不妊ってなんぞや、と一言で言えば、子供が出来ないこと
健康な適齢期の夫婦で特に避妊もしていないのにも関わらず子供が二年できないと不妊認定。
うちは三歳になろうとする息子以降、子供ができる気配がない。つまり不妊。おk、妊活する。



次の子ほしいなって呟くと、だいたいの人は焦る必要ないんじゃない?と言ってくれる。
うん、気遣われてるの、わかる。でも焦らなきゃダメだろう、だって妊娠は明確な期限が設けられているのだから。
私はまだ二十代後半で、別段健康上に障害もなく(デブを障害と言うなら障害だけど)産むことにさしたる問題はない。しかし問題は旦那である。一回り以上年上で、ついに大台に乗った旦那が例えば四十代後半でうっかり子供が出来たらどうなるか。シミュレートすると絶望しか見えてこないんだよね。
例えば四十七くらいで子供が出来たとするじゃんね、四十八で産むじゃんね。一回り年下の私はかろうじて高齢出産になるかならないかくらい、おけ、いけるとしよう。それで子供が問題なく育って大学に入ろうとするじゃんね、十八年後。旦那いくつだよ、六十五だよ。卒業するとしよう、七十近いよ。おじいちゃんみたいな年齢だし、どう考えても定年迎えてるし、その子が大学在学中は間違いなく無職だよ。貯金切り崩して年金とともに不安を抱えながら生活しなきゃいけないよ。しかも子供が「大学院行きたい」とか言い出したら「おいふざけんな」って言っちゃうよ。それくらいギリギリだよ。

そんなわけで、自然に任せていたらとんでもない状況になりかねないので、もう若いうちにぱぱぱっと産んでおいて、後はもう産まない、と決めておいた方がいいの。そのためにはちゃちゃっと子作りしないといけないわけ。
ほんとは子供が二歳になったころくらいから言い出してたんだけど、旦那が「えー、自然に任せようよー」とか言ってたのね。でも自然に任せると言ったくせに協力的じゃないし(性癖的な意味で)現状なんで私が焦るのかを認識していない。子供が一人生まれたからそれで満足、みたいな気分でいるみたいで、まして弟のところに一人生まれたから「もういいじゃん」みたいな気配が透けて見える。
だから子供が三歳になる最近に突き付けてみた。「子供を作るか、作らないか」。作るならがっつり集中して不妊治療に臨みたいし、作らないならもうできないようにピル処方してもらうし。
子供作らないと決めたら万が一出来ても堕胎する、それくらいの覚悟で聞いてみたら「わかった、協力する」と不妊治療を始めることを了承した。最初から言えばよかった。一年無駄にしたわ。


そんなわけで不妊治療を開始。
まずは私の生理不順をなんとかしたくて、オリモノもおかしいので今日婦人科に行ってきた。
でもおかしいオリモノはすっかり通常通りに戻っていて、子宮も異常なし。ついでに子宮がん検診もして、性病検査もして、検査結果は二週間後。
何もないことにほっとしつつも、一番驚いたのは初診料取られた上に検査料で一万円近く吹っ飛んだことだよね。一回の検査でこれか…貯金持つかな…先が思いやられるぜ。ま、不妊治療は違う病院に行く予定なのですが。