2023727日(木)は、朝鮮戦争休戦(終戦でなく)、70年になります。メディアでは北朝鮮の式典にロシアの国防相が参加したことや軍事パレードなどが報じられていた。終戦への道筋はあるのだろうか。

 

私は、ケニヤからスウェーデンへの世界一周の中で(My Little Peace Journeyとしてブログにも書かせていただきました)、906月韓国へ、そして板門店(Pan Mon Jom)へ行きました。当時、大韓旅行社だけがツアーをしていたのですが、行くと満席で、翌朝きたらキャンセルがあるかもと言われ、行くとキャンセルがあり、参加することができました。途中撮影禁止と言われましたが、板門店に到着すると写真放題で、北朝鮮の兵士なども設営できました。国境付近はDMZ(非武装地帯)になっているのですが、その手前には米軍基地があり、それで撮影禁止になったのでした。朝鮮人参は直射日光に弱いとのことで、黒いビニールで覆われていたのですが、その写真を取ることができませんでした。

 

 

北朝鮮の韓国侵攻に、国連安保理で国連軍の決議がされ、当時のソ連が拒否権でなく、欠席をし、16か国による国連軍が組織されました。現在は米軍だけが駐留しています。ツアーガイドの女性が、今も国連軍が守ってくれていると、説明をされていました。実際米軍が国連軍のヘルメットをかぶり、行き来していました。私が国連軍ではなく、米韓安保条約に基づく米軍ではないかと質問すると、今までこんなに質問を受けたのは初めてだと言い、喜んでおられました。おそらく、当局からそういう説明をするように言われていたのだろうと思います。

 

そして、もうひとつ、中立国監視委員会として、スイスとスウェーデンが、非武装の兵士を派遣していることを知りました。スイスはともかく、NATOに加盟した後スウェーデンはどうなるのでしょうか。

 

その後、その司令官がマッカーサーであったことや、その本部が横田基地にあることなどを知りました。さらに、日本も機雷除去などに派遣し、死者が1名でていることや、そのことは秘密裏に行われていたことなども知りました。

 

北朝鮮と韓国、米国とは厳しい状況にあります。日本も拉致問題を含め、全く道筋がみえません。かつて、日本社会党も交流があったようですが、亡くなられたアントニオ猪木さんのように、いわゆる野党外交もあまり期待できない状況です。本来であれば、日本が仲介役となって、南北の対話、さらに北東アジアの非核化、軍縮へ向けてリーダーシップを発揮してほしいと思うのですが。

 

かつて、東西ドイツや南北朝鮮がクロス承認で国連加盟をしたように、台湾も国連加盟をし、中国と台湾が対等な関係になってほしいと思うのですが。ロシアのウクライナ侵攻もまもなく1年半になろうとしています。希望の光はどこにあるのでしょうか。