昨日今日は、浜名湖湖北五山に関わるイベントに行ってきました。

昨日は、浜名湖湖北五山探訪シリーズ第4段、大福寺と摩訶耶寺 平安朝の仏教文化と瓦塔遺跡。
国指定重要文化財を有する地元の名刹湖北五山巡り。第4段の今回は私が住む三ヶ日町。
三ヶ日は大中臣氏の勢力地であり、富幕山にかつては隣り合ってあった山岳宗教寺院の大福寺と摩訶耶寺、そして摩訶耶寺再構のため建てられた瓦塔(遺跡)。
瑠璃山 大福寺(真言宗、本尊秘仏薬師瑠璃如来)は、西暦857(貞観17)年、幡教寺として開創。西暦1207(承元1)年、現在地に再建され、土御門天皇の勅願により大福寺と改称された。かつての壮大な伽藍を想わせる仁王門、野趣に富む庭園(茶人山田宗偏が愛した)、国指定重要文化財のある宝物庫(平安時代大江山酒天呑童子退治の際四天王の一人占部李武が背負った金剛装笈、藤原信実筆普賢十羅刹女像、南北朝の貴重な記録である瑠璃山年録残編)が見所。現在もお寺で作られる大福寺納豆でも有名。
大乗山宝池院 摩訶耶寺(真言宗、本尊秘仏厄除正観世音菩薩)は、西暦726(神亀3)年、行基菩薩開創。その後、一條天皇の勅願により再建。平安時代の様式を持つ鎌倉時代初期の庭園、国の重要文化財の仏像(千手観音像、不動明王像)のある宝物館、本堂の柱や梁の飾り細工や天井の格子絵図などが見所です。摩訶耶寺の庭園は海外での評価も高い名園。
瓦塔遺跡は、摩訶耶寺の前身の新達寺が焼き討ちにあった後、再興を願って、真萱堂の南麓に瓦塔を建て浄財を募った。昭和33年に発掘復元され、現物は奈良国立博物館に所蔵され、現地には復元されたレプリカの瓦塔が建ち、当時想わせます。

今日は、浜松文芸館で開催中の、浜名湖湖北五山ぶらり文学散歩~五山と文学の交差点を歩く~ に行ってきました。
国指定重要文化財を有する寺院 浜名湖湖北五山(龍潭寺、方広寺、宝林寺、大福寺、摩訶耶寺) が登場する文学作品や、各寺にある文芸的な所蔵品が展示されています。





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