西浦上中学校での夢のような2ヶ月が終わろうとしている。

出会った時の彼らは、いわゆる普通の中学生だった。
発声練習・セリフの読み合わせなど、どれをとっても僕の想像の範疇を超えることがなかった。

ところが、いろんな事がきっかけとなって、彼らは自分が現段階でできる事の一歩先を掴もうとし始めた。

僕は年齢によって指導方針を変えるような器用な事はできない。
だからいつも全力で行く。
これで駄目なら、何をやっても駄目だという、なかば開き直った感じだ。
「同じ24時間を生きているのなら、プロもアマもない。子供も大人もない。せっかくだから努力しろ」と言う。

彼らに響いたかどうか分からない。

明日彼らは自分達の作り上げた舞台に立つ。

舞台が大好きだから立つ子もいる。
自分自身の内にあるものに打ち勝つために立つ子もいる。
色んな想いを胸に一生懸命立ち続けてほしいと思う。

「僕の部屋の椅子」という作品です。
「西中祭」演劇は午前11時の予定。
ぜひ!いらっしゃってください!