7月5日 金曜日 曇り 生温(なまぬる)い風。

今日も暑い。日本が変になってきたました。

 

気象庁のおもしろいデーターを発見しました。

【今日の全国観測地ランキング】です。

本日(7月5日)の観測。

三重県松坂市粥見(かゆみ)で何と39.7℃(13:37)

観測史上1位の値を更新だそうです。

もうちょっとで40℃! 嘘でしょう!

熱中症には注意しましょう。

 

ところで七夕の話の前に・・・。

新札の話から。

銀行に午後1時に両替に行ってきました。

新しいお札の肖像になった3名の話しから。

一万円札は渋沢栄一さん
(生涯に500もの企業の設立に関与したといわれる実業家)
 
五千円札は津田梅子さん
(日本最初の女子留学生の一人であり、女子英学塾、現在の津田塾大学を創立した教育家)
 
千円札は北里柴三郎さん
(世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功し、私立北里研究所を創立した細菌学者)
 

一万円札の裏面のデザインは、赤レンガ駅舎として親しまれてきた歴史的建造物である「東京駅丸の内駅舎」です。

日本を代表する名建築を手掛けたことで知られる辰野金吾さん。この方は佐賀県唐津の出身です。

他に有名なのが日本銀行本店。「円」という形で有名な建物です。

そして我が武雄温泉のシンボル、楼門を手掛けた人なのです。

 

2019年に没後100年を迎えたこともあり、改めてその作品に注目が集まっているんです。

 

ついでに

五千円札は古事記や万葉集にも登場し、日本では古くから広く親しまれている「フジ(藤)」の花。

千円札は江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の代表作である「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」です。
 

長くなるけどお付き合いを・・・。

本題です。

 

今回は「七夕」についての蘊蓄(うんちく)です。

「七」と「夕」で、どうしても気になるのが「たなばた」と読ませるのか・・・。

知ってますか?

 

五節句(ごせっく)ってわかりますか。

 

ここからスタートしましょう。

五節句とは、日本の伝統行事の一つで、正月、ひな祭り、こどもの日、七夕、お月見の5つの節句を指します。

  • 人日(じんじつ)の節句(七草の節句 )一月七日
  • 上巳(じょうみ)の節句(桃の節句)三月三日
  • 端午の節句(菖蒲の節句)五月五日
  • 七夕の節句(笹竹の節句)七月七日
  • 重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)九月九日

奇数は縁起のいい数として考えられていたのです。

 

本当は七夕(たなばた)と読まず七夕(しちせき)の節句と読みます。

 

ここがポイントです。

 

七夕(しちせき)の節句は、七夕(たなばた)祭りのことなんですね。

 

七夕は、彦星と織姫が年に一度だけ天の川に橋をかけて会うことを許された日という「星祭」の伝説で親しまれていますが、

こうした習俗は、奈良時代に中国から日本に入ってきたものです。


しかし日本では古来、お盆に祖先の御霊(みたま)をお迎えする前に、棚機女(たなばたつめ)と呼ばれる乙女が、

人里離れた水辺の機屋(はたや)に籠(こも)って神さまをおまつりし、それが終わった日に、禊(みそぎ)をする行事がありました。

 

出てきましたね。

棚機女(たなばたつめ)・・・。

これなんですね。

 

ここがポイント。

本来の七夕(たなばた)の漢字は「棚機(たなばた)」なのです。

 

ではどうして「七夕」?

 

昔、各家庭では7月7日夕方より庭先に笹の葉を立て、お願い事を記した短冊を吊しました。
このため「七(日)の夕」と書いて「たなばた」と読むようになったそうです。

 

※ここが蘊蓄ですよ。

わかりましたか、七日の夕方のこと。

七夕(たなばた)を「たなばた」と読む不思議な当て字ですね。

 

 

そこに中国から星祭と乞巧奠(きっこうでん、技能や芸能の上達願うお祭り)の風習が入ってきて、七夕という節句行事へと変化して行ったんですね。

 

今日はここまで、あとは調べて見ましょう。

どうして一年に一度、彦星と織姫が会うことを許されたのかは

とても面白い話があるので調べてみましょう。

 

紫陽花を剪定しました。

 

来年も綺麗に咲いてね。