【嘉義/台南旅行記⑦】の続きになります。

 

いよいよ台南滞在の残り時間も少なくなってきました。こちらの立派な建物は台南市の美術館ですが、かつては警察の建物だったようです。

 

 

 

こちらは日本統治時代の1936年に建てられた「旧台南武徳殿」という建物で、日本の武道の道場だったそうです。しかしこちらも工事中で、どうもこの旅では工事中によく遭遇した気がします(苦笑)

 

 

 

こちらは「葉石涛文学紀念館」という建物。中は資料館になってますが、今回は時間がないのでパス。

 

 

 

そしてこちら、何となくですが東京駅を思わせるような煉瓦造りの長い建物ですね。

 

 

 

正面に回ってきました。こちらは 国立台湾文学館 という政府機関。1916年の日本統治時代の建築で、かつては「台南州庁」という行政機関が置かれてました。

 

 

 

中へ入ってみました。こちらは台湾で最初の国家級文学館ということで、綺麗に修復されているようでした。

 

 

 

時間の関係でほんのさわりだけしか見学できませんでしたが、たくさんの資料が展示されているそうです。

 

 

 

こちらは国立台湾文学館の目の前にあった建築で気になりましたが、調べてみると1937年に建てられた旧台南合同庁舎とのこと。中央の高い塔が印象的ですね。

 

 

 

こちらは旧日本勧業銀行台南支店で、現在は土地銀行台南分行として使用されているそうです。同じく1937年の建築になりますが、ギリシャ神殿を思わすような外観ですね~

 

 

 

そして午前中にも前を通った 林百貨 に戻ってきました!日本統治時代の1932年に「林百貨店」としてオープンし、当時の最先端の建築技術が使われていたそうです。終戦後は派出所などに使われていたそうですが、1980年頃からずっと空きビルになっていたものを2010年から修復し、2014年に新しいスタイルの「林百貨」として生まれ変わったとか☆

 

 

 

レトロでとてもオシャレな林百貨、さっそく中へ入ってみたいと思います♪

 

 

 

中は当時の姿を残しながらも、綺麗にリノベーションされてました。デパートとは言ってもやはり観光名所的なところもあってか、売り場の間にはかなり広めのスペースが確保されているようです。

 

 

 

2階へ上がってきました。販売されているのは雑貨が中心のようで、中にはオリジナルのグッズもあったようです。

 

 

 

ところどころに日本統治時代の様子がそのまま残されており、ノスタルジックな気持ちになりました。終戦から70年以上が経過したことを考えれば、当時ここで買い物をしたことのある若者は現在は90歳を超えていることになるんですよね。

 

 

 

エレベーターはもちろん新しいものになってましたが、当時のデザインを踏襲しているようでした。ちなみに当時の南台湾地方では、この林百貨のエレベーターが最新式だったとか。

 

 

 

当時はエスカレーターなんてものはありませんから、エレベーター以外では階段を利用することになります。時代を感じさせてくれますね~

 

 

 

屋上に来てみました。こちらにはテラスを備えたカフェや雑貨の売店等があり、更に上にも行けるようになっています。

 

 

 

先ほど歩いてきた通りを眺めます。塀が低いのでちょっと怖かったです(苦笑)

 

 

 

こちらは日本統治時代の神社の跡。産業の守護神として従業員に信仰されていたそうで、当時は一般には開放していなかったそうです。

 

 

 

赤いポストがありました。いい感じですね♪

 

 

 

ところどころ煉瓦が剥げたり穴が空いたりしているのは、第2次世界大戦で攻撃を受けた跡。あえてそのまま修復せずに残しているらしいです。

 

 

 

時計がありました。時刻が合ってなかったので、当時のものがそのまま飾ってある感じでしょうか。

 

 

 

こちらは4階にあったカフェ。ゆっくりして行きたかったですが、時間がないのでスルーしました。

 

 

 

現代のデパートからするとびっくりするくらい幅の狭い階段を降りて行きます。林百貨、ノスタルジックな気分を味わうことができる素敵な空間でした☆

 

 

 

そして台南での最後の食事はこちら、台南1の有名店と言っても過言ではない 度小月 の本店でいただきます!昨年12月には桃園国際空港内にある度小月の店舗で食事をしましたが(旅行記)、ぜひ本店にも来てみたかったのです。

 

 

 

満席のため外で少しだけ待ちましたが、その間にメニューを見てオーダー用紙に注文を書き込んでおくというシステム。5分ほどで席に案内され、まずは台湾ビールをいただきます♪

 

 

 

こちらは台南名物の「擔仔麺(タンツーメン」の老舗。近年では台湾でも色んな地方に出店してますが、こちらがその本店。100年以上の歴史があるそうです。

 

 

 

まず最初に出てきたのは、「黄金蝦捲」と呼ばれるエビの包み揚げ!中はふっくらで外はサクッとして、ビールのつまみには最高でした☆

 

 

 

そして擔仔麺が運ばれてきましたが、本店ではこんな感じの木の蓋がかぶせられています。面白いですね~

 

 

 

こちらが台南名物の 擔仔麺 (タンツーメン)!海老からとったあっさりのスープにもちもちの麺、そしてそぼろと海老が乗せられており、これがホントに美味!やっぱり本店の擔仔麺はあきらかに一味違う美味しさでした☆ ちなみにサイズは日本のお茶碗くらいの量なので、隣にいたお姉さんも普通にお代わりしてました。これが一杯50元(約190円)で食べることができます♪

 

 

 

そして最後にいただいたのは、「サバヒー(虱目魚)」という魚を焼いた「烤虱目魚肚」という料理。これまでに何度も台湾料理のメニューでサバヒーが出てくるのを見て、果たしてサバヒーはサバとどう違うのか(笑)気になっていたのです。

 

 

今回初めてそのサバヒーをいただいたわけですが、これが何ともふっくらの肉厚な身でまぁ美味しい!何となくですが、鯵に似ている感じの白身魚的な味で、これ大好きになりました♪

 

 

食事を終えて歩いていると、途中に何やら日本家屋のようなものがありました。

 

 

 

レストランのようでしたが、よく見ると古い煉瓦の上に立ってました。これは面白い。

 

 

 

こちらは鄭成功が祭祀を行なったと伝えられている 天壇天公廟 と言われ、1854年に建てられたそうです。

 

 

 

ここまでたくさんの寺院を見て来ましたが、こちらの装飾も手が込んでいて素晴らしいものがあります。

 

 

 

しかし台南の寺院は観光客が来る場所というよりも、信心深い地元の人が信仰に来る場所という印象。こちらも同じで、どうもカメラを持ってキョロキョロしてると気後れしてしまいます(苦笑)

 

 

 

そしてこちらの 進福大湾花生糖 という1934年創業の老舗でお土産のお菓子を買おうと思います!台南名物の人気のお菓子を検索するとこちらのお店がヒットするのですが、情報では空港や駅には店舗を出しておらずここへ来ないと買うことができません。

 

 

 

「花生糖」というピーナッツから作られるお菓子の詰め合わせを購入しました。帰国してからいただきましたが、ほんのりとした甘い味付けのピーナッツ菓子で、3種類の食感が楽しめてとても美味しかったです。

 

 

 

これで台南での全ての予定が完了し、あとはホテルへ戻るだけ。ベビー服が並べられた中を歩いて行きます(笑)

 

 

 

ホテル近くにも何やら寺院がありました。屋根の装飾が複雑で絵になりますね~

 

 

 

あとで調べてみたら、1679年に建てられた「祀典興済宮」という寺院で、かなり大きな規模になるようでした。

 

 

 

…ということで、これで台南の街にお別れ。ホテルに預けていたキャリーバッグを受け取って、高速鉄道の台南駅へと向かいます。ここ台南でも高速鉄道の駅は郊外にあるため、ロータリーに停まっていたタクシーを拾って移動しましたが、かなり飛ばしても約30分で410元(約1580円)の距離でした。

 

 

 

こちらが高速鉄道の台南駅。台湾の高速鉄道の駅は同時期に開業したからか、どの駅も同じような作りになっている気がします。

 

 

 

帰りのチケットは日本からネットで購入し、この前日に桃園駅で発券してもらってましたので問題無し。今回もお気に入りの商務座(ビジネスクラス)を利用します。新幹線のグリーン車と同じですね。

 

 

 

余裕を持って30分ほど早く着いたので、スタバで少しだけ休憩。

 

 

 

そして改札へ。台湾の高速鉄道は台北から高雄までを繋いでおり、本数も日本の新幹線と同じくらいあってホントに便利な交通手段だと思います☆

 

 

 

ホームに列車が入ってきました。

 

 

 

商務座(ビジネスクラス)にはお菓子とドリンクのサービスがあり、嬉しい限りです。

 

 

 

台南からは1時間23分で桃園駅に到着。ここからMRTに乗り換えです。

 

 

 

MRTの駅で次回のために、悠遊カード(台湾の交通ICカード)をチャージしておきました。(台湾のMRTの切符の自販機は日本語で操作できます) 次の予定は全くの白紙ですが、きっとそのうちまた来ることがあるでしょう(笑)

 

 

 

…ということで、21時30分になろうかという時間に桃園国際空港へ戻ってきました。

 

 

 

日付が変わって12月10日(月)の0時10分発の羽田行きの便で帰国します。

 

 

 

そうそう、今回の旅では「亜太電信」という会社のSIMを利用。4G回線が5日間速度低下無しで使えるというもので、今回足を運んだ全てのエリアでサクサク繋がる優れものでした!Amazonで730円で購入できたので、いい買い物だったと思います♪(SIMフリーWiFiルーターでの利用)

 

 

 

約3時間のフライトで、日本時間4時ちょうどに羽田空港へ到着。この日の台南は日中28℃でTシャツ短パンで過ごしてましたが、東京に到着した時の気温は何と5℃!いつも以上に寒く感じたことは言うまでもありません(笑)

 

 

 

いつもなら始発を待って都内の24時間営業のサウナへ行ってたのですが、今回は国際線ターミナル内にあるシャワールームを初めて利用してみました。いつも混雑しているイメージだったのですが、ふと見てみたら20分待ちで入れたのでちょうどよかったです。

 

 

シャワーを浴びたあとは空港内の吉野家で朝食をいただいてから、いつものように都内の職場へ出勤。アメトーークで眞鍋かをりさんが言っていたように、空港から仕事へ向かうのが普通になってきました(笑)

 

 

そして今回の嘉義・台南の旅で、台湾で訪れた都市がまた増えました。まだ東海岸が未踏の地なので、機会があればぜひ訪れてみたいと思ってます。

 

 

(制縣等級台灣版 ⇒ こちら より)

 

 

…といった感じの今回の旅。1泊2日という限られた時間の中に予定を詰め込むだけ詰め込んでみましたが、飛行機や列車の遅れといったトラブルに見舞われることもなく、ほぼ満足できるレベルで消化できたことは大きな収穫だったと思います。

 

そして天候にも恵まれたおかげで、気分よく街を散策することができたのもありがたかったです♪

 

【嘉義/台南旅行記】を最後までご覧いただき、ありがとうございました☆

 

 

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[嘉義/台南旅行記]

 

2018.12.08 【台湾南部の嘉義へ。映画「KANO」ゆかりの地を訪ね歩く☆】

2018.12.08 【嘉義公園から北門駅へ。日本統治時代の面影を色々発見する☆】

2018.12.08 【嘉義から各駅停車で台南へ。名物の肉粽と花園夜市を楽しむ☆】

2018.12.09 【地元で人気の牛肉湯の朝食から朝の神農街と市場を散歩する☆】 

2018.12.09 【台南のシンボル・赤崁楼と、周辺の歴史的な寺院を散策する☆】 

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2018.12.09 【日本統治時代の林百貨へ。度小月の擔仔麺で締めた台南の旅☆】この記事

 

 

※当ブログは千葉ロッテマリーンズ応援ブログ【しろ☆くろ】より旅行記を抜粋したものです。