関ヶ原の戦い・プロファイル

 

昨日(2019年10月3日)、NHKBSプレミアムで放送された「ザ・プロファイラースペシャル / 関ヶ原3つの IF(イフ) 」をご覧になった歴史ファンの方々も多かったと思います。

 

私は、普段はこの番組を見ませんが、サブタイトルにつられて見てしまいました。

 

NHKのテレビ番組「ふらっとあの街 旅ラン10キロ」のメインランナーのひとりで、走りながら、おしゃべりも上手にこなすタレントの鈴木ちなみさんが、どのようなかたちで登場するのかも興味がありました。

「ちなみに…」と、親父ギャグを無理やり言わされていたのでしょうが、笑顔で元気に登場されていたのは好感が持てました。

関ヶ原のある岐阜県出身の方だと初めて知りました。

気のせいでしょうか、最近、何となくテレビでお声を聞く機会が増えてきたような気がします。

 

この番組の司会は、大河ドラマ「軍師 官兵衛」で主役をされた岡田准一さんです。

今やアイドルというよりも役者さんのイメージですね。

今回の番組も、やはり黒田官兵衛の話しがたくさん登場しましたので、イキイキと語っておられました。

やはり、官兵衛役は、相当に思い入れがあったのだと感じますね。

「ザ・プロファイラースペシャル / 関ヶ原3つの IF 」の番組内での、「山城に来て、堀の話しをしないのはヤボだ」という言葉は、うれしかったですね。

これからも、岡田さんと 戦国時代と NHKという組み合わせは続いていきそうですね。

 

家康という人物…、知れば知るほど、好きになるのか、嫌いになるのか…?

岡田さんは、いずれ家康を演じたいと言っておられましたが、どんな家康像を描こうとされるのでしょう。

三成とも、官兵衛とも、まったく異なる人物です。

楽しみにしています。

 

* * *

 

番組内容は、歴史の初心者向けの内容で、小学生など子供たちにもわかりやすい説明だったと思います。

関ヶ原の戦い」の戦場の重要なポイント場所の映像が、細かに紹介されていて、歴史ファンも喜べる映像内容だったと思います。

実際に大砲を撃ってみる実験も面白かったですね。

 

ただ、内容は、歴史ファンや、戦国マニアには、少し物足りず、人物プロファイリングというには少し浅い印象がありました。

「3つの IF(イフ)」も、歴史ファンやマニアには、「ハテナ?」でしょうね。

賛否両論大有りだと思います。

 

解説は、ほぼ昭和時代の歴史教育の内容で、あまり最新研究や分析が盛り込まれてはいませんでした。

NHKですから、確証を得られていない内容をどこまで紹介するのかや、教科書や大河ドラマ、教育現場との整合性もあるでしょうから、あまり冒険もできないのは仕方がないところだと思います。

放送時間にも限りがありますので、割愛されたキーになる重要な内容も多くありましたが、これも仕方ありませんね。

それよりも、山城の面白い映像のほうが優先…、これがテレビというものですね。

 

* * *

 

私は、NHKの歴史番組では、「英雄たちの選択」、「歴史秘話ヒストリア」、「偉人たちの健康診断」はよく見ています。

 

「歴史にドキリ」は、小学校教育用のミニ番組ですが、意外と面白かったりします。

出演者は中村獅童さんですが、ふん装や仕草など、普段の歌舞伎やテレビドラマなどの雰囲気と違っていて面白いです。

私は、中村さんの面白さを楽しみに、時々この番組を見ています。

小学生の教育には、とても良い番組です。

専用サイトでも、動画を見れると思います。

 

こうした正統派の歴史番組と、この「ザ・プロファイラー」は、かなり意味合いが違うような印象を持ちます。

司会者といい、コメンテイターといい、エンターテイメント性のほうを重視しているように感じますね。

 

歴史や心理学のマニアやファンほどではない方々には、ちょうどいい感じなのかもしれませんね。

人物プロファイリングも、深く扱い過ぎたら、キリがありません。

こういう番組から、歴史に興味を持ち始めてくれて、より専門性や最新研究が盛り込まれた歴史番組に進んでくれたら、とてもいいことですね。

 

いきなり「英雄たちの選択」から歴史に入るには、ちょっとハードルが高いかもしれません。

歴史秘話ヒストリア」は、時代により、レベルが上がったり下がったりしますね。

これは、半分は歴史再現ドラマ番組です。

ドラマ性を重視しすぎのような回もないことはないですが、それはそれで楽しめます。

 

* * *

 

今回の「ザ・プロファイラースペシャル / 関ヶ原3つの IF 」では、「関ヶ原の戦い」の決戦日が慶長5年9月15日であったため、それに合わせて取材されたようです。

この日付は旧暦です。現在の西暦では1600年10月21日です。

番組内では、稲刈りがどうこう言っていましたが、江戸時代は現代よりも気温が若干低く、今の11月中旬くらいのイメージでしょうか。

稲刈りが終わって、雪が降りだす直前というイメージの時期です。

 

歴史に名を残す戦国武将たちであれば、農家への配慮は欠かしません。

戦の勝者は、戦場になった場所に暮らす農民には、後で手当てをしっかりするものです。

 あえて、稲刈り前の田んぼや農民の家を焼き払う武将もいましたが、たいがいは悪名高い者たちばかりです。だいたい、途中で滅んでいきます。

こうした傾向は、現代の政治やビジネスでも多く見られますね。 

 

* * *

 

「ザ・プロファイラースペシャル / 関ヶ原3つの IF 」は、おそらく再放送もされるだろうと思いますので、よろしければご覧ください。

 

ちなみに…

 

このコラム「映像&史跡fun」でも、「関ヶ原の戦い」について過去に書いています。

割合、最新分析も含めて、関ヶ原の戦いの全体像を書いています。

私の想像も盛り込んでいますので、「もうひとつの関ヶ原」の物語として、よろしければ参考にご覧ください。

 

徳川家康の人生や、「関ヶ原の戦い」の中には、現代人にも、生き方や戦い方の参考になることがたくさん詰まっていますね。

 

( 3回シリーズ )

 

旅が人をつくる / もうひとつの関ヶ原 ①

 

旅が人をつくる / もうひとつの関ヶ原 ②

 

旅が人をつくる / もうひとつの関ヶ原 ③

 

 

2019.10.4 jiho

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