大岡越前・東山紀之さん。徳川吉宗と大岡忠相。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」。老中首座の水野忠之と松平乗邑。昭和の時代劇。百官名と東百官。求馬。

 

 

おウマがくる~!



◇今度は、お馬さん

先日、コラム「キリンがくるッ!」を多くの方々にお読みいただき、感想もたくさん頂戴し、誠にありがとうございました。
調子に乗って、二匹目の動物として、今回は「おウマがくる~!」を書かせていただきます。

* * *

近年は、若い世代が、時代劇ドラマを ほとんど見ないという話しをよく耳にします。
昭和の時代は、男も女も、大人も子供も、時代劇が大好きでしたね。
時代劇ドラマの大量生産・大量消費の時代でした。

本当にいろいろな種類の時代劇がありましたね。
近年のテレビ放送では、NHKは、がんばって生産し続けてくれていますが、民間放送局は、たいがい再放送か、単発ものでしかお目にかかれません。
映画は、時折、コミカル色を加えたような作品がつくられていますね。


◇時代劇ドラマ

今年のNHKの大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は、昔からある、正統派の時代劇のかたちのひとつですね。
歴史に名を残す特定の人物を、その幼少期から最期まで、ドラマで表現するものです。

でも、一年をかけて放送する、NHKの「大河ドラマ」のようなかたちの時代劇は、実は「大河」にしかありません。
一年もかけて、水が湧き出す源流から、山間部を激流となって流れ下り、さらに都市部を蛇行しながらゆったりと流れ、大河となって大海にたどりつくという大型長編ドラマは、NHKでなければ、なかなか つくれませんね。

* * *

他の時代劇は、だいたい3か月から半年をかけて放送しています。
特定の人物の生涯というよりも、その人生のいち時代や、いち場面をドラマ化するほうが、圧倒的に多いですね。

各回の内容が続いていくものもあれば、その回だけで完結するものもあります。
その両者の組わせもあります。
「必殺シリーズ」や「水戸黄門」など、単発の回だけでも十分楽しめますよね。
こうしたかたちの時代劇ドラマのほうが、テレビでは圧倒的に多いと思います。

回をまたいで、連続する内容で、しっかり つくれるというのも、NHKだからできることですね。

* * *

内容のスタイルも、大河のような、割合に 史実にのっとった正統派のまじめなものから、アクションやスリルいっぱいの派手なもの、コミカルで楽しいもの、落ち着いた主人公の人情もの、ホームドラマのような「ほっこり系」のもの、特定の戦国武将や武士の存在感がいっぱいのヒーローもの…、などがあり、昭和の時代は、華々しい時代劇ドラマの時代でした。

コラム「みゆきの道(11)座頭とTheマネー」の中で、時代劇名やヒーロー名の「破壊力」の話しを書きましたが、少しその名称をここでも書きます。

座頭市、眠狂四郎、木枯らし紋次郎、子連れ狼、水戸黄門、江戸を斬る、銭形平次、旗本退屈男、早乙女主水之介、丹下左膳、怪傑黒頭巾、鞍馬天狗、椿三十郎、白馬童子、暴れん坊将軍、破れ傘刀舟、大江戸捜査網、雲霧仁左衛門、鬼平犯科帳、必殺仕事人、信長協奏曲、武士の家計簿、たそがれ清兵衛、のぼうの城、超高速 参勤交代、決算 忠臣蔵…。
名称をしっかり読むのも、たいへんですね。

今も、NHKは、そうした時代劇文化をしっかり継承してくれています。

「大河ドラマ」しか時代劇を見たことがないという若い世代も多いと思いますが、大河のような時代劇スタイルのほうが、実は異色です。
NHKでは、今、「大河」だけでなく、まったく違う さまざまなスタイルの時代劇を放送していますよ。
まるで現代劇のような時代劇も少なくありません。
むしろ、現代劇よりも、登場人物がまっすぐで、わかりやすかったりします。

* * *

そんな時代劇ドラマの中で、今、NHKでは、「大岡越前5」を放送しています。
ヒーローものでありながら、何かホッとできる「ほっこり系」のあたたかさもあります。
見終わると、何かあたたかい充実感を感じることができます。

有名な「大岡越前」のテーマ曲は、今は、由紀さおりさんが歌っており、すばらしいものですが、その曲の重厚感は、ドラマの「ほっこり感」とは、少し違和感を感じるほどです。
何か、別アレンジの別バージョンがあってもいいような気も、ちょっとだけします…。
由紀さおりさんなら、何でも歌いこなしてくれるでしょう。


◇大岡越前

ある意味、「大河」とは対極にあるような時代劇が、NHKの「大岡越前(おおおか えちぜん)」です。

ひょっとしたら、「時代劇感」を強く感じさせてくれるのは、大河よりも、むしろこちらのほうかもしれませんね。
大河を見なくても、こちらの時代劇を見ているという中高年層は多いかもしれません。

* * *

私は、コラム「みゆきの道(4)御坂と赤穂浪士」の中で、「大岡越前5が、始まります。楽しみ…」と書きましたが、その後、読者の方々から、大岡忠相(おおおか ただすけ)のことを書いてほしいと言われているのですが、まだ実現できていません。
あらためて書きますね。

「大岡越前5」は今日の時点で、第三回の放送を終えています。
これまで、本コラム「映像&史跡 fun」では、「大岡越前5」の劇中に出てくる人物や事柄などのことを、すでにかなり書いていますので、本コラムを長く読んでおられる方は、劇中の状況を理解しやすいのではと感じています。
参考になっていますでしょうか…。


◇吉宗の下の三人

「大岡越前」のドラマは、江戸時代の中頃、八代将軍の徳川吉宗(よしむね)の時代のお話しです。

個人的には、徳川家の15人の将軍のうち、初代の家康、八代の吉宗…、このふたりがいなかったら、江戸幕府は270年も続かなかったと感じています。
15人の徳川将軍の中で、別格のふたりだと思っています。

ですから、本コラムでも、このふたりが登場するコラムは、どうしても多くなってしまいます。
本コラムでは、吉宗が将軍になる直前の大陰謀や戦略の話しは、すでに書きましたが、吉宗の晩年の頃の暗躍のことは、これから書いていくつもりでいます。

* * *

徳川吉宗は、将軍を約30年間、大御所として約5年間…、実に35年にわたり徳川政権のトップにいました。
彼は、決して置物の将軍ではなく、まさに陣頭指揮をとった将軍のひとりです。

将軍時代に吉宗を支えた「老中(ろうじゅう)」たちの中で、筆頭である「老中首座(ろうじゅうしゅざ)」であったのは二人…、水野忠之(みずのただゆき)と、松平乗邑(まつだいらのりさと)です。
大御所時代は別の人物です。

この二人は、ドラマ「大岡越前5」でもしっかり登場しています。

吉宗の将軍時代の前半15年の首座が忠之で、後半の15年の首座が乗邑です。
ですから、「大岡越前5」は、ふたりの老中時期が重なる8年あまりの期間のお話しです。

忠之は病気で辞職し、次の年には亡くなっていますから、ギリギリまで首座で働いていました。
政治の失策が辞職の原因という説もありますが、どうも病気のような気がします。
それにより、老中首座の座は、乗邑に移るのです。

* * *

「老中首座(ろうじゅうしゅざ)」とは、幾人かの老中の中で、もっとも高位の筆頭の地位の人物で、ひとりだけが就きます。
事実上の幕府の政務のトップです。

江戸幕府は、将軍、大老、老中首座、老中…、と序列がありました。
今でいえば、将軍が天皇、大老が内閣総理大臣、老中首座が官房長官、老中が各閣僚というようなイメージでしょうか。
吉宗の時代は、ちょうど「大老」職がいなかった時代で、老中首座とは内閣総理大臣 兼 官房長官というような地位でしょうか。

「大岡越前」こと「大岡忠相(おおおか ただすけ)」が、「江戸南町奉行」であったのは、水野忠之が首座の15年間と松平乗邑が首座の5年あまり、その後に「寺社奉行」に異動となります。

* * *

この時代劇ドラマでは、忠之、乗邑、忠相の、微妙な三角関係の中で、さまざまな個々のドラマが展開します。
ドラマでも歴史でも、吉宗は、この三人を上手に使いこなすのです。

実際には、水野家は別格の家格です。
徳川家よりも古い、由緒ある清和源氏の家系です。
大事な大事な岡崎藩(徳川家のふるさと)を守ってくれているのは水野家です。
ですから、徳川時代を描く時代劇には、「水野」姓がやたらに出てくるのです。
この三人は、乗邑、忠相の順で、大きく家格の差があるのです。

三人それぞれ、一線を越えることなく、かけ引きが続けられるのです。
「〇〇 ケンカせず」です。
そこは…それ、吉宗が「御庭番(おにわばん)」という江戸時代最強の隠密集団を使って、しっかり三人を見ているのです。

「御庭番」のことは、コラム「よどみ(3)大奥・絵島生島事件」で書きました。
その前身である、甲賀と伊賀の忍者のことは、コラム「旅番組とお城(3)馬と虎と犬と」で書いています。

* * *

ドラマでは、そうした三人のかけ引きとともに、吉宗が行ったさまざまな歴史的な事柄が盛り込まれていきます。
先日の第三回放送では、野菜の「小松菜(こまつな)」の誕生話しが盛り込まれ、忠相の調整力の実力も、まざまざと見せつけました。
最後は、小松菜をみんなで食して、ちゃんちゃんです。


◇小松菜

「小松菜(こまつな)」という野菜が、全国的に知られているものなのかは、よく知りませんが、関東の八百屋さんには、まず置いてないということはありません。
青菜の中でも、最高レベルの栄養価で、江戸庶民には大人気の野菜でした。
青菜の王様です。
今の、東京都江戸川区にある小松という地域(今は「小松川」)が、その発祥といわれています。

「小松菜」の命名は、八代将軍の吉宗か、五代将軍の綱吉のどちらかといわれています。

消滅していた「鷹狩り」を、政策として復活させたのは吉宗です。
とにかく江戸城から出歩いていました。
大人になってからは、行動は「暴れん坊」ではありませんでしたが、頭の中は革新的な「暴れん坊」そのものです。
小松のあたりに、しょっちゅう出歩いていても不思議はありません。

五代将軍、綱吉も、歴代将軍の中で、トップクラスの学問好き、知性派です。
昌平坂学問所、湯島聖堂など、江戸の学問の殿堂をつくったのは綱吉です。
植物や食物に興味を持たないはずはありませんね。


◇吉宗のもとに

大岡忠相(おおおか ただすけ)は、吉宗が将軍にならなければ、歴史にその名が残る武士ではありません。
まさに吉宗は、忠相にとって、大抜擢してくれた、大恩のある将軍なのです。

* * *

水野忠之のことは、コラム「みゆきの道(4)御坂と赤穂浪士」の中で、吉良邸討ち入り後の赤穂浪士を手厚く扱った人物であったことを書きました。
また、「細川の水の(水野)流れは清けれど ただ大海(毛利甲斐守)の沖(松平隠岐守)ぞ濁れる」という、今でいう掲示板のお話しも書きました。

これは、赤穂浪士の扱いにあたたかい細川家と水野家、冷たい毛利家と四国の松平家ということをうたっているものです。
吉宗が将軍になる前の、五代将軍 綱吉(群馬勢)の時代のことですが、この頃は、コラム「よどみ(2)群馬県vs.山梨県」でも書いたとおり、群馬の徳川勢と山梨の徳川勢が勢力争いをしていた時代で、前述の文章は、細川・水野(群馬勢というよりも反山梨?)、毛利・松平隠岐守(山梨勢?)の争いを意味しているように思います。
一種のプロパガンダ戦術のひとつとも考えられます。

忠之の後任の老中首座の、松平乗邑の家も、群馬勢(反山梨?)だったとは思います。

吉宗は、将軍になるずっと前から、この頃の各大名家や大岡忠相の行動をしっかり見ており、その後、使える人物を自分の手元に引き寄せるのです。
吉宗は、絵島生島事件をきっかけに、山梨勢を蹴散らして、和歌山勢として江戸幕府を手中にしました。
本コラムの「よどみシリーズ」の前半は、この暗躍の話しを書いています。

* * *

吉宗が将軍の時代に、この三人(忠之・乗邑・忠相)がいるのは、そのためです。
ですから、ドラマで、敵として登場する可能性のある者たちは、かつての群馬勢や山梨勢、尾張徳川家だったりします。
歴史的には、大奥も、敵であったり、味方であったりしますね。
水戸徳川家は、上手く立ち回ります。

ただ、吉宗・忠之・乗邑の政治姿勢は、庶民には非常にきびしい部分もあり、結構 庶民からは反感を買います。
忠相は、ある意味、庶民を助けるような役回りが多かったためか、庶民のヒーローとしてドラマに描かれてきましたね。

昭和時代の加藤剛(かとう ごう)さんの「大岡越前」の描き方もそうでしたが、庶民の心情に寄り添いながら、上司たちとも折り合いをつけていく、そんな役人が、ドラマの中の大岡忠相という人物のようにも感じます。

* * *

その頃の江戸時代は、財政問題や社会問題、江戸の火災などが多くありましたが、群馬vs山梨という徳川勢どうしの政争が一段落し、次期9代将軍も家重に決まり、政治としては一時的に安定した「大岡越前のいた時代」でした。

吉宗の時代の前後にあった、暗殺・謀略・裏切りだらけの大抗争時代ではない、かすかな陽気さがあった時代の物語なのです。
コラム「ダンボみたいに」で書きましたが、吉宗がゾウを日本に呼び寄せて、日本中に「大ゾウさんブーム」が起きたのもこの時代です。
そんな時代の安心感が、ドラマ「大岡越前」の裏側にあるのです。


◇忠相のおかげ

NHKの「大岡越前」のシリーズは、俳優の東山紀之(ひがしやま のりゆき)さんが、大岡忠相を演じています。
私は、コラム「みゆきの道(4)御坂と赤穂浪士」の中で、次のように書きました。

「ソフトな雰囲気のNHK時代劇「大岡越前」も、今の時代には あっていますよね。
時代劇でありながら、温かい現代劇の味わいも感じます。
私はキャスティング(配役)も好きです。
この「ほっこり感」は、民放の大岡越前にはなかった気がします。

東山紀之さんは、時代劇「必殺シリーズ」の中村主水(なかむら もんど)も演じられますが、個人的には大岡越前の東山さんのほうが好きですね。
津川雅彦さんの姿を、この「大岡越前」で、もう見ることができないのは非常に残念です。
個人的には、寺田農(てらだ みのり)さんが演じる、「大岡越前」の妻の父親である吉本作左ヱ門がお気に入りです。
津川さんと寺田さんの、大ベテランどうしのかけあいは面白かったですね。

「大岡越前5」は、NHK-BSプレミアムで、2020年1月10日スタート、金曜夜8時です。
また、ほっこりできる時代劇タイムが戻ってきます。
この新シリーズでは、俳優の田村亮さんが演じる、勝手掛老中(老中首座)として松平乗邑(のりさと)が登場するようです。…」

このように書きましたが、実際に今、「ほっこりタイム」を楽しんでいます。
さすがに、ほっこりものが得意のNHKですね。

現代の今の「大岡越前」は、その裁き方(問題解決方法)の面白さだけでなく、現代のドラマらしく、中間管理職どうしのライバル関係も表現されています。
「ライバルや、強硬な上司をも、うならせる」、そんな名裁きをご覧ください。

裁判という何か冷たい題材なのに、あたたかな「ほっこり感」を感じるのは、脚本のおかげ?、キャスティングのおかげ?、制作者のおかげ?
それもあるかもしれませんが、やっぱり、忠相のおかげかもしれませんね。


◇馬を求めて

ところで、どうして「おウマがくる~」なの?

大岡忠相は、その名を「大岡 求馬(おおおか もとめ)」と呼ばれていた時期があります。
ドラマの中で、忠相の息子(後の忠宜〔ただよし〕)の名が、「求次郎」なのはそのためです。

変な名前ですよね。

「求馬(もとめ)」とは、関東の武家で使われていた一種の名前で「東百官(あずまひゃっかん)」のひとつです。

朝廷から与えられる官職名「百官名(ひゃっかんな)」を真似て、つくったものです。
とにかく江戸幕府は、朝廷にあるなら、幕府にも…です。

まずは朝廷から与えられる「百官名」の一部を書きます。
時代劇には、人物の名前の中に相当に出てきますので、皆さんも聞いたことのあるものも多いと思います。
みな、ある官職を意味しますが、江戸時代は官位の意味だけです。
とはいえ、朝廷(皇室)から頂戴する名誉です。

中務(なかつかさ)、内蔵(くら)、内匠(たくみ)、監物(けんもつ)、内記(ないき)、式部(しきぶ)、大学(だいがく)、治部(じぶ)、玄蕃(げんば)、民部(みんぶ)、主計(かずえ)、主税(ちから)、兵部(ひょうぶ)、隼人(はやと)、刑部(ぎょうぶ)、大蔵(おおくら)、織部(おりべ)、宮内(くない)、大膳(だいぜん)、掃部(かもん)、典膳(てんぜん)、判官(じょう)、造酒(みき)、采女(うねめ)、主水(もんど)、少納言局の外記(げき)、 少納言局の主典(さかん)、弾正(だんじょう)、左兵衛(さひょうえ)、右兵衛(うひょうえ)、金吾(きんご)、左衛門(さえもん)、右衛門(うえもん)、源右衛門(げんえもん)、左近(さこん)、右近(うこん)、舎人(とねり)、主馬(しゅめ)、帯刀(たてわき)、 兵馬(ひょうま、へいま)、左馬(さま)、右馬(うま)、兵庫(ひょうご)、左京(さきょう)、右京(うきょう)、大弐(だいに)、少弐(しょうに)、修理(しゅり)、蔵人(くろうど・くらんど)…などなど。

これらの上に、「朝臣(あそん)」というスーパーネームがあります。
豊臣秀吉の「臣」に通じる「朝臣」です。

* * *

これに対抗したのが、幕府を経由して、朝廷からもらう官職名を「東百官(武家百官・あずまひゃかん))」です。
古い時代は、きちんと経由するしきたりがあったようですが、江戸時代は、もう勝手に、みな名乗ったようです。
今でいえば、ちょっとカッコよく見せるキラキラネームを別名として使うようなことでしょうか。

とはいえ、ちょっとカッコいいですね。
その漢字にそれほどの意味があったとは思えません。
とにかく、文字と音のカッコよさの追求だったと思います。
その一部を書きますね。
歴史上の有名人もたくさんいます。

求馬(もとめ)、伊織(いおり)、一学(いちがく)、斎(いつき)、鵜殿(うどの)、右内(うない)、采弥(うねね)、右門(うもん)、衛守(えもり)、数馬(かずま)、要人(かなめ)、久米(くめ)、宮門(くもん)、蔵主(くろうず)、軍記(ぐんき)、源内(げんない)、古仙(こせん)、左源太(さげんた)、左膳(さぜん)、左中(さちゅう)、左内(さない)、左平(さへい)、左門(さもん)、司書(ししょ)、志津摩(しづま)、自然(じねん)、十内(じゅうない)、但見(たじみ)、頼母(たのも)、多門(たもん)、丹下(たんげ)、丹弥(たんや)、典女(てんにょ)、典礼(てんれい)、藤馬(とうま)、兎毛(ともう)、浪江(なみえ)、隼人助(はやとのすけ)、平馬(へいま)、武極(ぶきょく)、文庫(ぶんこ)、文内(ぶんない)、門弥(もんや) 矢柄(やがら)…。
星の数ほどですね。
多過ぎて、キラキラしなくなってきますね。

コラム「みゆきの道(2)薩摩どん」で百官名や松平姓のことを、コラム「長者さまと成願寺」で、「朝臣(あそん)」のことや、名前で苦労した戦国大名たちのことを書いています。

* * *

機会がありましたら、「大河ドラマ」とは対極にある「大岡越前」も見てみてください。

東山 "求馬” 紀之さんが、ひとりだけ別次元のカッコよさで登場してきます。
こんな侍が、江戸にいたら、もう江戸の庶民は放っておきませんね。
斬り合いの立ち回りが、ほぼダンサーの決めポーズです。
これは、他の俳優では、なかなかマネできませんね。
この数分、いや数十秒だけでも、満足できます。

町奉行というより、イケメンの歌舞伎役者のようですが、「大岡越前」のドラマの中では、違和感がまったくありません。
東山さんを、抜擢した方は、すばらしい能力をお持ちだと思います。


俳優の平 岳大(ひら たけひろ)さんが演じる吉宗も、一見「さわやか吉宗」のようでいて、実は腹黒そうな雰囲気が、結構 好きです。

他のキャスティングもすばらしい、そんなNHK「大岡越前」です。

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「大岡越前5」は、NHK-BSプレミアム、金曜夜8時です。
45分番組で、再放送もあります。

大河ドラマを、日曜の夜6時からNHK-BSプレミアムで見ておられる方は、そのまま「大岡越前」を続けて見られますよ。
なんと、豪華二本立ての「時代劇タイム」なのです。
そして、30分休憩して、夜8時から、もう一度…。
なかなかの番組編成です。
夜9時には、すっかり できあがっていますね。

「大岡越前5」のサイト

大河が「麒麟(きりん)がくる」でくるなら、金曜時代劇は「求馬(もとめ)がくる」・・・。

 

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2020.1.25 天乃みそ汁

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