フェイキックIOLは眼の中に特殊なレンズを入れて近視・遠視・乱視の矯正を行う手術方法である。日本語では「有水晶体眼内レンズ」という。濁った水晶体を除去し眼内レンズを挿入する白内障手術の応用であり、白内障手術とは違って水晶体を残したままレンズを挿入するのでこの名がある。
 手術は、麻酔を含め15~30分。麻酔をして角膜を切開し、レンズを挿入しレンズ両端にある固定具で固定する。レンズの直径は6ミリ程度。手術は1か月ほどの間隔を空けて片方の目ずつ行う。
 レーシックなどレーザーを使った手術と違い角膜を削ることがないので角膜が薄くレーシック手術が適さない人、また同じくレーシックの適応外である強度近視の人にも有効である。

 (出典)http://phakiciol.portalclinic.jp/
     http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/sa4b2901.htm


歴史
 1986年にヨーロッパでフェイキックIOL挿入手術が始まる。
 2004年9月、アメリカで近視用眼内レンズが承認される。

 (出典)http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/sa4b2901.htm

費用

 片眼30~40万円、両眼で60~80万円程度

特徴
 ・強度近視、角膜が薄いなどレーザー屈折手術が適用外の人にも適している
 ・レーザー屈折手術と違い、必要であればレンズを外すことで元に戻せる
 ・治療後の視界が良好
 ・角膜を約6ミリ切開するので縫合が必要で、乱視が出ることがある
 ・症例数が少なく長期的な安全性は分かっていない
 ・手術を片眼ずつ行うので両眼の矯正に時間がかかる
 ・実施医院が少ない
 ・健康保険が適用されず、費用が高額
 ・挿入するレンズはオーダーメイドなので届くまでに時間がかかることがある
 エピレーシックはレーシック 手術と同様に、角膜にエキシマレーザーを照射して屈折を矯正する視力回復手術である。
 エピレーシックではエピケラトームという専用の医療機器を用い、フラップと呼ばれる蓋のようなものを通常のレーシックより薄く、角膜上皮という部分に限局して作成する。このフラップをめくりエキシマレーザーを角膜に照射するという手順はレーシックと同じだが、角膜の上皮細胞は新陳代謝するのでフラップはやがて剥がれ落ち、新しい角膜上皮が再生する。そのため、レーシックと異なり眼に強い衝撃を受けてもフラップがずれることがない。
 また、フラップを薄く作成するためレーザーで削られる角膜の厚みと強度を確保しやすく、レーシック手術が角膜の厚さの問題で適応外とされたケースでも適応になる可能性がある。

 (出典)http://ganka.kanacli.net/surgery/epilasik.html
     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF


歴史

 レーシックについては1990年にギリシャの眼科医が開発し、世界で初めて手術が行われた。

 エピレーシックはその約10年後に開発される。

 (出典)http://www.e-shiryoku.net/m70/lasik-history.html

費用
 健康保険が適用されない手術のため、施術する眼科によって金額は異なる。
 両眼で30万円前後の価格が中心だが、両眼で20万円弱の施設~50万円弱の施設まで。

特徴
 ・健康保険が適用されず、手術前の検査も含め全て自費診療となるため、費用がかかる。

 ・歴史が浅く、長い期間のデータが無い。

 ・術後、まれに合併症を起こすことがある。

 ・レーシックが不適応とされる、角膜の薄い人やボクシングなどの激しいスポーツをする人も適応となる可能性がある。

 ・術後痛みがあるため、数日~1週間程度保護用のコンタクトレンズを装着する必要がある。

 ほんべ式視力回復法は、現役眼科医である本部千博医師が研究開発した視力回復プログラムである。これをトレーニングマニュアル化したものを「見える!驚異の視力回復法」として販売している。
 このプログラムでは、視力低下の原因を「目の筋肉の衰え」とし、毛様体筋・外眼筋といった目の動きをコントロールする筋肉を鍛えることで視力を回復させられるとしている。また、目からの情報を認識する脳の働きも重要であると考え、脳の働きを改善すれば視力も回復するという。
 具体的には12枚のカードを用いたトレーニングや、日常生活の合間に行えるトレーニング法を提供している。

 (出典)http://mieru-eye.com/

歴史
 本部千博医師が10年にわたり、視力低下に悩む患者の治療と研究を行いその臨床経験からこの視力回復法を完成させた。

 (出典)http://www.best-eye.com/

費用
 通常価格29,800円(先着150名に限り特別価格14,800円で購入できる(2009年7月現在))

特徴
 ・手術を必要としない
 ・近視のみではなく、老眼の進行を抑え白内障・緑内障の予防にもなるとしている
 ・脳に刺激を与えるため脳機能の活性化も図れる可能性がある
 ・トレーニングは小学生にもできる簡単なものであるとされる
 
リンク
 <視力回復 ほんべ式視力回復法>
  http://mieru-eye.com/