コロナでいろんな行事が中断されて4年5年・・・

毎年行われていたこの地区での神社のお祭りも中断されていました

それをまたやろうという事になって

主人が年功序列でのお役を頂いてあれこれと準備に追われる日々をまじかに見て

ふと思い出した歌がある

♪村の鎮守の神さまの今日はめでたいお祭り日ドンドンヒャララドンヒャララ

ドンドンヒャララドンヒャララ朝から聞こえる笛太鼓♪

昔から自然には神様がすんでいて森にも神様がいると信じられ神の住まいの神社ができた

そして神々に「感謝と畏敬」の念を捧げ私たちの祖先は収穫した米や作物を奉納してきた

今私がすむこの地区には古くから神社があってコロナの前には

子ども神輿が近くを練り歩いたり係の方が交代で焼きそばやおでんを作り振るまって

和やかな暖かな雰囲気のお祭りがなされていた

好評の抽選会には農産物の景品が出て行列を作ってくじを引く地区の皆さんの姿

おみくじの後利益があり獲得した景品を重そうにニコニコしながら持ち帰る姿に

いつもティッシュの私は羨ましくそうかーといつものおこないを反省することしきり

やっぱり神様はよく見ていて努力した人や行いのいい人にご褒美を上げているんだろうな

そんなことを思ったり

殆ど顔見知りなどいない私ですがたまには主人お知り合いの方に声尾をかけてもらったり

あら前に見た丘をだけどお元気で今年も来られたのだなとホッとしたり嬉しかったり

小さな子どもを連れて親子で焼きそばをほおばりながら楽しそう

たなには卒園児にあったりできる場所ひと時に同じ地区だったんだねーと親しみがわく

そんなことを思いながら自分の今までを振り返ってみると

私は両親の生き方に知らず知らずのうちに随分影響されてきたのだと思う

小さい頃長い長い階段の先にあった神社のお祭りに手をつないでいったっけ

(見上げるほどのずっと上の階段の先にあった神社が神様に近い場所であったのだろうか)

家族で上り詰めた場所にはたくさんの地区の人が集まっていて友達にあったり

おばちゃんたちに会うと母に挨拶を促されてぺこりと頭を下げてぎこちない挨拶をして

大人がするように手を合わせ社務所の方に向かってお辞儀をすると

幼心にも少しだけ神聖な気持ちになった気がしたものです

ご近所の顔見知りの方や久しぶりに顔を合わせる方との挨拶がお祭りのメインだったのか

おやつもままならなかった時代お菓子を1つ頂いて子どもたちの笑顔がたくさんあった

神社のお祭りは極めて簡素だったけどここそこに笑顔の花が咲いていたような記憶がある

長い階段を上がって神様に手を合わせた子供が手にしたお菓子は神様からのご褒美だと

元気に育った感謝や家族や地域の方々の優しさや笑顔の中で生きられる事への感謝

主人が神社の役を引き受けてから幾度となく神社やお祭りについて話す機会があった

そんな中で改めて手を合わすという行為やお祭りの意義を考えると

やはり大人の後ろ姿はとても大事だと思う

コロナで中断していたお祭りを再開する役員の方々のご苦労は大変だけど

地域の方々とのたった一言の挨拶が安否確認になり

ママが神様に手を合わせる姿に子どもは大切なことを感じ取ってくれているに違いない

ほんのひとときではあるけどこうした瞬間を大切にしたい

一人では生きられない世界 いかされている事への感謝を見失いがちな現代だからこそ

生きる喜びを分かち合い地域社会とのつながりを深める事人々の思いや願いに触れる事

祭りが地域住民の連帯意識や地域に対する誇りや愛着を育てる役割を担っているのかも

お祭りの再開を楽しみにする日々です