空き家の適正管理で流通を、管理不全空き家は処分を。 | 白鳥まさのりのブログ

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先日、箕輪町空き家等対策協議会が開かれました。

 

 

少子化、人口減少が進む中、自然減をカバーしていくためには、移住定住対策などによる社会増が必要になります。

転入を進めるには、UIターンの促進をしなければ。

移住者には、働く場所、仕事の確保とともに、空き家などの住む場所の提供が必要になります。

また、管理が行き届かず、地域の生活環境に悪影響を及ぼしている空き家の解消も必要です。

こうした課題に対応すべく協議会を設置、空き家対策を行っています。

 

 

今回の協議会では、町内の空き家の現況が報告されました。

 

◆現在の空き家数  304戸 (R2の件数 403戸)

 

※空き家戸数は減少している。

※外見上、空き家に見えるが年数回利用するなど空き家と認めないものも多い。

※区別に見ると、松島75戸、木下73戸、大出28戸が多い。

※良質な空き家は、売却などにより流通していく。

 

 

◆空き家バンク年度別登録数

 

R3  22件申請 ➡ 18件解除(12件売買、4件賃貸、2件取下げ)

R4  24件申請 ➡ 25件解除(19件売買、5件賃貸、1件取下げ)

R5  35件申請 ➡ 26件解除(20件売買、4件賃貸、2件取下げ)

 

※解除(処理)件数には、R2以前に申請登録され解除された件数を含む。

※空き家バンクに登録されると処分されていく可能性が高い。

※500万円以下の物件は早期に売却される傾向にある。

 

 

◆空き地バンク年度別登録数

 

R3   9件申請 ➡ 1件解除(1件取下げ)

R4  18件申請 ➡ 1件解除(1件取下げ)

R5  35件申請 ➡ 4件解除(3件売買、1件取下げ)

 

※空地バンクへの登録は少なく、登録されても活用が進まない。

※住宅建築などが不向きな空き地が多いことが原因か。

 

 

◆特定空き家戸数

認定数 14戸

解除数  5戸

現戸数  9戸

 

※特定空き家は、倒壊、危険、衛生上有害の恐れ等のある空き家。

※9戸は、所有者と連絡が取れない、所有者の確定が見込み薄など。

※特定空き家の中には、放置すると建物の倒壊が不可避であり、道路の通行人へ危害を及ぼす危険性が高いことから、勧告、命令、行政代執行を想定した手続きを始めることを合意した。

 

◆空き家関係の補助制度の活用状況

 

〇空き家改修費等補助金(上限40万円)

R5 10件

 

〇空き家片付け事業補助金(上限10万円)

R5 29件

 

〇空き家解体事業補助金(上限30万円)

R5 11件

※特定空き家の解体の場合は上限100万円

 

 

3月3日(日)、空き家の総合相談会が南箕輪村民センターで開かれます。

伊那市、箕輪町、南箕輪村で空き家、空き店舗をお持ちの方ご相談を。

不動産、片付け、リフォームの専門業者が疑問にお答えします。

お問い合わせは、箕輪町移住定住担当☎0265-79-3153