白い猫のハートの足跡

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東野 圭吾
使命と魂のリミット

大ファンという訳ではないのですが、東野さんの新作が出ると、必ず読む私です。
はずれない作家さんという感じでしょうか。

この本も医療系ミステリーですが、先が気になる面白さでした!

主人公は研修医で心臓外科医を目指す夕紀。
中学生の頃、父を心臓疾患でope中に亡くした経験があり、そのことから心臓外科医を目指しているのだが。
当時の執刀医が夕紀の所属する病院の教授であり、母の恋人。
複雑な思いの夕紀の気持ちと併行して、その陰で事件は進行していくのです。


この本の醍醐味は、やはり伏線が色々とはってあること。
主人公は夕紀ですが、他にも重要な登場人物が何人かいて、ストーリー展開も最後まで飽きさせません。

秋の夜長に楽しむミステリーとしては最適でしょう!
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東野 圭吾
赤い指

東野圭吾さんの待望の新作です。
親の歪んだ愛、痴ほう老人を抱えた家族、夫婦の関係、嫁姑の関係など、色々な問題を抱えた夫婦に起きた子供の事件です。
子供が想像を超えた大それたことをしでかした時、親であれば誰でも動揺し、なかったことにしたいと思うことでしょう。
でも、実際に起きてしまった後でどう始末をつけるか、その姿勢も大事なのかもしれません。

犯人一家の姿と、それを追う刑事の家庭の事情。
両面から描いた物語でした。

内容としてはこのページ数が間延びせずちょうどいいのでしょうけれど、最近、他作家さんの力作長編を読み続けているせいか、物足りなく感じました。

この本が一番言いたかったことは、親子の愛なのでしょうか。
溺愛でも無関心でもなく、きちんとした人間に育てること。
不変の悩みかもしれません。
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荻原 浩
明日の記憶

正直、アッパーカットをくらったように、衝撃を受けた作品です
アルツハイマーになり、段々と記憶や認識能力をなくして行く主人公の切なさや、苦しみが本当にうまく表現できているにも関わらず、作者の筆タッチが素晴らしく、明るさとユーモアをなくさずに読めるのです。

いざ病気になった時こそ、夫婦愛を考えるのかもしれません。
先が気になり、一気に読めましたが、主人公や妻の気持ちになって、改めて再読したくなるような小説でした。奥さんがとても素敵なのです。
ラストシーンの笑顔が、目に浮かぶかのようでした。

これだけの重いテーマを、切々と書かれたら読むのも苦しいかもしれません。
ユーモアと構成の素晴らしさ!
作者の本当の力量を感じました。

今までも何作かこの作者の本を読んでいますが、底知れない実力の持ち主と思います。
これから先の作品も楽しみですね。

今年も最後になった12月、この作品と出会えて良かったです。
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帚木 蓬生
受命―Calling

読むのに時間がかかりました。
というのも、引き込まれる程面白かったのに、飛ばし読み、斜め読みができなくて、じっくり主人公たちと共に、冒険に加わったからです。

舞台は北朝鮮。
恐るべきこの国の実態をここまで暴いて、帚木 蓬生さんは命を狙われないのだろうか…と思う程、リアルでゾクゾクしました。

あらすじを簡単に説明すると、日系ブラジル人医師、津村が平壌産院の医師に、北朝鮮に来て、技術と知識を伝えてくれないかと言われ、興味を持ち北朝鮮へ。
数年前に出版された「受精」で知り合ったメンバーたちも、それぞれの意図や流れで同じ時期に北朝鮮へ渡るのです。

そして、大きな、大きな事件へと巻き込まれて行くのですが…。

読みながら、展開に目を離せなくなりました。
北朝鮮の実態と虚像が目の前に迫ってくる力作です。

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野沢 尚
深紅

友人が勧めてくれたミステリーです。


小学校の移動教室の夜、奏子(かなこ)の留守中に、父、母、弟2人を一家惨殺されてしまうのです。

第一章は、東京に帰るタクシーの中から家族が殺された事実を知り、それを認識するまでの長い一夜を書いています。


そして第二章では、興味深い殺人犯人の上申書が掲載されています。


これを読んだ読者が、犯人につい同情してしまうのではないかと思うのです。


そして、第三章以降、物語は佳境に入ります。


一家惨殺されて、自分だけが生き残ったことに罪悪感を感じる奏子。

自分も一緒に殺してくれればいいと言う未歩。


同じ年の2人は全く別の人生を歩いています。

表面的には恵まれているように見える奏子ですが、心の中には癒えない苦しみが渦巻いています。


この2人が出会った時、物語が大きく動くのです。


引きずり込まれるように一気に読みました。


野沢さんが言いたいことが完全に私に伝わっているかはともかく、物語としては構成も上手く、面白かったと思います。

終り方も良かった。


2人の少女の未来が明るいことを願って本を閉じました。

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著者: 東野 圭吾
タイトル: 秘密

この作品を読み終わった時に感じたのは、やっぱり男性の目線だなあということ。
もちろん、作家さんが男性だから当然なんだけど、同じテーマでも女性が書いたら全く違う視点と考え方になっただろうなと思います。

東野さんは私の中では、とても読みやすく、先が読み進めたくなり、伏線を張るのが上手な、完璧なエンターテイメント、ストーリーテラーの作家さんという位置づけです。
ただ、難をいえば、東野さんはとてもいい方なんだろうなっていうのが見えること。
人情に厚く、クールなふりをしていても、そうはなりきれない優しさが、どの作品にもあふれています。もちろん、それは長所なんですけれどね!
だからこそ、安心して読めるっていうのもあります。
最後が決して、ハッピーエンドでなくても。

東野さんの作品に共通するのは、「トキオ」という作品でも同じですが、淋しいお別れがあるけれど、主人公はそこから学ぶものがあるということです。
きっと、その学ぶものと、心の交流から得られた何かを東野さんは伝えたくて、小説を書かれているんだろうなと感じています。

さて、この「秘密」という作品ですが、妻と娘がバスの事故に遭い、助かった娘の心が妻だったというお話しです。
体は娘で、心と記憶は妻。
夫である主人公は苦しみます。
そして、娘が青春を謳歌するのを見るにつけ、やっかみ、苦しむのです。

嫉妬の理由は2つあって、妻であるのに、他の男の子と恋愛をすることに対しての嫉妬。
もう一つは、同じように年をとっていくはずなのに、妻だけが、若い娘の体を借りて、もう一度、人生をやり直せることへの嫉妬。


誰もが自分の経験を生かして人生をやり直せたら、もっと勉強したおいたのにとか、ここであんなことをしておいたのにっていう智恵を生かせますよね。
それを実践して、よりよい人生を歩む妻(娘)を見て、主人公は嫉妬します。

段々娘は、生前の記憶をなくし、本当の娘になっていき、主人公も諦めていきます。
最後、娘の結婚式で明かされた秘密…。
主人公と共に泣いた方もいらっしゃったかもしれませんね。
私は、多分、泣くポイントがずれていたのか、泣くよりは、「なるほど、うまくやったな、この人は!」と思ったくらいです。

女性が書いたら、もっとリアルで意地悪な?小説になったであろうテーマを、優しくハートフルに書いたのが、東野さんの「秘密」です。

同じタイムスリップ物で、やっぱり心優しい男性が書いた小説、北村薫さんの「スキップ」も好きな小説の一つです。
こちらは、自分の体にタイムトリップしてしまうのですが、何と、大ショックなことに、高校生の心をもったまま、42歳で高校生の娘がいるという自分の体に入ってしまうのです。二度とこない青春時代を失った主人公がどう生きるか…。

タイムスリップは面白く、また永遠のテーマですよね。
料理の方法で、様々な小説に変化し、また読む方にも夢を与えてくれると思います。

補足ですが、ハードカバーの本の装丁がとても素敵です。
一見何でもないようなワイン色の表紙ですが、その表紙の紙をはずしてみると、ある秘密が…。
素敵ですよ! 是非、書店で確認してみてくださいね。
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著者: 帚木 蓬生
タイトル: 臓器農場

心底、体がゾクゾクした小説でした。
読んだのはもうかなり前なのですが、今でもその時の恐怖がよみがえるくらいリアルです。
作者がお医者様なので、詳細がリアルで、扱っているテーマも深い内容です。

新人看護婦の規子が、真っ新な気持ちで勤めはじめた病院に隠れた闇があった。
その闇を正義感の強い規子と、友人の看護婦が一緒にあばいていくのだが、相手が大きすぎて…。
医学ミステリーとでもいいましょうか。
でも、ミステリーという言葉では囲いきれない程、テーマは大きく重いです。

「無脳症児」
脳がない胎児は人なのか、人ではないのか。
そこから考えると、完全な人間だけが人間なのか。
心はどうなるのか。

 深く考えさせられる奥の深い小説でした。
そして、何より、ゾクゾク、ドキドキしてその展開を見守りました。

 一度読み始めたら止められないことは必須です。ただ、リアルすぎるため、妊娠されている女性にはお勧めできません。
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著者: 東野 圭吾
タイトル: 幻夜

デビュー作「放課後」からの読者です。
ファンかと言うとそうとは言い切れないけれど、書かれた作品の半分は読んでいます。
読みやすく、誰もが楽しめるミステリーを書かれる方だと思います。

東野圭吾さんが書く悪女は特徴がありますね。
男性が好きな「悪女」はこんな感じかなと思う代表的な人物像でしょうか。
クールで知的で強くて、でもどこか手を貸したくなる儚さを持っている美しい女性です。

阪神淡路大震災で被災者となった主人公。
災害を利用し、とっさに強請りをする叔父を殺害。それを目撃した美女と、その後、深い因果関係の中、事件に巻き込まれていくのです。

一つ一つの事件に関連性があり、深読みしなくても、察しがつきます。
それでも、はっきりした裏舞台を文字として追いたいし、先も気になるし、果たして主人公と悪女の行方はどうなるのか、眠る時間も惜しい程一気に読みました。

読後感はすこし悲しいけれど、私の中で、面白かったという印象が、記憶に残る一冊だと思います。

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