先日、整体のサキ先生(仮名)が、
彼女の誕生日でお祝いをしてあげた話をしていた。
ああ、あんたはえらいねえ。
今どきの日本人男子はやさしいねえ。
今どきの日本人女子はしあわせだねえ。
その彼女と結婚したりするのかわからないけれど、
結婚しても子供ができても歳を取っても、
ずっとやさしい人のままでいてほしいねえ。
息子と同じ歳の頃の男子がこういう話をしてくれると、
「うちの子グマ兄弟は元気かなあ」と思わせる。
本当はあかの他人のキミじゃなくて、
実の息子達から聞きたいよ。
近くにいないとこういう話も聞けないしなあ。
つか、あいつら彼女とかいないしなあ。
これからも作らなそうだしなあ。
面白くねえなあ。<つまりそこ
そしてふと考える。
私は夫選びを間違ったのかなあ。<今更発言
私は一度も白クマに誕生日だからと
特別に何かをしてもらった記憶がないもんなあ。
自分から無理やり、あれしろこれしろ、あれくれ、
ここ行こうとか言わない限り、なーんもなかったなあ。
愛がないんだよなあ。
いや、必ずしもそうではないのか?
このクマは教わらなかったから知らないで育ったんだよな。
つまりそういうことなんだろうな。
いや、同じ親から生まれて、同じくひどい育ちをした
白クマの弟は、ヤク中になって脳細胞が焼けちゃう前は、
やさしくて気遣いの男子だったよなあ。
ということはやっぱり白クマの性格が問題なんだわ。
バレンタインだの母の日だの誕生日だのクリスマスだので
「なんかくれ」と言った日には、「何がほしいんだ?」と
聞かれて、答えると「じゃ、買えば?」となってしまう。
我が家はお財布がひとつで、お互いの給料が全部まとめて
ひとつの口座に入っていたこともあって、
そういうことになってしまった。
それは今思い返すと良くないことだったのかもな。
でもそうじゃないんだよな。
私が欲しかったのは、白クマの自発的な
「妻に何かしてやりたい」
という気持ちだったんだよ。
なかったなーーー。
ははは。
私は白クマにこれでもか!っつーくらい
してきたつもりなんだけどなーーー。
多分それが間違ってたのかもな~。
今更どうにもならねーわ。
来世に期待する趣味もねーわ。