本日は、実に1年振りの、大晦日なのであります。
大晦日と言えば、毎年恒例の、年末囲碁大会なのであります!
おいら、去年は、年の暮れに知人の不幸が有って、
手伝いに駆り出されていたので、2年振りなのであります。
囲碁大会は囲碁大会なのですけれどね、
いつもの定例会とは違って、点数の計算は一切無し!
置き石の数だけは、いつもと一緒なだけです。
順位が、上がったり下がったりする事は、一切無し!
なので、いつもの殺気立った雰囲気は、まるで無い。
呑める口は、もう、ちびりちびりと、やりながら打っている。
まあ、囲碁大会と言うのは名ばかりで、
ほぼほぼ、忘年会だと言って良いのだと思う。
いつもの気の合う仲間と一緒に、わいわいがやがやと、
楽しみながら、打っている。
本当に楽しかった。
大いに負けて、大いに勝ちました。
そして、やっぱり結構、呑んでしまった。
みんなも、楽しそうだった。
やっぱり、こう言う会合は、必要なのだと思う。
ほぼほぼ、忘年会では有るんですけれどね、
それでもやっぱり囲碁大会なのでね、
それなりに頭は使う訳です。
まあ、おいらの場合は、ほとんどの人との対戦では、
下手に成るので、本当に気分は気楽なのですけれどね。
勝つ為の条件は、最初から出来上がっていると言っても良いのだ!
どうすれば、勝てるのかと言うと、
まず第一に、「互角に戦おうとは思わない事」。
最初から、ハンデ(置き石)が有るので、
なるべく穏当な手を打って、安全運転を心掛ける。
最後までそのペースを保って行ければ、
優勢を保ったまま、勝利に結び付ける事が、出来る。
だからと言って、ボ~っとしては、いられないのです。
口では、おバカな事ばっかり言っていながらも、
上手は常に、下手の弱点を狙っているのです。
これは、序盤の布石の段階から、常にそうなのです。
ふざけた事を言って、笑いながら、
常に、下手の弱点を、虎視眈々と狙っているのです。
だからと言って、別に緊張する必要は無い。
基本的には、相手の手に合わせて打って行けば良い。
ポイントと成るのは、上手が、
いつもとは違うような手を打ってきた時!
「どうして、こんなに早いタイミングで、効かせて来るかな?」
だとか、
「なんで、ここで覗いて来るのか?」みたいな時ね。
これが、上手が、おいらの弱点を狙って、
動き出して来たタイミングなのであります。
こう言う時にね、迂闊に普通に受けていたら、いけない!
まんまと罠に嵌って、餌食にされてしまうのです。
このタイミングで、目線を切り替える事が必要なのです。
自分の目線から、上手の目線に切り替える!
上手が狙っている、おいらの弱点とは、いったい何処なのか?
上手は、おいらの何処を狙って来ているのか?
この1点が、勝負なのです。
この1点を解明出来るかどうかに、勝敗が掛かっている。
その点を解明できれば、大丈夫なのです。
確実に、二眼を確保出来るように、行動する。
それで、大抵は逃げ切れる。
一旦、優勢に成ってしまえば、
上手は、更に無理を強行して来る。
切れないハズのところを、切って来ようとして来たりする。
そう成ったら、もう勝ちは近い。
後は、間違えさえしなければ、それで良い。
その為にも、互角に戦おうなどと思ってはいけないのです。
上手を、甘く見てはいけないのです。
全ての上手は、仕掛け人なのです!
まあ、いつも、そんなに上手くは行かないのですけれどね。
まんまと罠に嵌って、
「ギャ~!」と言って、負けたりするのです。
それが、また楽しいのだ。