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今年も大新涯鎮守 塩崎神社の秋祭り(神社の年中行事の中でも最も大事なお祭り)の時期が近づいてまいりました。本年度も残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、地域の皆様の安全と健康を鑑みて、皆様が楽しみにしてくださっている、前夜祭(お祭り前日の夜)のお神楽奉納、夜店、例祭当日の子ども神輿巡行は中止ということになり、静かに神事のみ斎行することとなりました。

 

 

●この地の秋祭りの意味

私たちの祖先は、昔より日本の風土に根ざした稲作を基盤としてその生活を営んできました。氏地である大新涯の地(現在の福山市曙町学区・新涯町学区)は、この地に入植された先人が苦労して拓いた地で、農業を生活の中心としてお守りいただいた地であり、そのコミュニティーセンターとしてこの塩崎神社が機能していたのではないでしょうか。

 

 

元来、海を干拓して出来た地でありますから、最初は塩分を多く含む土地であり、ぬかるんでいたようです。稲作が十分に出来るまでは、私たちの祖先においては、大変なご苦労があったことと思います。

春に植えた稲が、秋になると豊かな収穫となって刈り取られ、その豊作は生命を維持する重要な出来事であり、皆と協力して生活することで、達成できるものであったのではないでしょうか。その喜びはひとしおであったと思います。その感謝の気持ちを氏神さまに報告し、皆で分かち合い、祝うことが秋祭りの本義であったと思います。

 

 

 

●恵みへの感謝

神々の恵みへの感謝を捧げ、またその喜びを人々とともに分かち合う祭、そうしたお祭りは私たちの社会生活の上で良き経典でもあったようです。神社に集い、ともにお祭りを奉仕することを通して、共同体の一員としての自覚を新たにし、社会生活

そのものを営む活力を得ていたのではないでしょうか。

 

参考資料:氏子のしおり 第35号

 

 

 

塩崎神社HP

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