チューリップ子育て会〜西寺尾保育園
宮前平チューリップ代表、塩沢節子より
乳児〜幼児の子どもが育つ上で大切なことを、お話しをしました。頭、体、心、どれもバランよく発達していくことが望ましいです。どれも、しお持論、チューリップ論です。
◇頭とは考えること
数や文字、生活の中で家庭(保育園)でどう興味付けて楽しく知っていくか。例えば、オヤツはわざわざバナナとりんごどっちがいいかを決める。お盆にのっている幾つかの中から、選ぶのですが、切り方によってみな違う形です。少しでも大きなものを選ぼうとします(笑)これは、どれが一番大きい?なんて質問や問題を出さなくてもそうなることです。
頭がいい、というと何かを覚えていたり、もう字が読める書ける、ということにお母さん方はすごい!と思うようですが、自ら考える答えを導き出す回路こそが賢い子だと思います。字の読み書きはいずれ必ずできることでもあるし、記憶力チャンピオンはPCがでてきている現在では意味がありません。創造、想像する力、問題を解決する能力、その土台を乳幼児期につけていきたいですね。
◇体とは丈夫な体つくること
まずは歩くことが大事!
何十年か前、著名な先生の勉強会で一歳1キロ、二歳2キロ、三歳3キロ、それだけ歩かせることがいいと聞いた時、正直驚きましたけれど、実際それができるものなのです。歩くということは、当然外を探索します。風を受け花の香り鳥の声を聞き、お友達やお母さんと手を繋ぐ。体をつかうことと五感を使うことが同時に起こるのです。だから子どもは、外が大好きです!
もしも子どもが外に行くことを嫌がるのであれば、それはその機会を作っていなかったから、ということになります。
歩くことも、歩かせていなければ歩けるようになりません。座って食べることも、いただきますも、大人がやって見せ伝えなければできないことです。7歳になるまで沢山歩いて沢山外で遊んで、たくましく育ってほしいのです。今日も寒い中裸足で水を汲み、公園遊びをしていた数名。丈夫に育ってるなぁと思います。
◇心とは自分の気持ちを知ること
これは上記に書いた二つともつながってくることですが、自分の気持ち(感情)を大切にする、ということです。何をして遊びたいのか、何が嫌なのか、誰が好きなのか嫌いなのか、それは親や大人が決めるのことではありません。心は、その子のものなのです。なので『いれて、いいいよ』をセットで教えることには私は抵抗しています。なんでも『いいよ』と人に対して許可をすることが、自分の心を大切にするとは思えないからです。自己主張によるケンカやトラブルもあるでしょう。ぶつかりながら、傷つけ合いながら、優しさも思いやりも育っていくのです。
好きなことを好きなように。満足するまで遊びこむこと。自由には責任が伴います。放任ではありません。2歳でも、6歳でも、その子らしさと尊厳を保証していくこと。
長くなりましたが、昨日のお話会にプラスして書きました。お母さん一人一人が違うように、保育士さんもそれぞれ、子どもたちもみんな違います。その子に、今何が必要なんだろう。頭と体と心を全開にしてピッカピカな毎日を送っているだろうか…
子どもたちと関わらせていただく日々。笑ったり悩んだり、しながらみんなで子育てしていきましょう。
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