血液の最近の状況は
- 8月末 ヘモグロビン5.6 その結果 8月末 輸血2単位
- 9月第一週 輸血の結果 ヘモグロビン 6.6 さらに 輸血 2単位 レブラミド開始
- 1週間後 ヘモグロビン 7.9 レブラミド 1週間経過
- 2週間後 ヘモグロビン 7.1 レブラミド 2週間経過
- 3週間後 ヘモグロビン 6.9 レブラミド 休薬期間初日
- 4週間後 ヘモグロビン 7.0 レブラミド 再開
- 5週間後 ヘモグロビン 7.4 レブラミド 1週間経過
- 6週間後 ヘモグロビン 6.9 レブラミド 2週間経過
- 7週間後 ヘモグロビン 6.7 レブラミド 3週間経過 (本日 今日から1週間休薬)
となった。
体重から 2単位の輸血 の影響 として ヘモグロビンの上昇を計算すると 約1.0 上がる
- 8月末 5.6が 6.6 になっているはず
- 9月第1週 実際 輸血前検査で 6.6 だったから ヘモグロビンの 減少 0 レブラミド開始
- 1週間後 輸血により 計算上 7.6 のはず 実際は 7.9 ヘモグロビン 0.3 増加
- 2週間後 ヘモグロビン 7.1 になる ヘモグロビン 0.8 減少
- 3週間後 ヘモグロビン 6.9 になる ヘモグロビン 0.2 減少
- 4週間後 ヘモグロビン 7.0 になる ヘモグロビン 0.1 増加
- 5週間後 ヘモグロビン 7.4 になる ヘモグロビン 0.4 増加
- 6週間後 ヘモグロビン 6.9 になる ヘモグロビン 0.5 減少
- 7週間後 ヘモグロビン 6.7 になる ヘモグロビン 0.2 現象
となる。
これには 6週間前にスタートした レブラミドの効果が上乗せされている。
強引に ヘモグロビンの 最近の増減を計算すると
- 0+0.3-0.8-0.2+0.1+0.4-0.5-0.2 =-0.9
- 8週間なので 週平均 ー0.1位 減少となる。
輸血前の 4週間は
- 6.8 6.4 6.4 6.1 5.6 だったから
- -0.4 0 -0.3 -0.5 なので 平均すると -0.3 となる
- レブラミド 飲んでいない
同様に
- その前の レブラミドを飲んで 輸血前の 4週間は 平均 やはり -0.3
- その前の 4週間の平均は -0.1 (レブラミド 飲んでる)
- その前は +0.2 (レブラミド 飲んでいる)
レブラミドを飲んだ全ての平均は -0.1 となり レブラミドの 効果は ヘモグロビンの減少を 週 0.1 に抑えている。
これは レブラミドで 週0.1の減少に 抑えているという話と合致する。
数字的には そんな 状態である。
やはり レブラミド は 5q- 症候群の治療薬である。
鉄芽球貧血よりも 5q- の方が 貧血を推し進めているのだろうか?
5q- の染色体 観察をしていないので わからないが
https://www.nejm.jp/abstract/vol363.p1025
この論文では
5q 欠失(del[5q])骨髄異形成症候群(5 番染色体長腕を含む中間部欠失)を有する患者は,レナリドミド(lenalidomide)による治療が奏効して臨床的・細胞遺伝学的完全寛解が得られるが,再発することが多い.
https://www.med.kindai.ac.jp/transfusion/ketsuekigaku-6.pdf
染色体レベルでの反応も73%に報告され、45%は細胞 遺伝学的寛解がみられる
と書かれている。
つまり レブラミドでは 細胞遺伝学的に 寛解する場合が あるようです。
私の医師は 寛解は 聞いたことがない と 言われていますが。
それはともかく どの時点で レブラミドを 休止するか という点では ヘモグロビンの 増加が 頭打ちになった時点ですと 東京の医師からは聞いている。
まあ 等分 先のことであろうが。
次回の予測は
- 6.8より 上がれば レブラミドが 効果を持続している。
- ヘモグロビン 急激に下がる事もあるが 医師としては 6.5を 下回る可能性が低く 当面 輸血の準備はしない。
- 次回 下がらなければ 結構いい傾向なのだが 下がると 迷うことに。
今回 200個の観察中 1個 見つかった。
下の 0-0ーX の所が レブラミド 飲んでいない場合である。