたちにしていく作業です。

当時は、結構、時間のかかる作業でしたが、可視化もされていましたから、私も、時々眺めながら、何かがんばってやっているなと見ていたものです。
今は、いろいろなセキュリティ機能とむすびついて、比較的短時間に行えますね。
パソコンに、若干の負担もかけるので、あまり頻繁には行わないほうがいいようですが…。
「クラスター」という用語が、こんなに身近に聞こえてきたのは、それ以来かもしれません。

* * *

また、マーケティングの世界にも、「クラスター分析」というものがありますね。
詳細は割愛しますが、近年の「ビッグデータ」の活用の時代には、なくてはならない分析手法です。
この「クラスター」も、小さな集団や分類を意味していますね。

* * *

それから、「クラスター」と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、「クラスター爆弾」だと思います。

昔から、敵対勢力の要人の暗殺、一定地域の瞬間制圧、地雷原の地域を一斉破壊などの際に使われる「クラスター爆弾」です。

これは、多数の小さな爆弾を、ひとつの塊りの爆弾にして、敵に打ち込むもので、空中で爆発させ、その小さな爆弾がさらに飛び散りながら爆発するものです。
ですから、一定範囲を、徹底的に破壊させる、猛烈な威力の爆弾です。

今や、核ミサイルも、そうしたかたちに変化してきていますので、もし使われたら、爆心地の範囲がわからないくらい広範囲の破壊力を持ちます。

ですから、この場合の「クラスター」は、破壊されるほうを意味しているとも、爆弾のほうをさしているとも、考えられます。


◇戦国時代のクラスター攻撃

こうした、クラスターの作戦や戦略は、よくよく考えてみると、日本の戦国時代でも行われていたのかもしれません。

織田と今川が戦った「桶狭間の戦い」は、まさにお互いのクラスター(小さな集団)への、小さな攻撃の連続にも似ています。
織田信長は、おとりのクラスターまで用意し、今川をワナにかけます。
最後に、今川義元の本体に突っ込んだ織田の部隊も、小規模なクラスター爆弾にも見えてきますね。

秀吉が、竹中半兵衛とともに進めた播磨(兵庫県あたり)地域への攻略も、クラスター分析による攻撃にも似ています。
毛利元就が勢力を拡大させていく行程も、何か、クラスター攻撃にも似ています。
武田信玄の信濃攻略も、何かクラスター攻撃に似ています。

敵が一大勢力になる前に、事前に分断させたまま、ひとつずつ つぶしていき、最終的に、その地域全体を制圧する。
これこそが、クラスターの戦略かもしれません。

* * *

現代、大型コーヒーチェーンや、コンビニなどが、一定範囲に大量出店し、その地域の古くからのお店やライバルを、みな叩きつぶしてから、その地域を独占状態にし、その後に、大量出店した店を整理していくという戦略がありますが、それも、クラスターの戦略に似ています。
まさにクラスター爆弾のようです。
とはいえ、ライバルの勢力や、新興勢力が、それをも叩きつぶすような戦略で反撃してきます。
生き残った老舗店も、独自の反撃戦略を持っていたりします。


◇もはや軍事作戦

今回の、新型コロナウィルス対策は、もはや軍事作戦にも匹敵しますね。

政治家や自治体、医療関係者、研究機関だけでは、もはや手に負えないようにも見えます。
自衛隊の戦略部隊や、軍事の専門家が、敵を制圧する手法を助言しないと上手くいかないような段階まできているようにも感じます。

政治家には、東京オリンピックが中止ではなく、できれば延期程度ですむように…、また、外交や法整備、パニックの防止、それぞれの地域の活動などで尽力してもらって、ウイルスとの戦いは研究者や軍事の専門家が、患者の救出は医療関係者が、消防隊などは消毒作業の準備を、など役割分担して、それぞれの専門性を発揮してほしいと、個人的には思っています。

市民は、個人や家庭の防衛、自分の会社の防衛などで手一杯のはずです。
最優先させる本当の敵が何かを、しっかり意識して、今年はウイルスとの戦いの年だと覚悟を決める時期にきているのかもしれませんね。

私たちが必要以上に慌てたり、怖がったりしたら、ウイルスたちの思うつぼ…。
この敵には、防衛だけでは防げないかもしれません。

ウイルスのやつらが、場所や時、環境を問わず「クラスター攻撃」をしてくるのであれば、こちらも場所や時、条件を問わず「クラスター攻撃」で、反撃・せん滅させてやる!

 

圧倒的な数の検査、念入りで頻繁な手洗いと掃除、多くの人が集まらない…、これらはもはや、人類からウイルスたちへのクラスター攻撃と考えるよりほかないかもしれませんね。

 

人類は、我慢と勝負の時のようです。

 

 

コラム「コロナ関連の情報収集を…」につづく

 

 

2020.2.26 天乃 みそ汁

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