今年 2016年3月9日、とつぜんの血尿から左腎臓がんが発覚しました。
がんは最大径7cmで腎内に限局。リンパ節への転移はありませんでしたが肺への転移が確認されました。
いわゆる、T2a N0 M1 で、ステージ４の進行がんです。
4月7日に腹腔鏡下で腎摘出手術を行い、5月31日からインターフェロンによるサイトカイン療法をはじめたところです。
これまでの経過は、以下のとおりです。
2016/03/09(水)
07時 とつぜんの排尿不全＆血尿
09時 近所のＮ泌尿器科診療所を受診
・ 膀胱洗浄ののちエコーにて左腎に10cmφのう胞と7cmφの腫瘤が認められる。
・ Ｎ医師みずから区内Ａ病院での腹部ＣＴを予約（03/11）してくださる。
・ 血尿に対して止血剤を処方される。
13時 勤務先へ
・ 向こう３日間のすべての業務をキャンセル
2016/03/10(木)
11時 Ｎ泌尿器科診療所を受診
・ 背部（左腎部）に強い痛みあり
→ 点滴を２時間やって沈静
→ 鎮痛剤を処方される
・ 血尿が続いている
→ 腫瘍によるもの。過度の運動は制限が必要。
2016/03/11(金)
13時 Ａ病院へ
・ ＣＴ撮影 ＣＤ－Ｒでデータをいただく。
16時 Ｎ泌尿器科診療所へ直行
・ ＣＴ読影により 「 左腎がんの疑い 」
→ Ｎ医師みずからＢ大学病院泌尿器科を予約 （03/15） してくださる。
2016/03/15(火)
10時 Ｂ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ ＣＴ画像にて 「左腎がん」 と診断される
→ のう胞が大きいので、開腹による左腎の摘出手術が必要。
→ 予約が一杯のため、手術は６月。 一応キャンセル待ちを掛ける。
・ 術前の準備として、胸部ＸＰ、採血、ＥＣＧ、肺機能等の検査を実施。
13時 勤務先本部へ
・ 事情を報告、当面の業務キャンセル
・ 高額療養費の限度額認定証を申請
15時 ふたたびＢ大学病院へ
・ 肺転移チェックのため胸部ＣＴを撮影
2016/03/16(水)
09時 妻とＢ大学病院へ
・ 麻酔科外来にて、術前の準備や全身麻酔などの説明を受ける
・ 15時 画像診断センターにて骨転移チェックのため全身シンチ撮影
2016/03/17(木)
午前より37度台の発熱＆だるさあり
2016/03/18(金)
16時 Ｎ泌尿器科診療所を受診
・ 昨日からの発熱はカゼかもしれないが、腫瘍熱の可能性もある、と。
・ 検査のため採血
2016/03/19(土)
09時 Ｎ泌尿器科診療所を受診
・ 血液検査では白血球上昇と軽度の貧血がみられる、と。
→ 経過観察とする
・ 時おり血尿が見られる
→ 水分を多めに摂取し、過度の運動は制限するように、と。
2016/03/20(日)
背部痛と37度台の発熱あり
2016/03/22(火)
14時 妻とＢ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ 先週の検査結果
→ 胸部ＣＴにて、両肺に一つずつ5～6ミリの転移がんあり _|￣|○
→ シンチでは左大腿部と左頭蓋のあたりに集積像あり
2016/03/23(水)
16時 Ｂ大学病院画像診断センターへ
・ 骨転移チェックのため左下肢のＣＴ撮影
2016/03/24(木)
11時 勤務先へ
・ 所属長と面談
→ 長期欠勤の方向で手続き等を進めてもらう
2016/03/25(金)
12時 Ｎ泌尿器科診療所を受診
・ 先週から、発熱が継続
→ 腫瘍熱の可能性が高い。腎摘出により消失するだろう、と
・ 肉眼的な血尿はなくなったが、腎摘出までは再発する可能性あり。
→ 水分を多めに摂取する。過度の運動は制限が必要
・ 勤務先へ提出する診断書をいただく
2016/03/27(日)
09時 Ｂ大学病院泌尿器科Ｆ医師より電話
・ ６月とされていた手術の予定を早めることが出来た、と！
→ ４月５日入院、４月７日に手術となる
2016/03/28(月)
13時 勤務先へ
・ 所属長と面談
→ 長期欠勤に関する書類等を提出
2016/03/31(木)
12時 Ｎ泌尿器科診療所を受診
・ Ｎ医師にＢ大学病院での診療経過と今後の予定を報告。
・ 腫瘍熱に対して解熱剤を処方される
2016/04/02(土)
11時 妻とＢ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ 手術についての説明
→ 開腹手術の予定だったが、科で検討して腹腔鏡下の腎摘出手術にした、と。
・ 入院中に必要な腹帯や紙おむつ、靴を購入、寝具、寝巻きの貸し出し手続き。
2016/04/04(月)
13時 Ｂ大学病院画像診断センターへ
・ 脳転移チェックのため、頭部ＣＴ撮影
2016/04/05(火)～04/15(金) Ｂ大学病院泌尿器科病棟 入院・手術
・ 04/05 入院
・ 04/06 諸検査、術前処置、説明など
・ 04/07 絶飲食、16時より左腎摘出手術開始、21時終了、ＨＣＵへ
・ 04/08 超激痛～、寝たきり、午後泌尿器科病棟へ戻る。
・ 04/09 激痛、半寝たきり、介助にて立位、室内歩行可、バルン抜去
・ 04/10 疼痛、端座位、立位、病棟内自力歩行可、ドレーン抜去、介助にてシャワー浴
・ 04/11 並痛、病院内自力歩行可、持続点滴抜去、自力シャワー浴可
・ 04/12 軽痛、日常生活動作自立
・ 04/13 痛み体動時のみとなる、院内徘徊、悠々自適（笑）
・ 04/14 同上、抜鉤
・ 04/15 退院、腎がん治療の第一ラウンド終了
2016/04/16(土)
発病以来、久しぶりのビール
→ 感動的にうまいだろうと思っていたが、そうでもない（笑）
2016/04/21(水)～04/25(月) 妻と、故郷の札幌へ
・ 85歳の父（要介護５）は介護施設に入所中。
・ 79歳の母（要介護１）は、在宅サービスを利用してなんとかひとりで自宅生活。
・ 弟夫婦に会い 「腎がん、肺転移あり」 の病状を伝える。
・ 術後の症状 （疲れ、めまい、吐き気、創部痛など） いろいろあり。
2016/04/26(火)
13時 妻とＢ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ 採血ののち診察
→ 摘出腎の病理結果を聞く予定だったが、まだ病理医の所見が出ておらず説明なし。
→ 術中の 「手応え」 や肉眼所見では近接臓器との癒着や浸潤は見られなかった、と。
・ シンチでは左大腿部と左頭蓋に集積像があったが、ＣＴではいずれも異常なし。
→ 現在のところ、転移がんは両肺にひとつずつ。
・ 今後の治療方針は病理所見が出てから。それまで術後の休息をして下さい、と。
→次回診察は05/10
・ 会計で入院医療費を支払い。
2016/05/06(金)
13時 勤務先へ
・ 休職中だが、出来る仕事だけ週1回程度の部分勤務とする。
→ 「退院おめでとう」 の花束いただく。感涙・・・
2016/05/10(火)
15時 妻とＢ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ 採血ののち診察
→ 病理の結果、腫瘍は悪性で淡明細胞がん。肺転移あり、ステージ４
・ まずインターフェロンα300万UI 自己注射によるサイトカイン療法を行う。
→ インターフェロンの効果や副作用などの説明。
→ 次回受診時（05/17）に自己注射法の説明を受け開始する。
2016/05/11(水)
16時 勤務先へ
・ 重要会議があったので出席。
→ アタマ回らず （-_ｰ；）
2016/05/15(日)
11時 大学時代の恩師宅へ
・ 病気の件を報告
→ 近藤誠医師の「がんと闘うな」等の書籍をいただく。
2016/05/17(火)
13時 Ｂ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ 本日よりインターフェロン開始の予定だったが、踏ん切りつかず保留に。
→ 我ながら優柔不断だが、「無治療」の誘惑もあり、治療すべきか迷う。
・ Ｆ医師より 「 納得いくまで迷ってください 」 と。
→ 一応２週間後の診察まで 「 迷う 」 こととする。
14時 Ｂ大学病院 がん相談支援センター
・ とくに相談することは無かったが、発病から現在までの経緯を話す。
2016/05/31(火)
12時 Ｂ大学病院泌尿器科外来を受診 担当Ｆ医師
・ 本日よりインターフェロンによる治療を開始とする。
→ 今後の日常生活の注意や万一の場合の対処法等につき説明。
14時 Ｂ大学病院 地域看護科へ
・ ナースから自己注射法や器具の取り扱い説明。
→ 説明にしたがって14:30に第１回目の自己注射を行う。
以上、これまでの経緯です。
発病以来、同じような境遇の方々のブログなどをたくさん拝見してきました。
多くの知識や情報をいただきました。元気付けてもらえることもありました。
こうした情報発信は苦手ですが、もらってばかりではいけない。
ヘタクソながら自分でもなにごとかを発信しなけりゃ。
ギブ＆テイクだ！
そう思い、遅ればせながら自分でもブログを始めることにしました。
テイクばかりでギブはあまり出来ないと思いますが、
よろしくお願いします m(_ _ )m
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