【POLICY】地域自主管理集会施設整備補助事業。 | 西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。

西宮の筋肉議員、川村よしとの活動日記。

西宮市議会議員の川村よしとです。
仕事やプライベート、トレーニングのことなどを気軽に書いていこうと思います。
こっそり、筋肉議員枠での認知度向上も狙っています(笑)

川村さんのBlog、いつも見てるんですよ。
何でも自由に書けて、羨ましいなぁ。

…って、同期の議員さんに言われました(笑)

一般質問も、ちょっと自由にやり過ぎましたけど、
まぁ、たぶん大丈夫でしょう。
この辺は、また別途書かせて頂きます。

今日からしばらくは、
一般質問コーナーにしたいと思います。
…って言っても、堅苦しい感じでは書きませんのでご安心を。

□■□

ひとつめは、
地域自主管理集会施設整備補助事業(長いw)について。

早速、カタそうなタイトルですね(笑)
でも大丈夫です。

簡単に説明すると、
地域で集会所等を作る時に、市から補助金が貰える制度です。
ね?簡単でしょ?

これ、一般質問に取り上げたのは、会派は違いますが、
2年連続で総務の正副委員長ペアになっている澁谷議員から、
情報提供があったからです。
仲良しなので、ちょくちょく飲みにも行きます。

…で、もともとは、
自転車対策事業について質問するつもりだったのですが、
知らん誰かのせいで、
今やっても無意味なものになりそうだったので、
取りやめました。


代打として、
ソーシャルメディアについての確認のための質問と、
何かもうひとつくらいやろうかなぁ…という感じの時に、
澁谷議員と廊下でバッタリ会って、この話になったわけです。

自転車対策事業もそうだったんですが、
「ザ・チェック!西宮」
(もはや誰も興味がないであろうイベント)に取り上げられていたので、
概要は何となく知っていました。
地域の方から、質問を受けたこともありましたし。

実は、市が自治会の活動を直接的に支援する仕組みって、
この制度しかないんですよね。
「参画と恊働の推進」とか言ってるのに。

澁谷議員の地元でも、
この制度の運用面で疑問が出ているとのことで、
調べてみると、他の議員さんの地元でも、
似たような話がちらほら聞こえてきました。

ボクが住んでいる地域でも、
将来的にこの制度を使いたいと思った時に、
現在の運用のままでは補助金が受けられない可能性もあります。

まぁ、そんな流れもあったので、
このテーマについて、ボクなりに料理をすることにしたのです。

□■□

この制度、超簡単に説明すると、前述の通り、
地域で集会所等を作る時に、市から補助金が貰えるというものです。

ただ、そこは当然、税金が投じられるわけですから、
申請すれば何でもOK!…ってノリでもなく、
①葬儀等にも利用できる。
②トイレや厨房又は湯沸かし場がある。
…などの条件を満たさなくてはなりません。

この、条件のひとつが問題なのです。
「地域住民の反対がない。
 特に、地先住民の反対がない。」

…という主旨の文面があります。

コレだけ見ると、そりゃそうだよねって感じなんですが、
よくよく調べると、

「たった一人でも反対がいれば補助金は出せない。」
…という解釈になるのです。

一般質問で取り上げたのは、まさにこの部分。

Q.例えばのケースですが、
  ある自治会でリフォームが必要な集会施設があり、
  ほぼ100%の住民が補助金を望んでいたとします。
  こういった場合でも、
  たった一人が公式な文書で反対すれば、
  補助はできなくなってしまうのでしょうか?


A.できません。
  →議事録では遠回しな言い方をしていますが。

300人の自治会で、299人の賛成署名があっても、
ひとりが反対すれば、補助は受けられません。


一般質問では、
「悪意ある第三者」がいた場合に、
適切な運用がなされず、むしろ「参画と恊働の推進」を
阻害する可能性がある。
…と、指摘しました。

この制度、どう考えても要綱や運用に欠陥があります。
「299対1」で1人の方が勝つって、
民主主義もクソもない。

少なくとも、本会議で要望した通り、
「一人でも反対があれば、補助金が交付されない。」
…と解釈できる部分を、
「反対者は賛成者の10%の署名を集めなくてはならない。」
…という意味合いに変えるとか、より良い方法は検討できるはずです。
10%とか、その数値の妥当性は別途検討せねばなりませんが。

市は、トラブルをイヤがってるだけです。
反対があるのに補助金を出したら、市が文句言われるやん…。
みたいな。

あそこの公園に集会所があって便利だから、
夏祭りや盆踊り大会も運営しやすい。
…というように、地域活動って、
その集会施設があるから成り立つものも多いはずです。

改築の必要があって、みんながそれを望んでも、
たったひとりの反対(それがただの嫌がらせであっても)によって、
集会所を潰さざるを得ないことになります。
結果的に、それは自治会活動の弱体化を招くでしょう。

甲東園バルを手伝わせて貰った時にも思いましたが、
それぞれの地域の活動には、
その活動の拠点とかランドマークになるようなものって、
必要なんですよね。

□■□

別に、ボクがどこかの自治会からお願いされて、
一般質問したわけじゃないですよ(笑)

ちなみに、澁谷議員もBlogをアップされていたので、
興味のある方は、そちらもご覧下さい。

次回は、防犯灯維持管理事業について書かせて頂きます。
こちらは、かなりの期間をかけて、
調査・研究をしましたし、一定の成果を上げることができました。
ご期待下さい!

それでは、今日はこのへんで。
ありがとうございました。





川村よしと