本日は経営政策常任委員会の管内視察で三田市内の水道施設を視察してきました。

最初の視察先は兵庫県営三田浄水場です。

西野上にあるこの施設は、三田市だけでなく篠山市、三木市、加東市、小野市、西脇市、神戸市の7市に配水されています。

それぞれの管路は網の目のように繋がっていて非常時に柔軟に水を送ることができるようになっていました。

青野ダムを通った水が上水になるまでの行程を説明頂いた後に泥水がきれいになる過程の実験を見せて頂きました。
小学生が受けるプログラムだとは思いますが、大人がみても感心できるものでした。
きれいになった水はそのまま飲めそうに思いますが、検査の工程を受けていない水は飲めない水となるそうです。

 

続いて弥生が丘配水池の視察です。

浄水された水はポンプの力を使って一度高台に蓄えられます。

そうすることで自然流下の力により、水を走らせることが出来るようになります。

弥生が丘の高台は周囲が見渡せて素晴らしい景観でした。

ここから各家庭に水が走って行くのかと思うとなんとも言えない気持ちでした。

写真は弥生が丘配水池の管路です。(写真が横を向いていますが・・)
見たこともないような太さの管を水が走って行きます。

地震等で管路が抜けた時に大量の水が噴き出す事が起きないように緊急遮断装置も備えられていました。

最後は有馬高校のとなりにある古城浄水場です。

かつては三田市の水を担っていた古城浄水場ですが、県営三田浄水場が出来たことにより依存度は下がったものの

三田市の抱える浄水場として活躍しています。

沢山のモニターが設置されていて、この施設に関係する映像だけでなく独立している高平浄水場や母子浄水場の監視カメラにもつながっていました。

現在山田ダムの排砂ゲートの工事も進んでいますが、完了後にはダムの貯水管理の為に設置する監視カメラのこの場所に繋がるそうです。

三田の浄水場の拠点とも言える場所でした。

写真は三田市内の配管図です。

どこかに異常が出ても別ルートから水を送ることができるようによく考えられていました。

普段当たり前のように使用している水道ですが、こうして取水場から蛇口に繋がる過程を見ることできて良かったです。