前回のつづきである。
もう少し、お付合いを。
・社員が高尚な理念を白々しいと思う場合→素晴らしい考えと支配的な考えが異なっているからだ。視派的な考えは、プロセスや規範と一体になり、社員が組織の価値と目的を体現できるようになっていなければ、本物とはいえない。
・民主主義の能力とは自然のつながりから育つ。民主主義は自然と言う言葉の弟のような存在。
・「徳」のあるリーダーが求められている。今のリーダーは経営という技術に長けた技術者が多い。
・なぜ、それほど不幸なのか。それは考えること為すことの99%が自分のためだからだ。
・未来の指導者は、個人だけでなく、集団、組織、コミュニティネットワークになる。そうしたネットワークが真に目覚めた意識で動くには、多くの人たちが自分を磨き、出現しようとする未来に尽くす能力を高めなければならない。→修練「人格を磨くこと」が、これからのリーダーに何より求められている。
・「測れないものは、管理できない」「測れるものにしか関心を払わない」という経営の常識をすてよ。
・「形態共鳴」:生命体の形態形成場自体が進化する。例えば、キリンの胎児は成長したキリンに共鳴し、種の集団的記憶を呼び起こすと同時に、種の記憶形成に貢献する。
・「内蔵秩序」:全体から生まれる。例えば、音符は一つでは意味を成さない。
・自分自身が「他と切り離された存在」だと感じるのは「意識の錯覚」。人間の使命は、共感の輪を広げ、あらゆる生き物、自然すべてに美を見出すこと。
(つづく)
