どうして ” Give up ” が ” 諦める ” という意味になるの? | 白鴉(shiroa)のビバラムービー

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どうして ”Give up" が ”諦める” という意味になるの?

 
しろあです。
 
素朴な疑問でした。
もはや「ギブアップ」は日本語になっており、「どう? ギブアップする??」とか、
気軽にみんなに使っているかと思います。
 
単語をみると
  ”Give” = ”与える”
  ”UP”  = ”上がる”
という感じだと思うのですが、それがなぜに二つ合体すると ”諦める” ことになるのでしょう?
単語の意味だけ考えれば、なんとなくこんな感じに聞えるかも知れません。
 
「今回のテスト頑張ったから、来月からお小遣い、ギブアップしてあげるね!」
 
与えるものを、アップする。そう考えるとこんな風に ”お小遣いを増やしてあげる” という意味に
聞えなくもないと思います。
でも、子供がお母さんからそんなこと言われたら「いや、ちゃんと小遣いくれや」と反抗されるでしょう。
 
英語の熟語は実に不思議です。
英語に限らず、言葉には見る角度、考え方、捕らえ方によって全く意味が変わるものがしばしばあります。
誰がそんなん考えたんだ?? と考えてはいけません。
”ナプキンをはじめに取った人” が基準となって意味が固定されていくのです。
……意味が分からない人は漫画『スティールボールラン』(ジョジョの奇妙な冒険第7部)の大統領編を読むと分かります。
 
本題に戻りましょうか。
 
”Give up” がなぜ ”諦める” になるのか。
本当に最近、車に乗ってる時にふとわかったんですよ、これ。
他の何か ”UP" が入った英文をラジオで聞いていた時にイメージが沸いたんですよね。
 
それではみなさんにイメージしてもらいましょう。
 
 左手には ”与える人” がいます。
 そこから右にぐんぐん線をひくと、そこに開閉式のスイッチがあります。
 このスイッチは中学生で習う電気回路のスイッチを想像して下さい。
 そう、オンにした時は平らで左右の ”○” と線がつながってる状態になり、
 オフにした時は線が右上がりの斜めで ”○” と ”○” がつながらないやつです。
 (スイッチの線は左の ”○” には接触した状態ですよ)
 そのスイッチをまたぎずずっと線をさらに右に引いていきます。
 するとそこには ”与えられる” 人がいます。
 
さて、これで頭の中の図式は完成です。
 
ではまずスイッチをオンにしましょうか。
”与える人” は ”与えられる人” へ ”何か” を与え続けます。
それはお金であったり、努力であったり、思いであったり。
いろんなケースがあるでしょう。
人から人へと考える必要はありません。”与えられる人” は ”何らかの成果” でもよいのです。
何かが左から右に流れている状態です。
それはスイッチがオンしている状態はずっと続きます。
 
ではそのスイッチをオフしましょう。
そうすると与えていたものが ”与えられる人” に届かなくなりますね。
”何かが止まった状態” となりました。
 
さぁ、そこでこのスイッチの動きをイメージしてみて下さい。
オンのスイッチがオフになった。
右と左の ”○” に接していた線が、ぱっと右上がりに ”上がり” ましたね!
 
アップ(上へ上がる)しましたね!!
 
これが私がふわっと理解した ”Give Up” のイメージです。
なるほど、
 
 たゆまず努力を注ぎこみ頑張っていた行動を、やめる = 諦める
 
ということで意味が見えてきたと思います。
 
そんなん知ってたよ! って言われると辛いのですが、当たり前のようで実は本質がわかってなかった例って結構あるんですよね。
クイズ番組で紹介される言葉の本当の意味なんかと一緒で。
 
当たり前すぎてすでにその本来の意味すら考えないくらい身に付いている単語や熟語があると思いますが、
それらを見つめ直すと面白い発見があるかもしれませんよ。