第61期王位戦第3局の戦評 | ひげのブログ

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葉っぱ踏み踏み

1・後手木村王位の52手目の6二銀と

一度前に出た銀を引くのは、

弱気の表れで終局後のコメントの通り、

面白くない将棋にしました

ここは、8五銀と前に出て、9筋からの端攻めをすべきでした

 

2・53手目の4六歩後の4五歩からの桂跳ね警戒で

3四銀から1三銀と展開するのは、弱気ですね

 

3・89手目1五角から、藤井棋聖が有利となりました

 

4・問題の場面は、119手目に現れました!!!

実際は2二銀でしたが、ここでは3四歩と打つべきでしたが

歩切れが怖かったのかもしれません

この時点でAI判定では、53:47でほぼ互角になりました

 

5・121手目の2一銀打が更なる悪手で、

ここでは3三銀打とすべきでした

この時点でAI判定では、46:54で木村王位有利になりました

 

6・有利だった木村王位の最後の敗着は、3三銀

一見馬取りに当てて良さそうなのだが、ここは

1三銀が正解でした

この後3二銀成で銀取に来られて困りました

ここからは、一転藤井棋聖が勝勢になりました