みずがき山自然公園内のキャンプ場

みずがき山自然公園キャンプ場は中央高速の須玉インターから北東へ約1時間、秩父多摩甲斐国立公園の特別地域に位置するみずがき山自然公園内にあるキャンプ場で、瑞牆山の西麓に広がり周囲はカラマツ、シラカバ、ミズナラなどの林に囲まれています。標高は1450メートルほどあり夏季でも爽やかです。

自然公園は駐車場を真ん中に、西側が管理棟やキャンプサイト、東側が広々とした芝生広場になっています。この芝生広場からの瑞牆山の景観は圧巻。花崗岩が風化や浸食で独特の岩の表情を見せ、登山やロッククライミングのゲレンデとして人気だそうです。

 

キャンプサイト

管理棟は地方の道の駅の風情で地元産品などの売店、そば店からなります。キャンプの受付はこちらで。料金を支払い日付を書いた札をもらいテントやタープに掲げておきます。料金は1人 1500円、2~4人 3000円、5人以上 4000円、タープ 1000円、デイキャンプ 大人300円、中学生以下無料。ごみはすべて持ち帰りです。このキャンプ場は原則予約不可、チェックイン、チェックアウトの時間制限もありません。管理等閉鎖時間は備え付けの箱に料金を入れるシステムで、ある意味とても自主性に任せた運営になっています。

 

キャンプサイトは駐車場の西側、ロッジ風の管理棟を中心に南北に広がります。南側に広がるメインエリアと道路を挟んだ北側のエリアに分かれ、全般的に平坦で周囲が木々に囲まれていて林間の趣があり、中央部は開放的な広場です。車の横づけが可能です。

南のメインエリア

 

北側エリア

 

地面は深めの芝?草?です。ペグが打ちやすい上にしっかりと効き、寝ても柔らかい。にもかかわらずキャンプチェアが埋まらない程度の締りがあります。これはとてもいい地面でした。もちろん直火はNG。焚き火をする場合は焚火台等を使います。

 

施設ほか

管理棟の売店には薪の販売、簡単な調味料類、燃料類、ビールなどが置いてあります(9:00~16:30)。管理棟の外にはソフトドリンクの自動販売機があります。

トイレは管理棟内(北側)に男女別が、サイト西側に仮設トイレが2基。管理棟内のトイレはウォシュレットはないもののとても清掃が行き届いている様子でした。他に炊事用の東屋があり、水場とカマドがあります。シャワーや風呂はありません。必要十分といったところでしょうか。

 

このキャンプ場は瑞牆山の登山基地でもあり、山登りや、ロッククライミングのザイルやカラビナをガチャガチャとつる下げたクライマーなども泊まっています。さわやかな高原とはいえこの酷暑の候、サイトはまず木々を背負った周辺や木陰から埋まっていく傾向です。予約なし、入退場の時間制限なしなので気軽に使える反面、結構遅い時間にも車の出入りがあったりするのでなるべく通路、道路から離れた場所が確保できるとベターです。

私がうかがった時の気温は日中が27℃ほど、夜から朝は20℃前後だったでしょうか。連日の35℃越えの平地に比べると夢のような爽やかさでした。とても良いキャンプ場でまた利用してみたいと思います。

みずがき山自然公園 | ほくとナビ (hokuto-kanko.jp)