航空発祥記念館・格納庫の航空機たち at 所沢市民フェスティバル | 海と空と航空機ときどき船@白桔梗

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フォッカーDⅦその2
格納庫前にいたフォッカーDⅦ(レプリカ)


西武新宿線「航空公園駅」前のYS11同様、「航空記念公園」内施設「航空発祥記念館」付属ハンガー(格納庫)に展示されている航空機たちも、年に数回だけ観ることができます。

やはりYS11同様今回のようにイベント(所沢市民フェスティバル)ごとに公開となるので、YS11のついでと言ってはアレですが、こちらも初めてなので観てきました。

ちょっと長くなりますが、(全機ではないけれど)撮影してきたものを並べていこうと思います。まあ多くの先輩がたが画像をUPしているので、決して珍しいものではありませんが…


セスナ170

セスナ170

おなじみセスナの軽飛行機ですが、機体上部にあるはずの主翼がありません。
そのせいか、何とも不恰好なかたちで展示されています。

なお右側の壁が格納庫、航空発祥記念館は左側になります。格納庫の背後には、市民文化センター「ミューズ」があります(無駄知識)。

セスナ程度なら、必死こいてお金貯めて免許取れば、生きているうちに操縦できるかな~?なんて時々思うことがあります。ああ、航空機操縦したい。


フォッカーDⅦ

フォッカーDⅦレプリカ

これはレプリカらしいです。よく知りませんが、第一次大戦時期のドイッチュラント機ですか。車輪が自転車のそれみたいです。

この機体は、コクピットに乗り込むことができます。横でスタッフの人が案内や説明をしてくれていました。息子に搭乗を奨めたところ、何故か拒否。息子ェ…


日本大学の人力飛行機

何かの航空機

これといって説明もなくぶら下がっていました。
何なのかよくわかりませんでしたが、後で調べたら人力(!)飛行機だったんですね。
中がよく見えませんが、やっぱり自転車みたいに漕いで飛ぶのでしょうか。


YS11の胴体

YS11胴体

何だか旅客機らしきものの胴体が転がっているなーとは思っていました。
すると、スタッフの姉さんが寄ってきて説明してくれました。


YS11看板

この看板にある通り、YS11の落下衝撃試験に使われた胴体とのこと。実機を輪切りにして使用したということです。

姉さんの説明によれば、高さ3mから落として被害のほどを計測するための試験だったということです。

なお看板の背後には、潰れた胴体が見えます。これが、試験の結果つまり3mから落ちた衝撃でこうなる、というものを示しています。


F-86Dセイバー

F86Dセイバー

戦後間もない頃のニッポンの代表的(て言っていいか知りませんがw)戦闘機です。最初の方の型は今ひとつ不恰好なF-86も、このD型くらいになるといい感じに思えるのは僕の好みでしょうか。

この機体もまた、コクピット搭乗可の物件。僕はもちろん、乗り込んできました。
機体の側では、スタッフの爺さんがよく説明してくれました。


F86Dコクピット

これがF-86Dのコクピット。初めて戦闘機に乗り込んだということで、僕は子どもらよりもテンションが上がっておりました。

なおこのコクピットの装備については、レーダー類(前方上部の穴)を撤去した以外は、ほぼ全てそのまま残っているそうです。スタッフの方がそう説明してくれました。


Mi-8PA

ミル8

ソ連製の輸送ヘリらしいですが、詳しくは知りません(汗
客席に相当する部分には乗り込むことができました。それが以下の画像です。


ミル8座席

いかん、画像がブレてしまいました…
何の変哲もない、座席のみが配置されている機内。果たして乗り心地はどうだったのでしょうか。


ミル8コクピット

これがMi-8PAのコクピット。先ほどのF-86などと比べますと、非常にシンプルな造りになっています。けれど、非常に眺めが良さそうです。


ミル8看板

これがMi-8PAの説明書きおよび諸元。
どうやら、頑丈で使いやすいヘリだったらしいですね。


ボーイング737-200(脚のみ)

B737-200ギア

うーんこのブレブレ画像…まあ気にしない。
ということで、唐突に置かれていたのがコレ。ボーイング737-200の前脚なんだそうです。

航空発祥記念館に展示されていそうですが、何故格納庫に? でも、よく考えたらこの後方には各種航空機のエンジンたちが並んでいました。なので、別に不思議な問題でもないですね。


B737-200看板

ボーイング737というと、今よく見かけるNGシリーズを思い浮かべますが、-200というのはこの脚と車輪を見てもわかるように、相当小さな機体だったんですね。


バートルKV-107

バートルKV107

陸上自衛隊のKV-107です。
これもそうですが、ここ航空公園に展示されている自衛隊出身機は、何故か陸軍じゃなかった陸自のものが多い気がします。個人的には、できれば海自空自機をもうちょっと欲しいところです。


バートル看板

バートルも今ボーイングの一員なんですか。何だかこの数十年で、名だたる航空機メーカーがやたらボーイングに買われてしまっているような気がします。まあ、航空機を開発するのも作るのもお金と時間が思いっきりかかりますので、事業の維持がむつかしいのでしょうか。


東北大学グライダー

東北大学グライダー

何だろうこれ?と思って見上げていたものです。グライダーだったんですね。
なんでも、東北大学の学友会で運用していたもので、実際に飛行場で活躍していたそうです。JA2150と機体記号も取得しているようです。

航研機のような、優美なシルエットですね。


ベルH-13D

ベルH-13D


これも陸自の航空機。何だか「機動戦士ガンダム」に出てくる「ボール」を思い出したのは気のせいでしょうか。胴体後部の代わりに腕をつけたくなります。


ベル看板その2

ここで見学していて気が付きましたが、僕はあまり回転翼機には興味がないようです。何でだろう…?


パイパーJ3C-65

バイパーJ3C65

1941年製の機体を、水上飛行機に改造したもだそうです。ベースはセスナ同様の軽飛行機だそうですよ。

これ、ちょっと操縦席に座ってみたかったな。何故なら、水上機ってどんな眺めなんだろう?という興味がありまして。


おわりに

以上で、画像に収めた航空機とその一部はおしまいです。
他にも例えばエンジンが何種類も展示されていたり、人が群がっていて撮影できなかった機体などがあります。

もしかしたら表記などに間違いがあるかもしれません。その際はご指摘いただくか、勘弁していただけると助かります。

なおここの格納庫は、YS11共々来月11月14日・埼玉県民の日に再び公開されるようです。
この日は、隣の航空発祥記念館が無料開放されます。なのでこちらが手薄になるのは間違いありません。昨2014年の県民の日は平日にも拘らず、大変な混雑でしたから…もし何だったら、また来ようかな。

☆参考:所沢市 航空記念公園に行ってきた。

というわけで、長くなりましたがこれで終わります。